見出し画像

私の就活供養話 (前編)

 長く続いた就活の終わりがやっと見えてきました!やったあ私!色々ありましたが、2021年卒の就活生として文章に残しておきたくなり、ちょっと擬人化して供養としようかなと思います。出てくる人のイメージは全部私の勝手です!ファンの方などに先に謝っておきます!笑

就活の話の前に

 私には婚約者(ずっとここに勤めるんだと決めていた会社。やりたいことがあったので。)がいました。イメージは鈴木亮平。芯があって大人で、でもお茶目なところもあって、誠実そうで... そんなところに惚れて、中学生のころから憧れを抱いていました。というか、その人と結婚する未来しか見えていませんでした。

 ところが去年の11月ごろ、合コン(という名の合同会社説明会)で会ったセンスのいい大人風イケメン(清原翔みたいな)の事業内容や実際に働く方のお話などに心を奪われて「うっわ.... この人がいい...」となり、すっかり虜になってしまいました。

 そんなこんなで私は鈴木亮平か清原翔かで迷っていました(本当だったら幸せすぎる)。どちらもいいところもそうでないところもあるけれど、それでも私がやりたいことができて、どちらと付き合っても楽しく過ごせそうな気がして、素敵な悩みを抱えていました。

2〜3月 ー就活初期ー

 幸せな悩みを持ちつつも、やはりその2人だけに絞るのはまずいよなと思い、堤真一(イメージというかもはや役柄か)や鈴木亮平の仲間(子/兄弟会社)、清原翔つながりの成田凌、ちょっと硬派だけど筋が一本通っていそうな柳葉敏郎(『踊る大捜査線』室井さんに引っ張られた)などに声をかけ、授業や課題をこなしながら結果を待つ日々でした。友達とご飯に行ってリフレッシュしたり、成功したらどんな暮らしをして...と夢を見たりしてそれなりに楽しく過ごしていました。

 しかし3月も後半になると、「新型コロナウイルスにより〜」が全ニュース/記事の接頭語になり、就活も徐々に私が見聞きしイメージしていたものとは違うものになっていきました。

 諸々の説明会や面接がweb上で行われたり、エントリーシートと同時に動画提出を求められたりして、リクナビやマイナビからは「説明会中止のお知らせ」が毎週来る。「いやこれどうなるの〜?」と思いながらもお気楽な私は「部屋を掃除するのだるいな」と「家の中なのにわざわざメイクするのめんどくさいな」の2つしか頭にありませんでした。

 そんな中でも相変わらず私は鈴木亮平と清原翔の間で揺れ続け、時々来る見合い相手に対応し、新たなイケメンを見つけては「悪くないな」とつぶやきエントリーをする、という毎日を送っていました。多分世間が思ってるよりも普通な暮らしをしていました。

4月 ー様子がおかしいと気付くー

 大学から「授業は全部オンラインです」と言われ、バイト先にも行けなくなった4月。家からは出られないけど、それはそれでできることがなくなったわけではないし、とポジティブな私は3月から引き続き同じような毎日を送っていました。春休みだった2〜3月とは違って授業や課題もありましたが、特に大きな問題もなく大学4年生を生きていました。

 ところが徐々にイケメンたちが「今年はもう彼女はつくりません」と宣言してきていると耳にしました。私にとっては緊急事態宣言よりも大きな宣言でした。ですが私が狙っていた人たちはコロナに左右されそうな人とされなそうな人と半々くらいだったのであまり切羽詰まってはいませんでした。

 そこで来た堤真一からの「今年はもう彼女はつくりません」宣言。「おお、来たわ堤真一。やっぱりか。」というのが第一印象でした。綾瀬はるかになることを夢見てきた仲の良い友達の顔が浮かび、「無事に生きているだろうか」と心配しつつもなんとなく連絡が取れませんでした。

 最初に提出した書類の結果がだんだんと返って来る時期になると、「この鈴木亮平の仲間とはweb面接だ」「成田凌はだめだったか〜」などと小さく一喜一憂しながらも、婚約者鈴木と新参者清原の結果だけをひたすら待っていました。

 しかしこのweb面接が曲者だった。接続にこそあまり問題はなかったものの、対面で話しているときと何かが違う。よく言われるタイムラグや聞き取りづらさよりも相手の雰囲気がわからないというのが個人的には1番大きな問題点でした。コミュニケーションを取るときはやはり多少なりとも相手と空気感を合わせ、どういうところに食いついてくれているのかを見極めることが大事だと思っています。特に面接では、自分の良さを分かってもらうためにも面接官の反応を見てその後の出方を判断することも1つのスキルだと思います。ただ、web面接ではそれがすごくしにくかった。これが私の就活を通して1番難しく、対処をすべきだったなと思う点です。

後編へ続く