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オンラインカウンセリングから

朝一番、オンラインの心理カウンセリングが終わって、
クライアントさんから、今日の質問集がとても良かった!と感想をいただきました。
 
了解を得て、一部、ご紹介できることを書いてみたいと思います。
 
 
クライアントさんは今日で3回目のカウンセリング。
「自分の今の価値観をしっかり見つめたい」
「これからの人生をどうつくっていけば良いかじっくり考えたい」
というテーマがありました。
 
過去2回では、今の状況や考えてること、気になるエピソードなどをたっぷりお話しいただいて、
それだけでも気づきがたくさんあった、とおっしゃっていました。
 
今日はいよいよ、一歩深めて考えてみたり、視点を少しずらした位置から自分を見てみようということに。
そこで質問を5つ用意しました。
 
1、小さい頃から親やそれ以外の人に、どんな価値観で育てられたと思っていますか?
今のものの考え方は、その価値観どおりですか?
それとも違う目で世界を見ていますか?
それはどんな価値観ですか?
 
2、20代までに経験したことで、自分にとって一番素晴らしかったことは何ですか?
 
3、一番尊敬できない人はどんな人で、その理由は何ですか?
 
4、今までで最高に素晴らしいと思った先輩や上司や先生はいますか?
その人が素晴らしいのは何をしたからですか?
 
5、誰か(集団でも)に何かを教えたり指導したりするとき、一番伝えたいのはどんなことですか?
 
 
ちなみに、午前中のクライアントさんは40代半ば、子育て中のワーキングマザーです。
 
これらの質問をざっと見ると、
誰でもなんとなくパッと思い出すことや思い浮かぶことがあると思います。
ただ、それを言葉にしてみようとすると案外考えてしまうものです。
 
これが本心かな?
これは真実かな?
思い込み?信じたいだけ?理想?
こう思うけど逆のことも考えてたりしないかな?
だとしたら答えは何と書く?
 
9時スタートのカウンセリングで、90分の予定を120分に延長して、ああでもないこうでもないと、たくさんのお話が出てきました。
 
自分の価値観を確かめながら、お子さんたちをどんな価値観で育てているだろう、という振り返りにもなりました。
 
 
自分を深く知ろうとする時、
自分が持っているものだけに注目するのでは足りないかもしれません。
 
周りの人に対してどう思っているか?
そんな自分をどう思うのか?
そう思った自分の心の温度はどのくらいか?
そこに、認知の歪みが見つかったり、
本当の自分の思いに近づくことができるポイント、
または「こう在りたい自分」があります。
 
 
気をつけなければいけないのは、
時間をかけて自分を見つめることと、
フィードバックできる相手をもつこと。
 
答えだって、時が経てばどんどん変わっていくものです。
知識も経験も思考も、増えていくからです。
逆に言えば、それらを増やしてこそ、豊かな人生になっていくのでしょう。
そして、ときどき立ち止まる時間をつくり、
こうして誰かと話してみると、区切りがつき、目が覚める思いになれると思います。
 
 
上の5つの質問は、クライアントさんの状況などによっても変えるのですが、2番だけは変えません。
 
「素晴らしかった出来事なんてありません」
という方も、話していると必ず見つかります。
話すことで、向けている意識が少しずつ変わって広がるからです。
 
人生は瞬間的な出来事と感情で過ぎていきますが、
長い目、広い目で見ようとすると、
新たな自分自身と出会える瞬間があるのかもしれませんね。
 
 

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