見出し画像

私が大学4年の時の卒論⑦

 24歳のスティーブに子供ができた。当時の恋人で会ったクリス・アンとの間に、まぎれもなく自分の子供が出来てしまったのだ。まだ若かったスティーブは彼女に子供を堕ろすことを要求する。しかし、彼女はそれを断り子供を産むことにする。するとスティーブは自分の子供であることを真っ向から否定し、父親として育てることも拒否する。その態度にクリス・アンは半狂乱になるが、それに動じず依然と態度を変えないスティーブに愛想を尽かし出て行ってしまう。

 その後、養育費を払うか否の問題となりスティーブは父子鑑定テストを受けるのだが、彼が子供の父親である可能性は94.97%であった。しかし、養育費を払うことを拒絶し、結果裁判所によって払わされるのではあるが、絶対に子供には会わないと言った。さらに『父親である可能性なら、アメリカ人男性の28%にある』(引用注3)と言い張った。このような不可解な発言をしているにも関わらず、スティーブはアップルの新製品に自分の子供である「リサ」と名付けるのである。この行動にどのような意味が込められていたにせよ、矛盾の男を印象づけるエピソードに変わりはない。

第一節 現実歪曲フィールドという影響力

 そんな彼を表現したこんな言葉がある。

『現実歪曲フィールド(Reality distortion field)』という言葉をご存知だろうか。

引用3 『スティーブ・ジョブズ 偶像復活』ジェフリー・S・ヤング ウィリアム・L・サイモン p93

#卒論 ** **#スティーブジョブズ #現実歪曲 #養育費

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?