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6/15 文庫本『晴れ、時々くらげを呼ぶ』刊行
こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。鯨井あめです。
今年に入ってから忙しい日々が続き、noteもtwitterもなかなか更新できず、気が付けば梅雨を迎えようとしています。時間はどんどん過ぎていく。
ぼちぼちやっていきます。
さて、新刊のお知らせです。
文庫本『晴れ、時々くらげを呼ぶ』
6/15に文庫本『晴れ、時々くらげを呼ぶ』が刊行となりました。順次全国の書店様に届くかと思われます。
![文庫本『晴れ、時々くらげを呼ぶ』の表紙。制服を着た女の子が、くらげの降る屋上に立っている。](https://assets.st-note.com/img/1655259499226-PDENoDTCZL.jpg?width=1200)
彼女と出会った。僕の日常は変わった。
純度100%! 小説現代長編新人賞受賞作。
売れない作家だった父が病死してから、越前亨は日々をぼんやり生きてきた。亨は、最後まで家族に迷惑をかけながら死んだ父親のある言葉に、ずっと囚われている。
図書委員になった彼は、後輩の小崎優子と出会う。彼女は毎日、屋上でくらげ乞いをしている。雨乞いのように両手を広げて空を仰いで、「くらげよ、降ってこい!」と叫んでいるのだ。いわゆる、不思議ちゃんである。
くらげを呼ぶために奮闘する彼女を冷めた目で見ていた亨だったが、いつしか自分が彼女に興味を抱いていることに気づく。
自分の力ではどうにもできないことで溢れている世界への反抗。本への愛。父への本当の想いと、仲間たちへの友情。青春のきらきらがすべて詰まった一作。
(講談社BOOK倶楽部より引用)
繊細で美麗なカバー装画は北村英理さん、カバーデザインはいつもお世話になっている岡本歌織(next door design)さん、解説は本書を丁寧に読み込んでくださった吉田大助さんです。豪華。ありがとうございます。
カバーの色は空色にしていただきました。ぜひ、本屋さんでお手に取っていただけますと幸いです。
徒然
単行本『晴れ、時々くらげを呼ぶ』が刊行されてから、2年が経ちます。いろいろあった2年でした。
『晴れくらげ』を書いたのは、2019年の春。遠い昔のように思われます。光陰矢の如しです。しかし懐かしくもありながら、昨日のことのようにも思われる、時間に対する認識とは伸縮自在のようです。
あの頃から降り続いているくらげが、多くの方の元に届き、いまなお愛していただけていること、本当にありがたいです。
文庫の『晴れくらげ』も、たくさん愛していただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
来月には短編集も刊行になる予定です。
また追ってお知らせします。
それでは。