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研究者ギルドの構想

私が考えた最強の少子高齢化対策』で書いた介護ロボットの開発は、研究者のギルドのようなものを作れば可能ではないか、と考えています。

プロジェクトメンバーの落合陽一さん(@ochyai)と吉藤健太朗さん(@origamicat)が別々に車椅子を研究してるのをみて、二人の良いとこ取りで最強の車椅子が出来そうと思ったのがキッカケです。

1つの機関(大学や企業など)が完璧な介護ロボットを開発するのは、時間も費用もかかると思いますが、バラバラの研究を持ち寄って組み立てれば、少ない費用と時間で完成するのではないかと考えました。パズルのピースをそれぞれに開発して持ち寄るイメージです。

違う専門分野の同じ志を持った研究者達が結集すれば可能だと思います。

その構想のメモです。

【設立趣意】
■設立の目的
一、真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設
一、日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動
一、諸大学、研究所等の研究成果のうち、最も国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化

■経営方針
一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず
一、メンバーは厳選されたる、かなり小員数をもって構成し、形式的職階制を避け、一切の秩序を実力本位、人格主義の上に置き個人の技能を最大限に発揮せしむ
一、研究費は、適切なる方法をもって全研究者に配分し、自己の仕事の観念を徹底せしむ。

*Sony Japan 設立趣意書より引用(一部変更)
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【理想の人材】
・個人で動ける人。意思決定のスピードが違うと思うから。
・競争ではなく協業。
・経歴は問わない。さかなクンみたい人がいい。
・他者に敬意を払える人。
・「自分が一番でなければ気に入らない」という人は地雷。
・思ったことを何でも口に出す人でもOKだけど、内容が不平不満ばかりなら避けた方がいい。
・テンションは高くても低くても構わない。どちらかに安定している人が望ましい。
・能力が同じなら、思慮深い方を。

【運営団体】
NPO法人でも個人でも良い。非営利。
目的の共有が徹底できる必要最小限の人数で運営する。

【運営費・収入源】
・初期費用はクラファンで支援を募集する
・研究者ギルドファンクラブ設立で毎月会費を頂く
 ・ファンクラブ特典=会報(研究進捗報告書)発行
・イベント開催(研究発表会、オフ会など)

【研究費】
・研究者達に開発費を配る
・使途は開発に限定
・全員から領収書を集めて、経理は一括して事務職員が行う=研究以外の雑務を極力減らすため

【ロボット開発】
・すでに持っている技術の応用を軸に設計
・不足分、改善点を開発
・組み立て
これを繰り返しながら完全介護用ロボットを作る

【研究者の立場】
・特許は開発者のもの
・介護ロボットの製品化の際は特許使用料を支払う
・会報用に定期的に進捗報告をしてもらう
・メンバーは固定
・良い技術を持ち込まれた時はメンバーに迎え入れる

【運営メンバー】
プロジェクトメンバー

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随時、加筆修正します。