95年生まれのスマヲタがSnow Manにハマった話

お久しぶりです。前回の「木村拓哉「GO with the Flow」参戦覚え書き」から4か月が経ちました。…本当にいろいろありました。

もちろん、世界的にも激動の4か月でした。

私もエンタメ業界に身を置く人間として、本当に目まぐるしく環境が変わりました…。もう一生分のチケットの払い戻し作業した気がするし、問い合わせの電話は鳴りやまなかったし、私が中の人をやっているイベントの公式Twitterは度々炎上して、精神を病みかけました。…コロナに乗じて叩きまくった奴ら、覚えとけよ。

でも、今回書きたいのはもちろん仕事の話ではありません。そりゃそうだ、タイトルから分かり切ってる。要するにタイトル通りのことが起きたわけですが、この4か月で起こった変化を記録用に書き留めておきたいと思います。自己記録用ですが、お付き合いいただけますと幸いです。


前回の記事にも書かせていただきましたように、私はSMAP中居担です。

2006年小学校5年生だった当時、唐突に当時34歳の中居正広の沼に落ちました。今振り返ってもよく分からない出来事です。それまで私はタキツバは好きでしたけど、そもそもそんなにジャニオタって感じの子供ではありませんでした。V系の方がかっこいいと思っていたくらい。

とにかく沼に落ちて、そこから今まで14年弱、本当に中居正広ひとりを推し続けてきました。いや、井浦新さんとか、市川染五郎くんとか、推しはいるけど、アイドルの推しは彼ひとりでした。ずっと。


2020年3月末、自担がジャニーズ事務所を退所しました。

本当にこれは大きな出来事でした。自分でも意外なくらい。

意外、というのも、分かり切っていたはずだったのです。私には彼が解散後、退所するタイミングを窺っていることは分かっていました。私に限らず、「中居ヅラ(=中居のこと知っているような面をしている人、中居担)」なら、多くの人が分かっていたでしょう。だって、解散前いちばん事務所に怒っていたのは中居だし、彼はひとりでも立っていられる。

加えて、そのタイミングに2020年が選ばれることは予想できていました。ただ、私はてっきり五輪キャスターまでやってから退所すると思っていましたけど。ちょっとだけ予想と違っていただけで、今年自担がジャニーズを、アイドルを辞めるだろうことは分かっていたし、覚悟まではなくとも、なんとなく受け入れる用意くらいはしていました。


話は変わりますが。去年からSnow ManというグループのYouTubeを観ていました。これは明らかにアレです。司会者業しかしなくなった自担のアイドル要素欠乏の穴を埋めてくれる若い子たちを見るようになった、という話です。…申し訳ない。

なぜSnow Manか。たぶん6人時代のSnow Manの空気感が、昔のSMAPに似ていたからです。SixTONESはちょっとピリッとした感じがあって違うし、Travis Japanはみんな真面目でいい子なんだよなぁ。…どうでもいいな。

とにかく、孤独に耐えられなくなった私は、Snow Manというグループを観ることによって、なんとか自己を保っていました。そんな代替品だった、自担のアイドル要素を補充するために観ていたはずのYouTubeで、宮舘涼太くんというメンバーを好きになりました。

実はここまではそんなに大した話ではないのです。過去にもキンプリの岸くんいいなとか、嵐の相葉くんいいなとかたくさんありました。解散直後2017年の私にここまで喋っても、ふうん、としか思わないでしょう。


問題はここからです。

私は、誰か新しく男性アイドルを好きになりそうになると、決まって2012年「SMAPがんばりますっ!」(テレビ朝日系)で、中居が読んだ「ファンの皆さんへ」という手紙のある一節がフラッシュバックしてきました。引用します。

” 皆さん、たまの浮気は許します。若いコっていいですもんね。でも、帰ってきてください。気にしていてください。そばにいてください。 ”

この手紙の呪縛力たるや壮絶でした。もう、誰のことを考えても「これって浮気なのかな」「でも、帰らなきゃ」という考えがどうしても拭い去れなくて、心がブレーキをかけて、新しい自担なんてつくれなかった。

まるで、DV男のようなマインドコントロールだと思ったこともありました。でも、どんなに中居に怒っても、彼を嫌いになることはできない。あまりに彼を愛している。


そもそも、私は彼のどこを好きなのか一度たりとも答えにたどり着いたことがありません。小学生当時、周りは嵐かKAT-TUNのファンが多かったなかで、慎吾は20代だったけど、30代ばかりのSMAPを好きなんて浮いていましたし、よく聞かれました「中居のどこが好きなの?」って。

その度に答えに詰まりました。全然分からない。顔も好みじゃないし、性格もあんなツンデレ大魔王よりいい人いっぱいいるし…笑

だから、小学校を卒業するころには「中居の好きなところは分からないけど、嫌いなところならいくらでも言える」って言っていました。本当にごめんね、大好きだよ正広。

もちろん、彼にいいところがないわけではありません。愛情深くて、義理固くて、努力家で、とっても脆くて強いひと。

でも、「こうだから好き」という理由がないんです。例え彼が簡単に愛を捨ててしまっても、例え彼が義理を果たさなくても、努力を怠ったとしても、人並みのメンタルであっても、絶対に揺るがない。だけど、嫌いなところは明確にいくつもあって、もうむしろ大嫌いなんだけど、本当に愛している。

だから、中居に「許されている」にすぎない「浮気」ができなかった。最後には彼のもとへ帰らなくちゃ。

そういう意味で「意外なくらい」中居正広の退所は大きな出来事でした。なんだか、「もういいよ、俺アイドルじゃないから」って言われた気がして。「俺がアイドルじゃなくても、お前ら俺のこと好きなんだろ?」って。


だから。彼が退所した4日後、4月4日に私ははじめて宮舘涼太くんを「自担」と呼んでみました。ほんっとうに嬉しかった。許された浮気なんかじゃない、この人も中居と同じ私の自担。

たぶん、そもそも好きだったんだと思うんです。いや、好きでした。岸くんとか相葉くんには悪いけど、涼太くんマジでぶっちぎりで好き。

でも「自担」って呼んだ瞬間にそれまでとは比べ物にならないくらい、ぶわあああって愛しさがこみ上げてきて、ずっと片思いの人とやっと付き合えるようになった日みたいな、胸の高まりを覚えて。


私、涼太くんをマジで好きになったら、中居への気持ち薄らいでいっちゃうのかな、って思ってたんです。中居に割いてた心のキャパを、ふたりにシェアするのかなって。ぜんっぜん、そんなことなかった。

今まで通り。毎週中居のラジオ聞いて、テレビはリアタイする番組数も、録画で見る番組数も変わらない。気持ちも変わらない。全然変わらない。


ただ、変わってしまったものはあるんです。

SMAPの他のメンバーへの気持ちです。むしろこっちが変わるんだって予想外だった。解散後、まったく会えない自担の穴を埋めるために、吾郎ちゃんにはほぼ3か月に1回ペースで会っていたし、慎吾の個展行ったり、ツヨポンの舞台見に行ったり、たっくんの映画とかライブとか、毎月なにかしらには行っていたんじゃないかなあ。

もう、いいやって思いました。無理しなくても。だって、どうせ6年会えていない中居を思い出してつらくなるだけなんだもん。

もちろん、4人のことはこれからも応援するし、ファンクラブの更新月が来たら更新するし、ライブとかファンミは行く。ただ、遠征とか、有給調整とか無理はしないだけ。みんな大好き。


本当は昨日の「Johnny's World Happy LIVE with YOU」の話までしようと思っていたんですけど、さすがに長すぎるので、今回はここまでで。

最後までこんな長くて・重くて・痛い文章をお読みいただいた稀有なお方、ありがとうございました。また、気が向いたら長くて・重くて・痛い文章を書きます…笑

皆様、どうかご元気で。

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