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怠惰な会社員が2日で47万円稼いだ方法
0、仮想通貨に対する想い
私はいわゆる出川組(2017年末バブル時に初めて仮想通貨投資を始めた方々を揶揄する表現)というわけではなく、それより約1年前に仮想通貨なるものに触れていました。
4年前新卒だった私は日々の労働に疲れ、この生活から抜け出すものは何かないかと色んな可能性を模索していました。投資というものに興味を持ったのは、同期だった友人からFXやってみない?と言われたのがきっかけでした。結局、FXには手を出さなかったのですが、その際に色々と調べたのでしょう。他にも株や金、中にはバイナリーオプションなど怪しいものも手を出すか否か検討していたような気がします。そんな中ひょんなことから知ることになったのが仮想通貨でした。働けど働けど手持ちの資金が増えないことに嫌気がさし、なけなしの20万円を仮想通貨取引所に突っ込みました。
うろ覚えなので申し訳ないのですが、当時ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を10万円ずつ買っていてそれを今の今まで保有していたとしたら、
0.769(100,000/130,000)BTC×4,300,000JPY(2021.1.8現在)=3,307,692JPY
100(100,000/1,000)ETH×130,000JPY(2021.1.8現在)=13,000,000JPY
の合計1,600万円になっていたという夢見がちな皮算用をしながら、このnoteを書いています。
実際はそうなるわけでもなく、ただ徐々に徐々にBTCの認知度と評価格は上がっていき、自分の資産が寝て起きたら増えているのを有頂天になりながら眺めていたのをよく覚えています。人生初のバブルに一喜一憂し、時には1日に数十万も資産が増え、時には一気に50万失い(実際には失ってないのですが)、それが人生の中で一番の楽しみになっていました。働いて余剰金を仮想通貨につぎ足すという行為を繰り返し、私の資産は最高値で300万円程度にまで膨れ上がっていました。(投資額は50万円程度)
そんな中、2018.1.26にコインチェック事件が起きました。たしかAbemaTVで当時和田社長の会見を見ながらも、私は事の重大さを認識していませんでした。コインチェック事件が起こってからじわじわとBTCの価格は下がりながらも、価格のアップダウンに慣れていた私はBTCがやがて1,000万円を超えることを信じて疑いませんでした。そして、突如価格は暴落していきました。時すでに遅し、コインチェックの口座は凍結され(正確に言うとコインの取引ができなくなり)、自分の資産にも関わらずコントロールを失いました。そして落ちに落ち切った仮想通貨の価格は、私が購入した当初と変わらぬものとなり、自分のものだと思っていた300万円は本当のあぶく銭として散っていきました。
その日から私の本当のトレード人生は始まりました。バブルに踊らされ正常な判断が出来なくなった自分を恨み、次にチャンスが訪れた際には決して同じ過ちを繰り替えさないよう自分に誓いました。そして、今日その3年越しの誓いを達成したのです。
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上段2行を見ていただくと分かる通り、
53,022(112,998-59,976)JPY×9ETH=477,198JPY
の利益で売り抜けています。ただ成功したというわけではないことを知っていただくために、それ以前2017年からの売買履歴も赤裸々に載せています。では、今回はなぜこのトレードを実現できたのか、要素をいくつかに分けて解説していきたいと思います。特に心理的な側面に沿ってその時の決断を記載しているので、そこら辺の架空トレーダーが書いた本よりも何倍も役立つかと思います。いままで投資に費やした時間や知識、その他実体験でしか得られない生物を表現したつもりですので内容には自信があります。最初の価格は300円に設定しますが、3人買ってくれたら600円、さらに増えたら1000円という風に上げていこうと思います。先行者優位というやつです。
ひとつだけ先に断っておくと、ETHを買ったのは2020/12/12なので「2日で47万じゃないやん」というツッコミがあるかも知れませんが、なぜ表現したのかもしっかり記載していきますので、よろしくお願いします。
1、投資はメンタルが95%
前述の通り価格のアップダウンに一喜一憂していては、まともな取引は出来ません。特に仮想通貨の取引においてボラティリティ(価格の振れ幅の大きさ)はつきもので、それに対峙したとしても冷静でいるメンタルが必要です。なので仮想通貨を取引をする際に私が気を付けていたことは、必ず現物の取引をするということです。BTCのFXをやっていた頃もあるのですが、結局10万円全部溶かしてしまったりと、あまり良いことはありませんでした。また、ボラの大きい仮想通貨の取引において一番安定的に資産を増やす方法はドルコスト平均法を利用することだと考えていますが、今回はそれを採用せず、持ち金を全てつぎ込む一括投資を実行しました。ドルコスト平均法で投資する場合、例えば「毎月1万円ずつBTCを購入する」など息の長い運用が必要になってきます。もし仮に価格の急上昇が起きた時に、余剰資金を今つぎ込まないともったいないという心理に陥り、慌てて購入して結果的に下がるという絵が見えていたのでそのリスクを回避するのが目的でした。
2、仮想通貨の値上がりの法則を見極める
4年前から投資をしていて、仮想通貨の価格の上がり方にはある法則性があることに気づいていました。もちろん個々での値動きは予測できるものではないし、結局は大口の投資家が価格を操作しているという真理は理解しつつも短期的には確からしい法則があります。それは、上昇局面においてBTC→ETH→アルトコイン→草コインの順に価格が跳ねていくというものです。
2020/12中旬当初、BTCの価格は240万円をうろついていました。この価格はこれまたうろ覚えではありますが、2017~2018年バブル当初、BTCが最高値を付けていた値と近しいものでした。2020/5~10まで100万円前後をうろうろしていたBTCが突如息を吹き込まれ、わずか1か月で2倍近くになったことに私はバブルの匂いを感じました。ただ、それだけでは確信が持てませんでした。もう一つ参考にしたのはTwitterのトレンドです。2017年のバブルでは、キャバクラ嬢やさえない中年サラリーマンでさえBTCのことを話題に出していました。そしてバブルは弾けました。
普段買うはずのない人がその物に手を出しているというのはバブル崩壊の前触れです。まだ生まれていなかったのでその当時の事は知りませんが、1990年代バブル当時も、街のOLが不動産を買ったことを機に崩壊が始まったと言われています。(ソースは忘れました)
本題に戻すと、2020/12時点ではまだBTCはトレンドに上がらずテレビのニュースでも取り上げられていなかったように思います。それが私の購入のトリガーとなりました。以前と同じように価格は高値を付けているのに、世間は盛り上がっていないということが所以ということです。それが結果的に功を奏しました。BTCが上がっているならETHは次に上がるだろうということで、余剰資金を突っ込んだのです。
3、チャートのパターン暗記は最低限で良い
12月中旬~1/3くらいまで、じわじわ価格があがっていたものの私の中でETHの値動きは誤差の範囲でした。なぜなら仮想通貨の売買価格のスプレッドは酷いもので、例えば60,000円で買ったETHを次の瞬間売ろうとしても50,000円にしかならないということがざらにあるからです。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42692286/picture_pc_8923e72871a10b1e0d3ebac7099ed26f.png?width=1200)
流れが変わったのは2021/1/4からです。価格が落ち切らず1/5もそれを保ちながら更に伸びていきました。そして1/6にはさらに躍進し、1/7に高値をつけました。その時、私が購入した当初6万円の倍の12万円を超えていました。ここでこのETHを売却するかの決断を迫られました。その時に私が下したジャッジは少しでも価格が下がったら売ろうということでした。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42692677/picture_pc_18d0874a9cb4be60722c281f293907b4.png?width=1200)
仮想通貨でも株でも、いままで何度も欲をかき、本来得るはずだった利益を失ってきました。3年越しの誓いを果たすため、少し下がった今日1/8を売却日としました。この決断が正しいのかわかりませんが、それでも投資額54万円に対し47万円(+87%)という驚異的な数字を叩き出しているので、成功といえるでしょう。(かの有名な投資家のウォーレン・バフェットでさえ利回りは20%程度ですので、、、)
なぜ2日で47万円を稼いだという表現にしたかというと、この2日間での葛藤が物凄かったからです。1/6時点では全く売ろうとはしておらず、私が今回売ろうと思ったのはBTCが400万円をつける目前だったというのが理由です。いまだ見ない最高値を更新しようとする姿に恐れをいただきました。これをこのままブレイクして、さらなる高値を目指していくかも知れませんが天井をつけてナイアガラの滝を下っていく可能性も十分あります。一度成功ということにして、もし仮想通貨市場がまだ盛況であればBTCでもETHでもアルトでも草でもまだまだチャンスはあるので、一度手じまいすることにしたということです。
ここで気づいたかも知れませんが、私はチャートの哲学を全く利用していません。強いて言えば守っているのは二つの原則だけです。一つ目が上がるチャートは上がり続け、下がるチャートは下がり続けるということ。二つ目が過去の経験則を参考にした、最高値(天井)の仮置きです。世の中では酒田五法に始まり、いろんな名前のついたチャートのパターンがありますが結局は自分との戦いだし、裏切られるときは裏切られるのでそういうものは全くあてにしていないです。ちなみに一つ目の法則は、天才トレーダーcisさんが書いた本を参考にしています。
終わりに
私がいま持てる知識を元に、トレード記録を赤裸々に書きました。特に心理的な側面に沿ってその時の決断を記載しているので、そこら辺の架空トレーダーが書いた本よりも何倍も役立つかと思います。私もまだまだ初心者で、これから何回も失敗するだろうし心が折れる瞬間だってあるかもしれませんが、それでも仮想通貨のトレードは楽しく、誰にでも挑戦できるということを一緒にやりながら広めていきたいです。(もちろん、投資の方法は仮想通貨だけでなく株や金でも使えます)もし一緒にトレードを楽しみたいという人がいれば、ぜひ下記も登録してみてください。サロンを作っていこうと思ってます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42693445/picture_pc_b9159debe38941d0882aa80d4274769c.png)
長い文章読んでいただいてありがとうございました!
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