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落合さんの言葉を読み解くポイント

落合さんの言葉は、落合さんが提唱する『デジタルネイチャー』という世界からの逆算として捉えると、それほど難しくなく理解できると思います。

デジタルネイチャーは、テクノロジーによって全ての人が公平になる社会です。

落合さんは人や命に価値の差をつけて切り捨てるのではなく、全ての人が公平になる社会を目指しています。

「全ての人が公平だからこそ、人間そのものにそれほどの価値を感じない」という感覚は伝わるでしょうか?

人間は今は地球の覇者ですが、デジタルネイチャーでは人間と同等の存在と共存します。なので生物として人間の価値は今よりも下がります。

だから「個人の幸福度」をどう上げるか、という話です。

・デジタルネイチャーの実現=全ての人が公平な社会の実現
・個々の人の幸福度をあげる

これを前提として落合さんの話を聞くと理解できると思います。

落合さんは、未来からの逆算で現状を見ているので、人によっては切り捨てのように感じるかもしれません。

ですが、落合さんが「個々の人の幸福度を上げること」を目指しているのは、その活動からも明白です。

落合さんは『ダイバーシティー(多様性)』の実現に向けても精力的に活動しています。これもデジタルネイチャー実現のために重要な要素です。

耳が不自由な方々が音楽を楽しめる装置を開発してコンサートを開催したり、車椅子の開発に取り組んだり。最近では乙武さんとのプロジェクトが話題になりました。
テクノロジーの実装で人の幸福度を上げることを目標に、寝る間も惜しんで研究開発しています。

難解な言葉遣いや容姿、態度という表面的な事柄にとらわれていると、本質を見失ってしまいます。

落合さんは今までにいないタイプの研究者なので混乱するかもしれませんが、「理想の未来の実現のために真剣に働き、未来を基準に話をする若者」です。

デジタルネイチャーを荒唐無稽に感じる人もいるかもしれません。しかし落合さんは机上の空論に終わらせず、その実現に向けて日夜、研究しています。また、デジタルネイチャーにワクワクして、実現を心待ちにしている人もたくさんいます。私もその一人です。

→ 私が考えた最強のデジタルネイチャー
 *世界で一番簡単なデジタルネイチャーの解説です。

研究者ギルドの構想
少子高齢化対策として私が考えた介護ロボットの開発を実現するための構想です。落合さんとオリィさんを中心にした計画で、プロジェクトメンバーと立案中です。

関連→落合陽一さんのこと