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ブタ。をプロデュース 「金に狂い、罪を犯す」

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『黄色い家』 川上未映子

2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出すことになる。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい......。

中央公論新社

第九章まで読了
もう止まらない
半分、私の自伝かと思うような

「あぁ、出会ってしまった」この本に

黄美子さん、監禁・傷害の罪で逮捕されるなんて
いい人なんだよ
これから結末に向けて、どうやって悪い人になってしまうんだ

花は、私
空回りしている
花は、バカだ
私は、花

カード詐欺の主犯格のヴィヴの言葉が私を揺さぶる

「金は権力で、貧乏は暴力だよ」
「貧乏人は最初からぼこぼこに殴られてるから、殴られてるってことがどういうことかわからない。たこ殴りにされて、されつづけて、頭も体もばかになっている。それがあたりまえのまま育つ。だからいろんなことがわからない。でもわからなくても腹は減るでしょ。腹が減ったら食い物がいる。食い物を手に入れるにはどうしたらいい?働けばいい?どこで?どんなふうに?」
「金を持ってるやつが、金を持ってるやつのためにルールを作って、貧乏人はルールのなかでどんどん絞りとられていく」
「金持ちは死んだあともずっと金持ちのままで、貧乏人は貧乏人のまま」

明け方まで『黄色い家』を読むことをやめられず
今日も続きを読んでいる

今朝は、何かを始めないといけない気がして、Amazonアソシエイトに登録した
それで貧乏人から抜け出せるのか?

大好きな本を勧めて貧乏人から抜け出せるなら、そんな幸せなことはない

第十章 境界線
花がキレてる
金が原因でメンタルがイカれてキレた
早く抜け出さないと

私も、このラットレースのような日常から抜け出さないと
抜け出し方がわからない
努力して、頑張って、搾取される

花は、黄色のペンキを塗りたくって抜け出そうとしている
完全に間違っているけれど、そうしかできないんだろうな

ブタ。をプロデュース

思いがけず、勢いでAmazonアソシエイトを登録したけれど、これが収益化されるとは全く思えない。
ラットレースから抜け出せないけれど、正直、仕事をしているだけでも自分を褒めたい。
転職したところで、業種を変えない限りは、やることは一緒。よっぽど変な人がいない限りは、人間関係も似たり寄ったり。
思考が堂々回りのまま、ただただ老いていく。

Die with zero を再読して、気持ちリセットしようっと。
「金は天下の回りもの」

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