滾るマカロン研究【書く習慣】Day.14
わたしの自分語りだけを日々淡々と書いている。
そんなこんなでじわじわ心境も変わり、明日会社に退職を申し出ることにした。
理由はたくさんあるけれど、会社が良くないとか以前に、特定の人からイラがらせを受けるという「最悪の人間関係」が爆誕してしまったからだ。
気づいていなかっただけなのか、それとも本当に突然なのか、向けられている黒い感情を察知できずうっかりダメージをくらってしまった。
ふざけんなよ。
新卒2年目、二度目の退職が始まる。
これまで夢中になったモノやコト
わたしは沼ることが苦手なので、どれもやんわり撫でる程度の趣味が多かった。
モノ・コト、かぁ……と考える。
これまでわたしを虜にしてきて、現在も絶賛夢中なのはお菓子だ。
今まで何度もnoteにお菓子のことを書いてきたが、本当にそれくらい、いや、それ以上にお菓子に対する思いは強い。
いかんせんお菓子というのは見た目・味・場面・作製、どの工程をとっても良いところしかない。
お菓子含む飲食系の業界がブラック(イメージ)であることを除けば。
マカロナージュに魅せられて
最初に心を惹かれたのが「マカロン」
女子はみんな好きだよね
なんて簡単に言われるとムカつくくらい好き。
最初にマカロンを食べたのは10歳のこと。
正直めちゃくちゃ美味しい!ということはなかった。
しかし、初めての食感に驚いたためすごく興味が持てた。
「どうやって作ってるんだろう」
必死でレシピを検索。YouTubeも見まくった。
マカロナージュ……
この作業一つで、もしかしてかなり食感が左右されるのではないか。
そう思い作ってみた。
メレンゲを手動で作るにはまだ力が足りず、思うようにツヤが出なかった。ここですでに失敗の原因を作っているのだが、そんなことは一切気にせずマカロナージュの工程へ。
すり混ぜ・・・でもやりすぎはだめ・・・
慎重にやったが、せっかちなわたしはそれはそれは勢いよく絞り、乾燥を待ちきれず焼成。
辛抱の足りない10歳には、これが限界だった。
繊細なお菓子だという認識はあれど、マカロナージュ以外の作業には重きを置けなかった。
低温のオーブンから出てきたマカロンの生地は、こう、思ったより可愛くなかった。
今思えば当然の結果だが、マカロナージュ以外の工程に寸分の疑いもなかったため、マカロナージュが足りていなかったのか、はたまたやりすぎたのかなんて考えていた。
何度か挑戦するが、生地自体はただのメレンゲ、つまり砂糖と卵白なので、とびきり美味しいものでもなく、そのまま淡々と食べ続けられるものではなかった。
もう食べられない。そこで実験は終了。
結局上手く作ることなんてできなかった。
でも、それからマカロンの文化・歴史もたくさん調べたし、何より美味しいマカロンに出会えるほど食べ尽くすだけの興味を持てた。
夢中だった。
簡単に作れない。その事実がたまらなく興味関心を抱く材料になっていた。
たった一個で、あんなに優雅な気持ちになれるお菓子は他にないと思うくらい、それくらい特別なものだった。
夢中は続く
製菓の専門学校に行って、再び挑戦することになった。
売れる!とまではいかなかったが、あの時泡立たなかったメレンゲは自力で立てられるようになり、可愛いふりふりをつけれるようになった。
焼成後に進めるようになったので、ガナッシュも作って、絞って挟む。
あぁ、全然足りてないわ。
そんな丸をつけ難いマカロンを食べながら、もっと美味しいマカロンを作りたいと思いを馳せた。
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