マガジンのカバー画像

235
自身の記事の中から、詩をまとめています。
運営しているクリエイター

#心の病

詩 自己治癒

21

絵画

突然ふと、太陽が隠れたら ふと、この道を行く意味を失って そうして、ぴたっと足を止めたくな…

12

荒野にて

窓を開けて 風がまるでスカーフの様に 家の中を縫っていく このスカーフに撫でられる心地良さ…

わたなべ はな
10か月前
7

空は繋がっている

「たすけて」 と言う言葉が 闇に溶ける 闇に溶けるならまだ良い 目の前の板に びしゃっと潰れ…

わたなべ はな
11か月前
8

花の声が聞けるなら

「心が弱い人の病気」じゃない びっくりするくらい忍耐強くて びっくりするくらい勇気がある …

わたなべ はな
11か月前
7

よっとっと

私を許さない者 私を否定する者 私が一番許せない者 私が一番嫌いな者 想い想われ 振り振られ …

教育

つまりこの先に 未来なんてないってことさ 私の口が取れて立ち そう言っている 晴れやかに青空を背負って むしろ希望に満ちているのだ 力のなかった口角は上がり こぼれる様に笑っている そんな口を私の口を 私は軽蔑して見ている 悲しいくらいに 忌み嫌って見ている その様を 私は破く いつ描いたって 私の肖像は醜い 真っ白いキャンバスに たった一度で 寸分違わぬ正解を描きたい それが「正しい人間」だから めり込まんばかりに 顔をキャンバスに近づけて 何かが一雫 落

ほんとはね

とてとてと 歩くあの子が またこけた 座っておいでと 皆は言う とぼとぼと 帰るあの子は つま…

探し物

リモコンを手に取る 視界の隅で 光がぱちぱちと瞬く ⁡ 暗い部屋 コートから冬の匂い ⁡ 違う …

陽光を飲む

箱の中 思考は四方に跳ね返り 私にぶつかっては 辺りに散らばっていく ⁡ カーテンの隙間を見…

processing...

青と緑に分かれた空を 鳥が飛んでいく ⁡ 橙色に溶けていく空を 鳥が飛んでいく ⁡ その境目を…

こてんこてんとくりかえす

なんだかもやもやする なんでなんだかもやもやする そんな日々がつづく うつらうつらとつづく 原因を探したってむだです だれかをせめるか あるいは自分をせめるかしか ありません しまいにゃ宙に向かって こんにゃろーです そうやってなにしたって ゆううつな日々がつづいて 自分のおしりをたたくのにも疲れて ふて寝でもしてやれって寝てしまって にんげんもやめてやれって泥になって そんなことをしていたら なにかがふっとおわりました つまっていたものが無くなったような そのぶんの重さがす