地黒黄味肌ブルベ冬とは何なのか

ブルベ冬といえば、雪のように色が白いとか目と髪が真っ黒とかそういう白雪姫的なイメージが付きものである。
そういう方も勿論いるだろうが、個人的には地黒で黄色味のある肌のブルベ冬の方がブルベ冬界の中でも大多数なのではないかと思っている。
そして、そういう方は診断がかなり難しいのではないかと思う。
では「地黒ブルベ冬」の特徴とは一体なんなのか、勝手に考察していきたいと思う。(ブルベ冬がゲシュタルト崩壊)
ただの個人の妄想だから鼻くそでもほじりながらふーんって感じで読んでね。

何を隠そう、私自身が地黒黄味肌ブルベ冬なのだ。
パーソナルカラーなる概念がこの世に浸透してからというもの、他人のPCは分かっても自分のカラーがわからず煩悶してきた。
ここ10年ほどの流行はくすみカラー、つや消しゴールド、ニュアンス、ワントーンコーデとか何かそんな感じだったと思うが、まじで何を着ても似合わないのだ。

・とにかく何を着ても顔が土色で困る
・髪を染めると東南アジア感がすごい
・とりあえず無難そうなコーラルリップとブラウンアイシャドウをつけてみるが、顔が茶色くて暑苦しい
・ゴールド×白とかのよくあるタイプのアクセサリーがなんとなく似合わない
・ナチュラルとか生成りとか麻とか綿とか木とかと相性がよくない気がする
・温かみのある布系アクセサリーが似合わない
・日焼けしても赤くならず黄色いので従来の診断チャートに従うとイエベ秋のはずだが、カーキとかテラコッタとかレンガとかやばい土
・目と髪は別に真っ黒というほどでもない(ただし毛量がすごくて剛毛)

だいたいそんな感じである。
世の中の服とかアクセサリーはブルベ夏•イエベ春向き、おしゃれなのはイエベ秋向けが多いので(多分)、何も似合わないというのは結構大きな特徴だと思う。
そして、肌が白い、目と髪が漆黒というブルベ冬の一般的な定義にも当てはまらないのだ。

思うに、そういう目の色とか髪の色とかは要素の一部でしかないというか、肌質と髪質が診断において大きなウェイトを占めているのではないかと感じる。
私が思うブルベ冬の特徴を挙げてみる。

・肌が分厚い感じがする、赤みや血色がない
色白とか地黒とか黄色とか関係なく、透明感がない。こってりとしている。油絵っぽい肌。
暑くても頬が赤くならない。
反対にブルベ夏は透明水彩っぽい薄い皮膚。(赤みや肌の細かい凹凸とかの質感が伝わってくる)
イエベ秋との違いは難しいんだけど、秋の方が健康的なクリーム色というかゴールドっぽい肌な気がする。
地黒ブルベの肌は茶色黒い感じ。

・髪とか眉毛とかまつ毛が剛毛
色と癖の程度はあまり関係なく(深い色の直毛が多いとは思うが)、とにかく毛が太くて強くて多くてハリがある。毛!!!って感じ。ボーボボ。
毛が濃いということは大体顔も濃い。
目は真っ暗な人とそうでない人がいるけど、顔を見た時の全体的な印象が冬っぽければ冬でいいんじゃないだろうか。

以上の要素を加味すると、つまり色黒ブルベ冬というのは強い肌、強い髪を持つ猛者寄りな雰囲気であり、一般的に想像される石油王的な髭のアラブ人男性みたいなテイストの人間である。
(アラブ人男性はどちからというと全体的に秋っぽい印象があるけど、イメージとして)

そう、私が思うに、ブルベ冬(特に地黒)というのはかなり男性的なイメージなのだ。
日本人の中でも、ブルベ冬は女性より男性の方が多いのではないだろうか?
野田クリスタルは典型的な冬だと思うが、ああいうタイプは男性の中には結構いるような気がする。白いワイシャツとくすみや黄みのない青のネクタイと、綺麗なシルバー色のバックルのベルトがよく似合う。
古くは昭和のジュリー、沢田研二も冬だと思う。
キラキラのアクセサリーや派手なメイク、真っ白や真っ黒の衣装がどハマりしていた。
ブルベ冬というのは、スーツや舞台化粧や派手な衣装がめちゃくちゃ似合う。
その代わりに、特に一般人の場合は普通の普段着があまり映えないタイプなのではないかと思う。

で、アラブ人男性がアクセサリーを付けるなら、パステルカラーとかくすみカラーの華奢なものよりも地金や原色の宝石たっぷりのギラギラした感じの方がハマるだろう。
服も、あの白くて長いやつと頭の黒い輪っか(語彙)のコントラストがすごくいい感じだ。
生まれ持った肌と髪の強さに対抗(?)できるだけの圧を持った服装が似合うということだ。
そして顔の色のトーンが低い分、思いっきり明るい色(純白)か思いっきり暗い色(黒)で顔との色の差を付けた方がスッキリ見えるのだと思う。

反対にブルベ夏は透明感のある薄肌で、暑かったり寒かったりするとすぐ赤くなるイメージだ。
その血色感をつや消しのシルバーが優しく中和してくれるみたいな、そんな女性らしい儚い印象。
髪は細く柔らかめ、風になびく感じ。
だから、透明感とか色白とかそういう言葉で形容される人は夏か春が大多数であると思う。

地黒ブルベ冬にハマるイメージは「かっこいい」「強い」「圧」であろう。
何着ても地黒だし似合わない…という場合、真っ白とか真っ黒とか着てシルバーの地金系の強めアクセサリーをつけてみたら、活路が見出せるかもしれない。
その際は、ピンク系の下地で顔の黄色みと明るさを調整するとより服が似合うかもしれない。
顔が黄色いからといってオークルとかクリーム系を選択すると、顔の黄色さとはまた別の黄色さが乗ったことによって喧嘩が起こるというか、
とにかく個人的にはあまりしっくりこなかった。
顔が黄色い、茶色い、というのはピンク系の肌が暗くなっていった結果なのだろうと思う。
だから同系色のピンクでトーンアップすると自然かと感じる。

以上、ただの地黒の妄想でした。
頭の中で温めてきたブルベ冬像を言語化できてすっきりした。

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