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2/22『小説現代3月号』発売

 こんにちは。noteでの年明けの挨拶を忘れていた鯨井です。だいぶ遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。楽しい年越しと節分とバレンタインでした。


短編掲載のお知らせ

 2月22日に、『小説現代3月号』が発売されます。
 この3月号は小説現代復刊一周年記念であり、第15回小説現代長編新人賞の受賞者の発表号になっています。
 そんな記念すべき号に、短編を寄稿いたしました。
 題名は『ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン』。猫ときらめきと追跡のラブコメ(?)です。おめでたい号なので、おめでたい話です。あらすじは以下の通りです。

 同じ学部の知人に頼まれ、ヘルプのヘルプのヘルプで入ったコンビニバイトで、大学生の『僕』は人生初の一目惚れをした。きっかけは、彼女が落としたイヤリングを拾ったこと。しかし、彼女は礼を言ってすぐに立ち去ってしまった。
 運命的な出会いから一か月以上が経過。
 彼女を呼び止めたらよかった、と後悔しながらも諦めかけていたそのとき、見覚えのあるイヤリングを歯に引っ掛けたクロダさんがベランダに現れた。
 もう一度彼女に出会うため、『僕』は一世一代の追跡劇を繰り広げることになる。 

 扉絵は前回に引き続き、与さんに描いていただきました。宝石とお人好しときらめきの、おしゃれな一枚です。本当に毎回かっこいい。最高です。この場を借りてお礼を申し上げます。いつも素敵なイラストをありがとうございます。
 楽しんでいただければ幸いです。


3月号という響き

 昨年の2月22日といえば、小説現代復刊号が発売された日であり、第14回小説現代長編新人賞の受賞者発表日でした。
 当日、開店したばかりの本屋さんで小説現代を購入し、ドキドキしながらページを開きました。自分の名前と作品の題名が載っているページを眺めて、受賞のことばを確認し、選評を拝読し、夢じゃなかったんだ、と改めて実感しました。
 第15回小説現代長編新人賞の受賞者様、フライング気味ですが、本当におめでとうございます。きっとこれから、とても充実した一年になることだと思います。
 ところで、新人賞作家のデビュー日っていつになるんでしょうね。受賞者発表の日なのか、雑誌に受賞作品が掲載された日なのか、単行本が発売された日なのか。わからないので、どの日もちょっといいものを食べようと思います。 


「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」に選ばれました

 2/12(金)に「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」の発表があり、『晴れ、時々くらげを呼ぶ』が6位に選ばれました。
 拙作が、「誰かに薦めたい!」と思っていただける作品に成長したことを嬉しく思います。
 発表に伴い、作者コメントを寄せていますので、ぜひこちらのランキングをご覧ください。発表の様子はYouTubeにアーカイブで残っています。
 また、パンフレットの配布や埼玉県内の本屋さんでのフェアも行われているようです。このようなご時世ではありますが、お近くにお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてください。


 それでは、今回はこのへんで。