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結婚式まであと1か月

別に結婚式に大きな憧れがあったわけでもなく、ドレスくらいは着て家族に見てもらえたらそれで、と思っていた。
むしろ自分の結婚くらいで忙しい皆を遠方から関西まで呼び出して金を巻き上げる(言い方)など、考えただけで申し訳ない気持ちになるくらいだった。
それが昨年11月に入籍してから、友人たちから思った以上の祝福を受けているうち、なんだかみんなに会いたくなってしまった。
頻繁に会う子もいれば、卒業以来会えていない子もいる。この際、結婚式やってしまえばみんなに1度で会えるのか。そう気づいてから俄然やる気が出た。せっかく来てもらうのだ、慣習的なことはさておいて、とにかく楽しく、たくさんみんなと話して笑える、そういう会にしよう!と心に決めてから約1年。

夫ももともと「親族と友人のニーズは違うから」と2グループは別で開催したい派だったので、2部制披露宴の方向で話を進めてきた。

1部は親族だけで、挙式は友人も合流してみんなで、2部披露宴は友人だけで。親族も友人も本当に身近な、本当にお呼びしたいところで厳選したので、全体でも40人を切るということもあって「お金もかかるし一緒にやればいいのに…」と親からも見学した式場のスタッフからも言われた。(その式場はやめた)
たしかにお金はかかる、時間もかかる、なにせすべてが倍なので。
しかも1部はあくまでスタンダードな進行と装飾でいわゆる結婚式らしく、2部はほぼオリジナル進行かつ夏フェス仕様にしたい、というわがままぶり。テイストがすべて違うので、共通化できたのは一部装花の種類と衣装のみ。
それでもわけてよかった、まだ開催していないけど。

祖父母は高齢で食事をするにも自信がないし、収まっているとはいえコロナの不安だってある。ただでさえ遠出で無理をさせる上に、若い友人たちと混ぜて疲れさせるのも本意ではない。ゆっくり身内だけで食事も会話も楽しみたかった。それに両親に関しては、たいていの場合新郎新婦とともにホスト扱いなのも嫌だった。招待状に様を付けるなとかね。

友人側は何度も参列経験がある人にとっても新鮮なものにしたかったし、私はとにかくたくさん話がしたかった。目指したのは同窓会。みんなにとって来てよかった場所にどうしてもなりたかった。
プラス、「木谷らしいわ~~」と笑ってもらいたかったので、完全に趣味のライブ・フェス仕様に振り切ることにした。インスタで見るおしゃれできれいなアイテムたちは一切登場しない代わりに、フェス公式風のLINE・Web招待状、リストバンド型のエスコートカードなどその他できる限りの工夫を詰め込んでいる。絶賛準備中。こだわればこだわるほど自分で自分の首を絞めているけど、自分が楽しいので仕方ない。私の大好きなライブ前の高揚感と、終わった後の余韻がちゃんと残るといいなと思いながら。

あとは今回、友人側も余興や受付、スピーチの類はお願いしないことにしている。繰り返しになるがとにかく楽しいだけの日にしてもらいたいので、負荷や緊張感のかかることをさせないことにした。ご祝儀は賛否両論あると思うけど、銀行振込orお見送り時に直接私たちが受けとる。
1部・2部に共通して、できる限り余計な気を遣わず遣わせず、全員がゲストとしてゆっくり会話と食事を楽しんでもらうこと。これを第一目的として準備してきたけれど、進める度に自分がいかに恵まれているかを痛感している。

離れて暮らす両親や弟とはこの準備のために連絡をとったり、衣装試着のためにたびたび京都に来てもらってそのまま一緒にご飯を食べられたりすることが増えて、これもひとつの親孝行なんだなと。両親にとって「新婦の父母」はこの1回きりなのでその立場をしっかり楽しんでもらいたいし、それが私が結婚式を挙げる意味でもあるなあと毎回考える。
それに、なかなか会えていなかった叔父叔母や従姉妹たちまでこんなに祝ってくれるとは、と改めて身内の縁の強さを知る。夫の親族との人数比もあって呼べなかった親戚たちが、一目だけでもと挙式の時だけ集まってくれることになった。私は幸せ者です。

友人側でいうと、私はあまりマメにこちらから連絡を取ることが得意でなく、実は友人関係にいまだ自信がない。今回の案内も恐る恐る出したまである。全然連絡取ってなかったのに突然なんか来たわ、とかなんないかしらとかちょっと心配で。
その中でも、前のめりに返事をくれたり、これからも定期的に会おうねと言ってくれる、もう本当にありがたいの一言。ありがたい。

夫婦揃って仕事人間なので、結婚式の準備は完全にビジネス仕様。Notionを使い倒してカンバンとガントチャートでタスク管理して、プランナーさんに聞きたいことは全てリスト管理、いつ何を聞いて、今どういう状態か一目でわかるようにした。このIssue管理はすごく良かったなと我ながら思う。ただでさえ少ない打ち合わせに、やることが多すぎるこの状況、あっあれ聞き忘れた!はほぼ発生しなかったし。

フル活用できたIssues

あと1ヶ月、まだまだタスクは山積みだけど、お世話になったみんなに最大限楽しんでもらう会にすべく頑張ります!
終わったら頑張って作ったものたちをアップしたい。また書きます。


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