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自分の「好き」が分からない人へ。発信のススメ。

新卒で入社した会社、初めての営業研修で同行した先輩に言われた今でも忘れない言葉。

「お前の同期の山田(仮)は電車がすげぇ好きだろ。お前には何があんの?」

この質問は「営業マンは、お客様と会話をする上で話のネタになるような趣味があった方が良い」という話の中で出たものでした。恥ずかしながら私は「自分には何があるのか」と聞かれ、この時何も答えられなかったのです。

確かに同期の山田(仮)君は電車やバスが大好きで、その方面の話だったら何でもできます!くらいの電車オタクでした。そしてそれは営業の先輩方からはかなり高評価でした。

私も電車の知識は全くないけど、山田(仮)君が熱く語る姿が好きでした

一方、わたしは大学生の時に留学していたので「英語が得意」というカードは持っていたものの、山田くんのように熱く語れる「何か」は持っていませんでした。平日は会社の人と飲みに行き、休みの日には彼氏や友達と会う。家に帰ればNetflixで海外ドラマやバラエティ番組を見たりと、特段面白い趣味もない、いわばどこにでもいる20代OLでした。

あれから6年経った今。今なら私はこれが好きです!とはっきり言えます。

【私の好きなもの】
・英語(と言語全般)
・絵日記を描く
・文章を書く
・芸人さん(オズワルド、マユリカ)
・podcast
・美味しいものを食べる
・夫と2人で晩酌する時間
・色んな人と会うこと


もちろん年数が経って、様々なものに触れる中で新しく好きになったものもありますが、この中にはそもそも好きだったものがたくさんあります。

英語は子供の頃から触れていたし、舞台に好きな芸人さんを見に行ったこともあります。文章についても中学生のときに自分のHPを作って、自分の生活を面白おかしく日記に綴っていました。今思えば自分の中の「好き」はたくさんあったのに、新入社員の頃はとにかく毎日が仕事やプライベートで忙しくて忘れてしまっていたんだなと思います。

じゃあその「好き」たちをどうやって思い出したかというと「発信」を始めたことがきっかけでした。もうinstagramに家族の日常を絵日記として投稿し始めてから4年になりますが、発信を続けていくことで自分の感情をことばに表すことが上手くなっていきました。また、「次は何を発信しよう?」と日々考える出来事って自分の中で感情が強く動いたときのことなんですよね。そのパターンを見ていくと自分の「好き」が見えてきます。

私のInstagram👇

例えば、私の絵日記は割合として笑えるものやギャグ路線のものが多いです。これは私がお笑いや面白いことが好きなのでこういう傾向になっています。バズりやアカウントの伸びを考えて少しドロドロした話を描いてみようとしたこともあるのですが、それを描いていることが全く楽しくなくてやめました。こんな風に自分の発信の傾向から「好き」がわかると思います。

またネット上では今まで関わったことのない人種の方と知り合えるので、自分では当たり前と思っていたようなことも褒めてもらえたりすると「これはすごいことなのか」と発見することができます。

自分ではただ楽しくてやってるだけだけど、投稿頻度が高くてすごいと言ってもらえるのはシンプルに嬉しい。

発信と書きましたが、発信でなくともアウトプットできるものであれば、自分だけの日記とかでもいいと思います。大事なことは感情を言語化してパターンを探ることです。自分の「好き」がわからない人へ、参考になれば幸いです。ではまた!See you soon!

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