見出し画像

音声配信サービスでイラストを見てもらえるなんて思ってもみなかった

こんにちは、あめだまほっぺです。

今回は、私が愛して止まない音声配信サービス「stand.fm」についての思いを綴ろうと思います。先日noteにて公開された記事、創業者 中川綾太郎さんの「僕らが stand.fm を創った理由」を読んで、ユーザーの私が体験した本当に優しい世界を言葉にしてみました。

stand.fmとの出会い


ある日、大好きなデザイナーさんがstand.fmで配信をしていたのを知りました。Youtubeで聴いていた彼女の声がかわいくて好きだったので、stand.fmも聴いてみようとアプリをダウンロードしたのがきっかけです。
stand.fmはリアルタイムで行う"ライブ配信"と事前に収録したものを聴く"収録配信"があります。収録配信ばかりしていた彼女がある夜、ゲリラ的にライブ配信をしていて、たまたま目を覚ました私はアプリを起動して聴きに行きました。今までは一方的に情報を受け取っていた関係なのに、双方向の(彼女は音声、私はリスナーとして文字でコメントする)コミュニケーションが取れてすごく嬉しかったのを覚えています。

彼女の収録の中で、音声メディアはネットサービスの中でも治安が良いという話がありました。音声を全部聞くというのは時間もかかるし、労力もかかるからなんでしょうね。治安が良いと言われる世界で私は、普段わざわざ友達と話すほどではないけど、自分の中で気になった小さなテーマなどを話せる友達ができたらいいなと思い、収録から始めるようになりました。それが3月の半ば頃の話です。

新型コロナウイルスの流行により家にいる時間が長くなり、時間を持て余していたゴールデンウィークに、誰かもわからない人が配信しているライブをたまたま聴いてみました。正直、初めて聴きに行ったライブの細かなことは覚えてないけど、友だちと話す感覚でコメントをしていたら、いつの間にか配信者さんやリスナーさんと交流が始まって、気づいたら仲良くなっていました。

絵を描く私の人生を動かしたのは、
”音声”配信サービスだった

今回一番伝えたいのは、クリエイターのみなさんにstand.fmを始めてみてほしいということです。なぜなら、声と音だけしか届かないstand.fmをきっかけに、私は多くの方にイラストを見てもらえることになったからです。

私の人生が大きく動いたのは、ゴールデンウィークの出来事でした。それまでは、stand.fm内のアイコン(noteで設定しているイラストと同じアイコン)を見て「かわいいね」と言ってもらえる程度でした。私がnoteで初めて書いた記事「デザイン初心者が、Illustratorを勉強して7日目のまとめ」が、1人のstand.fmユーザーの目に留まりました。彼の配信には何度かお邪魔したことがありました。

そして、その日にstand.fmで彼のライブ配信を聴きに行くと、リスナーのみなさんに私のことを紹介してくれたのです。あめだまほっぺはイラストを描く人、Instagramを見るとかわいいイラストがたくさん載っているから見てほしい、今Illustratorを勉強していてその記事がおもしろかったと。そのことがきっかけでstand.fm内で認知され、他のライブ配信でも紹介してもらえるようになりました。

それから、stand.fmで知り合った方々がTwitterやInstagramをフォローしてくれました。日々更新するイラストを見てくれて、時にはコメントをくれるようになりました。そして、ありがたいことに描いたイラストに対して、そのステッカーがほしい、そのTシャツなら買いたいと言ってくれる方々がいて、suzuriにて商品を追加することを決めました。
更新が滞っていたInstagramも、見てくれる人がいるんだということを実感し、ほぼ毎日更新するようになりました。また、嬉しいことに私が描いたアイコンを使ってくれている人もいて、stand.fmで見かけるだけで心が温かくなります。

stand.fmを起点に、他のサービスでも仲良くなる

stand.fmのすごいところは、stand.fmを起点に他のサービスへ派生するところです。stand.fmで興味を持った人のことをもっと知りたいと思い、連携しているサービスまで見に行っちゃうんですよね。プロフィールに登録できるサービスは、Twitter、Instagram、YouTubeの3つまでですが、自己紹介の欄にURLを貼ることはできるのでnoteやsuzuri(*1)などの自由に展開できます。また、stand.fmで仲良くなった人とはmocri(*2)で一緒に作業したり、同じ配信を聞いたり、雑談をしたりもします。また、Spotifyでプレイリストの共有してもらうこともあり、音楽を通じた交流もあります。

名称未設定のアートワーク 25

(*1) オリジナルグッズの作成・販売サイト
(*2) ふらっと集まれる作業通話アプリ

ちなみに逆の流れもあります。stand.fmの毎日の収録をTwitterとInstagramにURLを記載しているので、そこから聞きに来てくれる人もいます。

伝わっているのは声と音だけじゃない

一部断続的ではありましたが、2ヶ月間stand.fmを利用して私が感じたことは、音声配信サービスだけど、stand.fmが伝えてくれるのは、その人の思いや熱量なのではないかなということです。音声は文字以上に気持ちが反映されやすく、取り繕うことができないものだと感じています。楽しいときには声が大きく明るくなるし、泣いているときにごまかしはききません。素に近い状態で思いを言葉に乗せる、そんな自分でいられる場でもあるし、そういう人たちに出会える場でもあります。私は、きっとstand.fmのそういうところが好きで止められないんだと思います。

stand.fmで出会った人たち

声で出会う、という今までにない入り口から始まる交流関係。声を好きになり、その人の喋り方を好きになり、その人の使う言葉でその人を好きになります。それもあってか、stand.fmで知り合う人々は優しい人ばかりです。人のことを悪く言う人はいないし、なにか辛いことがあっても前を向こうとしている人が多いように思います。私にとって友達と呼べる人とも出会えました。顔を合わせるということはさほど重要なことではないのかもしれません。その人の声から、言葉から伝わる考え方や思いに共感し、自分も心を開く存在に出会えたことを嬉しく思います。
ちなみに芸能人など有名な方々の配信もありますが、私が聞くのは専ら一般の方々の配信です。なんだかそのほうが安心するんですよね。

さいごに

私は今31歳で、小学4年生のときからインターネットの世界がだいすきです。stand.fmの世界は、msnメッセンジャーやmixiのコミュニティみたいな世界と似ています。そこにいる人達は優しくて受け入れてくれる安心感がある人たちです。そういう世界にまた出会えたのも嬉しいですし、そんな素敵なサービスを作ってくれ、しかも現在無料で使わせてもらえる状況に感謝をします。

私はstand.fmで、毎晩(土曜日以外)「明るいニュース」を、そして毎週土曜日は、「明るい言葉」を配信しています。不定期でライブ配信も行っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

優しいインターネットの世界がこの先もずっと続きますように。


いただいたサポートは、2回目の個展の会場費や制作費に使わせていただきます。よかったらサポートをよろしくお願いします!