拝啓あの日の増田貴久の〇〇へ

今はここで書いています(note試運転)

まずは増田貴久の〇〇5周年おめでとうございます。何事もコツコツと続けることに長けている増田さん。ついつい私が得意げにな顔をしてしまいます。時にほしい言葉をくれたり、思ってもみなかったありがたい情報を提供してくれたり、はたまたできるオタクのキラーパスにより胸熱くなる言葉が飛び出したりで本当にありがたい存在である増田貴久の〇〇。
今回の5周年企画でも、できるオタクのキラーパスにより、増田さんから「自分たちの曲や演出、衣装で好きなものが知りたい」と、血の沸き立つような一言が放たれた。NEWSの曲、と限定しなかった増田さんに想いを馳せると泣けてくるのだが、ここはさくさく進んでみようと思う。なにせこの発言からは実に10日以上の時間が経過してしまった。あまりにも年を取らないアイドルなので忘れがちだが、実はデビュー18年が経過しているNEWSお兄さん。すべての活動から好きなものを選ぶと人生が足りないので自分がリアルタイムで触れてきたものの中から選ぶことにした。

好きな曲

【夜よ踊れ】
一生好きなんだと思う。発表当時も熱い想いをしたためたけど、ちっとも色褪せる気配がない。メロディー、ラップ、セリフまで入ったてんこ盛りオードブル曲なのに、胃もたれするどころか飽きることもない。自分が触れてこなかったタイプの音のおもしろさが詰まっているのと、歌詞の言葉遊びがたまらん。「天井桟敷のダンスホール」「音階外れたセレナーデ」「裏切り者のチークダンス」あたりは初めて聞いたときから好きの鮮度が一向に落ちない。多分真空パックされとる。ラストに向けて2人ずつのハーモニーが展開していくのも当時のNEWS最高傑作だったと思ってる。2度も映像に残って本当に良かった。

【Brightest】
一生好きパート2。大好きすぎて当時アラームに設定してた。朝から聞いても最高の曲だった。LISAさんありがとう。青春時代にm-floの音楽がそばにあったので、自分が最高におしゃれだと信じてやまない音楽と歌詞に、増田さんの切なさを含んだ歌声が乗ることで何度もくらくらした。なんなら今もクラクラする。歌ってないときは音と遊ぶように飛び跳ねる増田さんを見るのが好きだった。NEVERLAND、あやめのInterからのつなぎはこれからも光り続けると思うし、NEWSのプレゼンを頼まれたらここを見せる。曲も、演出も衣装も文句無しで大好き。

【 Bring Back the Summer】
NEWS各位。 Bring Back the Summerのことを思い出してください。(太字+アンダーライン)葉山少プレでMV風動画作ったからええやろとか思ってます?全然良くないですもっとちょうだい。(東京まで届くほどの大声)生きろに隠れちゃって全然話題にできなかったけど、個人的にはとても想い入れがある。ちょうど生きろ発売の頃、なかなか大変なことが起きて、割と生きろを目指して生きてたというか、むしろ生きろって感じだった。生きろを地で行ってた。でも蓋開けてみたらあまりにも Bring Back the Summerが良すぎてすごくすごく沁みた。春からEPCOTIAツアーを駆け抜けて、夏には決死の味スタ参戦。まつりのあとに舞い込んだ Bring Back the Summer。ああ楽しい夏だったなあって思いながら秋の間ずっと聞いてたよ。そして肝心の音だけど、私の知ってるおしゃれな音はこれなんよ(断言)2番まで待ってやっと出てきたと思ったら柔らかさと穏やかさを含んだ増田さんの歌声。絶対すごく穏やかないい顔で歌うのよ。わかってんのよ。わかってんだけど映像がないんよ!!!!!まじでこれはどこかで歌おう。STORYでやったらいいよ、曲名にS入ってるからさ。  

【クローバー】
2020年1番聞いたNEWS楽曲は間違いなくこれだと思う。いつどのタイミングでこんなに大切な曲になったんだろう。とても最近の曲なのに、ずっと前から知ってたみたいな安心感があるのは、増田さんが常々散りばめてきたワードや気持ちをyellにのせて届けてくれたからなのかな。おこがましいのは承知で言わせてもらうと、私はNEWS及び増田さんの力になりたくて背中を押したくて作品が好きでNEWSのファンをやってると思っていた。でもSTORYの延期が決まった頃、クローバーを聞いてコンサートに行きたいとわんわん泣いていた私は、間違いなくNEWSに助けられていたNEWSのファンだったと思う。はっきりと自覚するほどクローバーを心の拠り所にしてた。会いたいよ、増田さん。僕らの愛したここでまた会おう。

【Snow Dance】
私が歌割り芸人になったきっかけの曲。なかなか罪深い。グループで歌う曲ってもんは歌番組での披露の都合なんかもあるのかもしれないけど、だいたいサビまでに1人ワンフレーズはパートが割り振られるものだと思っていたので衝撃だった。ま〜増田さんの声が出てこないでてこない!自担の歌割りの量に文句はなかった。けど今までの楽曲から考えると圧倒的にテゴマスの分量が減ったにも関わらずこんなにも完成度の高い楽曲ができるのか、と思ったと同時に、あれだけ少ないパートと歌詞のレパートリーでここまで私の心を攫う増田さんの声が少し怖くなるくらいだった。何年立っても「雪に願うよ」のハイトーンが好きです。今の増田さんが歌ったらあの頃よりもっと豊かな感情が乗った「雪に願うよ」になるんじゃないかなあ。聴きたいなあ〜。あっ、これも“S”入ってるねえ!!!!!(すっとぼけ)

【BURN】

速やかに売ってください。最新が最高なNEWSが大好きです。増田さんのハイトーンから始まるシングル、良くないわけがないので…!!!!!!

好きな演出

【4色のStrawberry】
自担が人生最大のサプライズっつってんだからオタクも人生最大の自担の功績として選ぶに決まってんだ!!!!でも人生最大と言われなくても好きな演出に絶対選んでた。こんなもん増田担冥利に尽きるすぎる。見たい衣装の走馬灯かと思ったもん。熱中症でやられたのかと思った。目に映る景色があまりにもワンダーランド過ぎて。今でも鮮明に思い出せるよ、味スタステージ向かって右手、上の上の方から目を凝らして見たステージの4色の衣装。見たくて見たくてたまらなかったピンクと黄色の衣装。ついに私の網膜に写った。NEVERLAND以降のオタクである自分は、その2色を見れたことでなんだかすごく報われた気がして、達成感に似た満足感と、この日のために、と増田さんのコツコツ積み上げてきたものと、15周年に照準を合わせていたその事実とでいろんな気持ちが渦巻いていたなあ。あんな素敵なもの見せてくれてありがとう。本当にあなたは自慢の自担です。

【EPCOTIA ENCOREのSPIRIT】
好きなものとは少しジャンルが違うのかもしれない。忘れられない景色の一つがアンコールのSPIRIT。あの日のSPIRITがなぜだかいまでもしっかりと心に焼き付いている。焼き付いているのは当時の気持ちがあまりにも純度の高いものだったからかもしれない。あの頃…あのSPIRITを見たとき、NEWSとならどこまでもどこにでもいけるなと確信に近いものを感じた。11人で構成されたフォーメーションで羽ばたく振り付けがあったからなのか、移動が大変でメンタルがバグって感情がガバガバになっていたからなのか。ROTで細かく衣装を調整し、手書きの文字をスピリット衣装に付け足す姿を見たから後から記憶の補正が入ったのか。5大ドームツアーを目指す地元のオタクと一緒に街頭で見たCMがたまたまSPIRITだったからなのか。もうわからないけど、思い出すと少しだけ気持ちがきゅっとするのにかけがえのない、きらめいた一瞬を私達は間違いなく共有したし見届けた。これは宝箱に閉じ込めておきたい記憶。

【EPCOTIA ENCORE 「生きろ」】
増田さんの脳内でどこまで想像していたのかわからないけど、MVよろしく黄色の光の中、四人で向き合って、装飾を限りなく削いだ白いシャツの背中を眺めながら聞く生きろのパワーはあまりにも際立っていた。その証拠に昨年少し雲行きが怪しくなってきた頃、思い浮かんだのは360度をファンの黄色いペンライトに囲まれ、四人向かい合ってパワーをぶつけ合う姿だった。あの景色こそ私達が体感してきた事実であり、みんなをつなぐ愛情だと今でも思っている。

【NEVERLAND オープニング】
NEWS担になって初めてのツアーがネバーランド。初めてのNEWSコンがこんなどえらいツアーだったこちらの身にもなって欲しい…初めてNEWSに会えただけでも嬉しいのに、ツアー全体の演出がいちいち最高すぎて永遠にこのツアーが終わらないでほしいと本気で願った。NEWSを愛する心があれば大丈夫とMr.インポッシブルは教えてくれたので仕方なく幕をおろしたがロスも半端じゃなかった。まずもう汽車が優勝。いやそれ以前に鍵か。初めて手にするNEWSのアルバム特典があんなにも凝った鍵であったこちらの(以下略)OP映像で女の子が鍵を開けるシーンからの高揚はなかなか体験できるレベルじゃないと今でも思うな。セットが汽車に変身したときの驚きと感動がすごい。まだNEWSが出てきてないのにもう楽しかった。ファンタジーに惹かれる心のまま大人になったので、好きな人が全力でやるファンタジーに触れて心が揺さぶられる。そうそう、会場のど真ん中で私達を待ち構えていた鍵のオブジェも忘れられない。コンサート会場に着く前から鍵を手に入れていたしずっとアルバムを聞いていたから気持ちは出来上がっていたはずなのに、あの大きな鍵はさすがに総本山の雰囲気だった。大きな鍵はいつの間にか消えていて、鍵のあったところに汽車がたどり着く。さっきまで神々しく鍵が鎮座していた厳かな雰囲気とは裏腹に、少し不気味だけど興味を止められなくなるようなネバーランドのイントロ。バラバラになった汽車の中から出てくる四人。やっとNEWSに会えた頃はすでに興奮は最高潮なOP。

【WORLDISTA I・ZA・NA・I・ZU・KI 】
WORLDISTAツアーの超私的目玉。まずはI・ZA・NA・I・ZU・KI をやってくれたのが本当に嬉しかった。めちゃくちゃ好きなのに巡り会えていなくて、まさかここで来るとは思ってなかったしネタバレも踏まずにいたので初日は変な声が出た。水、月、しっぽ。こんなん三種の神器でしょ。というか、嵐のコンサートで割と水の演出に触れてきたのに、使う人が変わると水の印象がこんなにも変わるものかという驚きもある。水は割とセレモニー的な、ハッピー要素、あらたまった印象を受けがちだが、I・ZA・NA・I・ZU・KI の水は完全に雨だったし、川だった。きっとこれは月としっぽのせいなんだと思う。満月を背負って天井から降る雨と足元を流れる川。そして川であそぶ四人(頭)。いざないの世界観を限りなく可視化した演出だと思う。私の乏しい想像力すらもぎゃんぎゃんに掻き立てるほどの可視化だったしぼんやり見えていたI・ZA・NA・I・ZU・KI の輪郭がしっかりとした線で縁取られた感。後述するが、このとき身にまとっていた衣装の力も相当大きい。I・ZA・NA・I・ZU・KI は古より今に伝わる物語だと思っているので、なんにでもなれてどこにでも行くことができるWORLDISTAならではの選曲かつ演出だったなと思う。ほんと好き。

【EPCOTIA IT'S YOU】
お〜ど〜る〜〜 きみ〜を〜見て〜 こ〜い〜が〜 はじ〜まって〜〜〜 っておれの中のKEIKOが歌い出す。サビで3対1、しかも1人は歌わずダンスに専念するってんだ!!!!サビで!!!歌わないって!!!!サビ!!!!とは!!!????!?!?!???最高!!!!特殊な歌割りにこそ興奮するオタク、あまりにも斬新すぎて好きを止められない。しかもこれ、最初に踊りだすのが増田さんなのが何を差し引いても最高天才優勝。むしろ勘弁して。これ、少ないけどお布施です受け取ってください。どうぞ。踊る増田さんが好きなので3人をバックに踊り狂うのが特別感あって最高だし、歌ってる3声は上下主メロでハモってるしちょっと待って本当に。レパートリーがありすぎんねんNEWS。最高なんか?最高だよな知ってる。しかも今度は増田さんの背中で歌ってたてごちゃんが踊り出すのほんと…もう言葉はいらない。諸々コミコミで尊い一曲。ちなみにENCOREでコヤシゲも踊ったところまでがIT'S YOUです。気を抜かずに年末まで駆け抜けましょう。

好きな衣装

【WORLDISTA 黒い鳥→トップガン】
黒い鳥、黒いレースを何重にも重ねるのがブレなくて好き。舞うと裾が美しいしテゴちゃんはアリトロに引っかかっちゃうしなんなら今現在“黒い鳥”ってしれっと呼んでるこの事実が胸熱。ツアー中から衣装にテーマがあると臭わせていた増田さん。まさか動物がテーマだったとは思わなかったし、この衣装のフードにくちばしつけてたと告白されたときはもう…この人の頭の中どうなってんだろう…百歩譲っても宇宙…って感じだしくちばしなんて気づけなかったし気づかなくても増田さんは別に私を責めたりしないしそこまで織り込み済みでくちばしをつける細やかな衣装への愛情…!!!!!(もちろんここまで一息)まあ正直黒い鳥は後日談が出れば出るほど尊くなってきている。これを決定づけたのはトップガン衣装のコメント。「ツアーでトップガンを披露したときの衣装(黒い鳥)とリンクさせて白黒赤を組み替えて作った(意訳)」が飛び出した時になんかいろんなものが突き抜けた。このコメントを初めて見たとき、ちょっと悩んだ。黒い鳥というくらいなので印象の9割は黒だ。そして記憶の中から白を探す。なるほどたしかにインナーだけは白だった。で、赤…?赤、赤…ああ、そういえば申し訳程度に赤い裾が舞っていた!!!!配分としては黒9:白0.7:赤0.3くらいの割合に見えるけどそれを組み替えるとこうなるらしい。えっまじで増田さんの頭宇宙すぎる。ものの見え方が自分と違うというか引き出しも多いし発想が柔軟だしそんな意図が…!?と思うと黒い鳥もトップガンもはちゃめちゃに愛おしくなってしまう。コンサートでの初披露の場から歌衣装に発展させるなんてなあ。意味を持たせるにしては粋だし増田さんにしかできない表現方法だと思っているので好きだなあ。

【NEVERLAND 迷彩】
素人が考えても使うのが難しそうな迷彩柄のスパンコールを使い、生地の切り替えや軍服リメイクであんなにもステージ映えする衣装を作るの、さすがすぎてあっぱれだった。一体一体で見るとデザインがまるで違うのに、並んだ時統一感が出るものはとても美しい。言葉にするのはとても簡単だけど、やりたいこと、着せてみたいデザイン、アイディアの引き出しがないと絶対に実現しない作品だと思うから一体一体のディティールまで愛している。特にコヤシゲの対比がすごく好き。あの長身にたすきをかけた小山さんはとても高貴だった。無地でハリ感のあるプリーツが輪をかけてフォーマルな小山さんに対して迷彩柄のプリーツ、首元に赤いスパングルがあしらわれたフード付きデザインのカジュアルなしげの対比は未だに悶える。沢山の鍵をネックレスにつけていた増田さんがとても愛おしかったなあ。自分の作ったものを心から愛せる気持ちや大切にする心の美しさがとても眩しくて、少しだけ羨ましかった。

【NEVERLAND ファーのパッチワーク】
今現在、わたしが思う「世間(増田さんが衣装を作っていると認知しているジャニオタ)が思うまっすーっぽい衣装」はこんな感じだと思う。ずっと前からある手法ではあるけど、増田さんは特にパッチワークとワッペンの相性がいい。相性がいいの一言では片付けられないほどの時間や思考の上でこのデザインが成り立っているのは承知の上だが、そのセンスに長けているのは確かだろう。何を組み合わせるか、どう組み合わせるか。可能性は無限大なのでかっこよくなるもならぬも無限大なわけだ。その絶妙なラインをくぐり抜けて、増田さんはパッチワークの衣装をいくつも作っている。組み合わせ次第でどんな顔にも見せることができるのだというのを表現しているし、本人自身も挑戦しているのかもしれない。どこまで、どんな組み合わせで増田さんのパッチワークを見せてもらえるのか、未来に期待しかないのだ。

【WORLDISTA 動物】
長いオタク人生においてこの衣装で聞くリボンほど混乱したコンサートはないが、これもNEWS担の醍醐味だと思ってる。アルバム内でトップを争うほどの良曲バラードの内容よりも気に取られてしまうほどのインパクトを植え付ける衣装。大混乱もつかの間、ちゃんと立ち姿でみると更に度肝を抜かれる。何を差し置いても小山さんの衣装が好きだ。あの突き抜けたデザインは小山さんでなければなかなか着こなせないだろう。たぶん私は増田さんが小山さんに着せる大人要素が強めの衣装が好きなんだと思う。無地×柄のバランスやジャケット、丈の長いものなど。これからも増田さんの変化球を美しく受け止める小山さんでいてほしい。

【NEVERLAND オープニング】
初めて見るNEWSのコンサートで一番最初に着ていた衣装。初めて見た増田さんの背中はこのマントだった。色が好きだ。私の知っている色で表すことのできない色と、きらめくマントを縁取る凛とした赤。なんとも言えない色と、道標のように縁取られた赤は、これから始まる冒険のスタート地点にぴったりな、長い物語の始まりにゾクゾクする色。装飾が好きだ。増田さんも選ぶの楽しかっただろうなと勝手に推測しているが、前身頃や肩の装飾が4者4様でずっと眺めていられる。ツアー終了後に送られてきた会報を見たときの驚きを今でも覚えている。スパングル生地は私が思っていた色とはまるで違っていた。受ける光の加減で衣装がこんなにも変化することを私は知らなかった。今にも続く「ステージ衣装はステージが一番映える」という自分の気持ちもこのあたりから来ている気がする。明るいところでまじまじと見ることができるので普通の照明で見る衣装もありがたい。しかしNEVERLANDのオープニングを思い起こせば、あの印象的すぎるNEWSとの初対面のインパクトの中に間違いなく衣装も含まれている。それはあの場であの照明だったからなのだとも思う。これから始まる冒険にふさわしい色を反射できるのはネバーランドのオープニングが一番似合っている。

【WORLDISTA 赤い馬】
2021年2月現在一番好きです。WORLDISTAで初めて見たあの日からずっと好きだ。初日、まず真っ先に目に入ったのが、しっぽ。今までもしっぽをつけるアイドルはいたし、しっぽの衣装もあったと思う。だが成人男性の首から足元まで一直線に伸びたしっぽの衣装はまだ見たことがない。長いことによる大変さは多々あったと思う。足元で揺れているので踏んで滑ったり、直後水に濡れる演出があるので乾かしたり管理が大変そうだったり。それでも諦めることなくこのしっぽでゴーサインを出したNEWS及び衣装チームには本当に頭がさがる。どこまでも見る人にどう映るかを考えていると思った。便宜上しっぽと呼んでいる部分は四人とも微妙に違う色なので、前から見るとメンバーそれぞれの長い髪を束ねているようにも見える。インビジブルダンジョンではシンプルな衣装の後ろで揺れることで現実離れした世界観を演出するのに一役買っていた。Digital Loveではジャンプするたび左右に振れる毛束がキュートさを加速させていたし、I・ZA・NA・I・ZU・KI での毛束はまさにしっぽそのものだった。古い言い伝えを歌にしたような曲なのでどうも狐を連想させる。毛束ひとつでここまでいろんなものに見せられるのがとても好きだ。ベースが赤いツイードなのもとてもおしゃれ。赤なのにギラギラしてない。どこまでも落ち着いた赤、落ち着いた生地に遊び心揺れるしっぽがついているのが最高。ツアーが終わってだいぶたった〇〇でこれはラプンツェルが髪の毛を使って塔から降りてくるシーンを見て思いついたと教えてくれたときも、やっぱり増田さんの柔らかい頭が好きだなあと思った。


あとがき

いつからだっけなあ。多分、去年寒くなってきた頃かな。行けなかった舞台への怨念も少し晴れてきた頃から、なんだかNEWSにド直球な愛情をぶつけたくなっていた。でもとっかかりがなくて、現場もリリースもなくて私は生活がいっぱいいっぱいになってて上手に気持ちを吐き出せないままここまで来てしまった。どう考えてもこの半年近くアウトプットがうまくいってない。いつもどおりの生活ができてない以上いつもどおりをやるのはとても難しいけれど、難しいなりに吐き出さないと心と頭の容量が足りなくなってしまいそうだった。増田さんの誕生日を今更祝ってみようか、などと考えていた時、冒頭に書いた〇〇が更新された。アウトプットの環境は整えてあったのであとは書くだけ。書こう。これは増田さんがくれたとっかかりだ!と思い書き始めたものの、まあなんとも難しいお題だった。本当に選べなかった。好きってなんだっけ…?まで考えながらなんとか自分が見てきたもののなかから厳選して選び抜き、さあ書きましょうとなったら今度は気持ちが続かなかった。先に衣装を書けばよかったのに、演出面から手を付けたので泣きながら書いたり、書いたら書いたでエネルギーの消耗が激しくてしばらく書く気になれなかったり。それでも〇〇の周年企画が終わるまでに書き上げられそうな雰囲気を察知したのでなんとかあとがきまでこぎつけた。角度は違えど、この数年、私達はまさにずっと同じ景色を見てきたんだと改めて思い知らされた。それでも、あの日、とっても強気にNEWS担になろうと決めた時とは少しだけ変わった面もある。クローバーでも触れたが、この一年間私はNEWSにかなり甘えさせてもらった。こんなこと書くと、曲を聞いて励まされました、とかDVDを見て元気もらいました。と続きそうだが、どちらかというと逆だったと思う。しんどくてNEWSの姿を直視できないこともあった。行けない舞台が悔しくて悲しくて、そっぽ向いてふてくされてた。いろんなことが重なって心の感覚が鈍っていて心から楽しめないこともあった。今までなら全部できてたのに、この一年は上手にできないことのほうが多かったと思う。だけど自分をだめなオタクだとは思わなかった。いつか“その日”が来たときは、笑って「僕らが愛したここ」で集まれればこのもやっとしたものは浄化するんだろうなと思っている。こんな愛し方でもNEWSは許してくれる気もした。今は万全じゃないけど少しづつ…いや、もしかしたら元通りにはならないのかもしれない。だけどまだまだNEWSと一緒に見たい景色が沢山あるんだ。また会える日には笑って会いに行くから。必ず、まだ行ったことのない「僕らの愛したここ」を探しに行こう。一緒にね。