トースト 23 あめ 2020年3月20日 19:09 香ばしく焼けたトーストに、バターをたっぷり塗ってベランダへ出た。蜂蜜のような朝陽が降り注ぎ、光り輝くトースト。かじると小鳥が羨ましがって鳴いた。こぼれるパンくずを見て、ヘンゼルとグレーテルを思う。僕はこれまでどれほどのパンくずを撒いて、ここまで来たのだろう。 #マンガ #140字小説 23 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート