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眠れない理由

眠れない。
高ストレス状態だという。
記録しておこう。


眠れない


0時にミルクと思ったら1時にミルク
3時にはミルク
5時にはミルクと思ったら6時半にミルク
ああ、次女の泣き声で長女も寝ぼけながら起きてしまった

これがわが家の夜から朝。

寝る前はどうだろうか。
帰ってきたら、ご飯。
たまに手抜きでミスドやデリバリー。
お風呂を沸かす、一緒に入って、髪を乾かす。
風呂上がりのミルクと長女には何か飲み物を。
歯磨きをする。
本を読む。
眠る。

これが一連の流れ。

3ヶ月前から
「勉強は毎日継続が重要だ」
ごもっともだ。
空き時間をなんとか作って勉強せねば。
勉強していると次女は寝ても長女は寝ず情緒が徐々に不安定になってきた。
おかんの就寝時刻は23時か0時に。

拍車をかけたのは9月前半。
夜勉強するのも厳しくなってきた。

勉強する、でも「それはどういう意味か」
「わかりません」
「わからないことをチェックしてリストにして
調べてわからないことがあれば聞くように」

至極真っ当な指導だ。
はい、先生!がんばります!

それができなくなってきた3ヶ月目。
週末も勉強する。横に絵本を読んでという次女。
絵本を読む。
昼寝をしている間に勉強しようと机に向かう。
長女は寝ない。この状況はいいのだろうか、
と問い。うしろめたさ。
英語の勉強はスタンプ制で後ろめたさが消えた。
仕事の勉強は…限りがない。

決して眠れないのは彼女のせいではない。
わたしが昼寝をしていれば、
だいたいむすめふたりは一緒に昼寝をする。
わたしが昼寝をすれば…。

でも勉強しなければ、毎日勉強しなければ。

暗示にかかったように「勉強しなければ」と。
疲れてしまった。

「0から頑張る」
これは人から言われてなんとかするものではないし、喝を入れられてできるようなもんではない。
1番理解しがたい。

未知識未経験からIT業界へ。
20代なんかいろいろあったけど
「目の前の人たちとなんとかやっていこう」と思えた。
30代育休明け、復職からはじまった。
いい会社に入れたな、と思った。
なんとか笑顔で過ごしてきた。
できることも着実に増える一方で、
からっきしだった技術の方はどこまでいってもからっきしだ。

決してすぐに「できる」とは思っていないし、
「すぐできるようになってほしい」と
求められてもいない。
育休明けで時短勤務を受け入れてくれる
最高の環境。
ただひとり気をつけてくれ、
何かあっても間に受けないようにかわしてくれ。
そう聞いて2ヶ月はかわせた。
3ヶ月目かわせない。
比較が入った。一緒に考える。
困った、差分が出てきた。
説明できない。

なぜこの状況に陥ったのか。


「独学の地図」という本の後半を読んだら、
少しわかった。

義務的な学びに拒否反応を示している。
「なければならない」
これで身についたものはあまりない。

例えば英語。
これは大学受験にことごとく落ちて、
こりゃ就活もやばいぞと思って何か武器を持とうと思った時に決めたのが「英語」。
誰かに「英語」すればいい、
なんて言われていない。
「留学する」
これも自分でやろうと思って進んでいった。

反対に全くできなかったこと。
「試験勉強」
皆やってるから、勉強しなければいい人生やいい会社で働けない、という先人たちからの教え。
これでは全くわたしの心は動かず。

加えて後ろめたさを覚えながら、
夜も休日も勉強する。
ミルクの時間、夜泣きの時間
さて結果は?
「結果なんてすぐ出ない」

拒否反応。
結果が出ない。
じゃあなんでやってるの、
これわからないと仕事の話がわからないのに?
家族との時間、いろんな時間を
犠牲にして作った時間なのに、
何にもならない。
矛盾。

ここで思考がまとまらなくなってしまった。
なぜか溢れる涙。
チーン。

働く意味。なんだったっけ。


いろいろ検証して、
QA式で答えられなくて
「できない」がわかって。
調べたか、わからない。
え、調べてるけど出てこないんだけど。
まだ調べてないのかって?
リスト作ったらっていっただろう?
3ヶ月もあればできるなんて思っていない。
継続は力なり。正論。
いうは易し。君の状況はわかってる?
わかってるならそんな言葉出てこないよ?
わかってないよ?
そんな自信満々に言って、おつかれでしょう?
復習の時間を取ることってどこで?
時間足りないよ?


万人に通じない指導


ひとつ、今回ご指導いただいた指導法について、
客観的に見たときに言えることは、
それは「万人には通じない」ということ。

きっと受け入れ難いのは
小さな子から90近いお年寄りまで、
電話でお話ししてきたという
自負があるからだろう。
これがコミュニケーションの難しさだ。

「俺独身だから身軽です」
電話越しにそういうのも
ただありのままに言っているだけ。
独身男性は子持ちや伴侶持ちと共に働くと
肩身の狭い想いをする、
という話をどこかで耳にしたのを思い出した。

配慮ということばはあまり好きではない。
でも全く配慮のはの字も感じない人もいるもんだな、とそういう印象だ。

ネガティブ思考で
「独身なので自分身軽です」というのは
「身軽じゃないから大変だな」
と周りにいても思ってしまう。
独身ならできるのか?
独身だったけどつい前の派遣さんは
来なくなったのに?

20代の頃を思い出した。
「わからんです」
すると上司は「あとは勉強しろ」
このひとことだけだった。
人によってはもっと何かないのか
と思うかもしれないが、今更ながら
くどく言われるよりその一言だけで
私はよかったのかもしれない。

あとは言われたのが信頼を寄せている上司だった、というのもポイントかもしれない。
信頼関係の構築が甘いと、
尊敬の念より、
反感を覚えてしまうこともある。

今回のケースはそれだ。

眠れば治るだろうか。
まずは睡眠。
気力回復。
勉強は急ぐ必要はない。
決して嫌いなことではない、
ただ「できないだから勉強しろ」と言われ
続けるのが耐え難いだけだ。

勉強?したいときにすればいい。
ああ、きっとそういうだろう、元上司なら。
わたしにとってがっつり指導してやる
より放任、それがちょうどよかったんだな。

勉強しなければ、からの解放。
休もう。

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