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採用活動の成功は採用人数?

人事部にとって採用人数は重要な目標のひとつであることは間違いありません。しかしながら本来的な人事企画ひいては会社の成長の目線に立てば、昨今の人事採用担当者の目標が採用人数に終始していることにはある種の歪さを感じてしまいます。

採用人数の目標達成は必ず必要

「採用することはどんどん難しくなっている」とは、私たちが人事の方からよく聞く言葉です。少子化による労働人口の減少や、情報がすぐ手に入るようになったことによる応募候補の増加等がこの難しさの原因になっているのでしょう。
企業の成長を考えれば、定年退職が予測される人数+事業成長分の採用は必須です。採用が困難な状況に対してこの”ノルマ”を達成するために粉骨砕身の努力をすることは自然なことでしょう。

人事採用に必要な成功要素

一方で、ただ人数を揃えればいいのでしょうか。
採用したものの、半年で離職してしまうような状況であればそれは本当に採用できたと言えるのでしょうか。
冒頭の、採用に困っている人事の方にお話しを聞くと感じる歪さはここにあります。
この歪さを解消するために必要な要素は下記のように考えています。
①新卒/中途の採用人数
②採用者と採用基準のマッチ度(採用基準の妥当性は言うまでもなく)
③採用者からの投資回収率=離職率
少なくともこの3つの目標を達成しなければ採用の成功とはいえないのではないでしょうか。

ヒトの確保と有効活用について、この年末に一度考えてみるのはいかがでしょうか。

(編集:鈴木)


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