【遊戯王OCG】デュエル・ポータル【二次創作小説】

*この記事は大人気カードゲームの遊戯王OCGを、遊戯王OCGで活躍しているモンスターがキャラクターとなって対戦する内容です。

キャラクターの性格は妄想です。公式の用意した世界観設定を無視したやり取り、現在の遊戯王の環境や、メタ、ルール…………コンマイ語に準じた内容になります。

読みにくい内容ですが、楽しんで頂ければ幸いです。


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閃刀姫レイ(カガリ)「絶対にゆるさねえっ!」
説明しよう。
2019年7月13日発売の遊戯王OCGのパック《CHAOS IMPACT》に収録された、
《I:Pマスカレーナ》が、閃刀テーマの課題となっていた。
閃刀カードの効果は、場のカードを対象に取って発動するものが多く、
《双穹の騎士アストラム》や《Kozmo》との対戦には、
多くの設備投資に予算が掛けられた。
そして、I:Pマスカレーナの効果の内【(2):このカードをリンク素材としたリンクモンスターは相手の効果では破壊されない。】は、
閃刀テーマに対する、大きなメタカードの候補として挙げられるだろう。
そしてなにより、可愛い。
皆が使う汎用カード、そして可愛いとなれば、閃刀テーマはどうなってしまうのか。
閃刀姫レイ(シズク)「マスカレーナがアストラムの素材になれば対象を取らない、かつ破壊も出来ない。アポロウーサはモンスター効果だけとはいえ脅威度の上昇(以下有志サイトの引用なので省略)」
閃刀姫レイ(カガリ)「悲しいねえ」
閃刀姫レイ(ハヤテ)「……………………」
「おッーーーーーほっほっッ!」
閃刀姫レイ(一同)「その声は!?」
突如響く声、その正体は、今話題沸騰中の美少女カード《I:Pマスカレーナ》本人(スーパーレア)である。
マスカレーナ「スーパーレアは余計ですわ!」
閃刀姫レイ(カガリ)「ここまで来たってことは、ただではかえさないわよ!」
マスカレーナ「ふふふ勿論、私の力で、皆さまを環境から引退させてあげます」
二人の腕には、専用のデュエルディスクとデュエルゲイザーが展開。
《デュエルッ!》
1マッチ戦
マスカレーナ「とどめです!《Crusadia Testament》」
マスカレーナのアストラムの攻撃。
効果が発動し、3000のダメージを喰らう。ライフゼロ。
カガリ「うぐッ…………」
サイドチェンジ後。
シズク「次は先輩にかわって私が相手になりま~す」
マスカレーナ「まるで遊戯」
シズク「先行は私が貰います…………事故りましたね」
シズクは己の手札を五枚確認し、3枚伏せ、手札2枚の状態でターンエンド。
マスカレーナ「私のターン、ドロー、スタンバイ、メイン…………」
マスカレーナはシズクが伏せたカードと同じ縦列の魔法罠ゾーンにカードをセット。
そして、手札から、《蒼穹の機界騎士》を特殊召喚。手札は4枚。
マスカレーナ「蒼穹の機界騎士の効果」
召喚・特殊召喚に成功した場合に発動。
蒼穹の機界騎士以外のジャックナイツカードのサーチ。
シズク「その効果にチェーン。手札から《灰流うらら》」
《灰流うらら》の効果、蒼穹の機界騎士の効果を妨害。
マスカレーナ「させません!速攻魔法《墓穴の指名者》!」
シズクの手札から捨てられ、墓地にある灰流うららを除外。
そして墓穴の指名者の効果により灰流うららの妨害を受け付けなくなる。
マスカレーナ「私は《紺碧の機界騎士》をサーチ」
マスカレーナは再びカードをセット、そして条件を満たした縦列に、
紺碧の機界騎士を特殊召喚。
シズク「その特殊召喚時、手札から《浮幽さくら》の効果を発動」
うららと同じ手札誘発カード、その効果は、相手のモンスターの数が自分フィールドよりも多い場合に手札から捨てて発動できる。
シズク「さすがに墓穴の指名者が二枚あったら、不味いけど」
マスカレーナ「くッ…………どうぞ」
浮幽さくらの効果が通り、シズクがEXデッキから選んで確認させたのは、
シズク「《I:Pマスカレーナ》」
そして、マスカレーナは、己のEXデッキを公開し、
シズクが指定した同名カードを除外しなければならない。
シズク「へえー、2枚も?じゃー除外してくださいね」
マスカレーナのデッキコンセプトを真っ向から否定する。
マスカレーナ「まさか…………貴方も持っていたのですね」
シズク「誰も、私達が《貴方》を持ってないなんて、言ってませんから」
 シズクは微笑んだ。どこまでも嫌味な顔で。
マスカレーナ「私は紺碧の機界騎士の効果発動!対象は蒼穹の機界騎士!」
蒼穹の機界騎士を移動させ、元の縦列に別の機界騎士を特殊召喚するのが狙いか。
 その効果を通し、紫宵の機界騎士を特殊召喚。
シズク「その特殊召喚時、私は、セットカードの《終焉の地》を発動」
《終焉の地》、相手がモンスターの特殊召喚を成功した時に発動。
デッキからフィールド魔法の1枚を選択して発動。
マスカレーナの手札、場には、その効果を無効に出来るカードはない。
シズク「《魔鍾洞》」
マスカレーナ「やはり…………!」
 《魔鍾洞》、それは2019年頃から環境を混乱させたフィールド魔法。
 お互い、モンスターの数が多い程不利になるカードである。
 基本一体のリンクモンスターと魔法カードで戦う閃刀テーマとは相性が良く、
 展開を要とするマスカレーナの使う、機界騎士にも悪くない効果だ。
 マスカレーナの場のモンスターは三体。
リンク召喚で数を減らすことが出来ても、シズクの場にモンスターはいない。
リンク3、リンク4に変換するルートが、限られているに加えて、
どう展開しても、フィールド魔法を破壊しない限り攻撃も通らないのだ。
 マスカレーナは、汎用除去カードを引けていなかった。
 カードを残すのか、それとも、
発動する効果ではない対象耐性を持つアストラムを無理矢理立てるか。
その後は、閃刀姫側のペースへと変わる。
  閃刀姫の勝利、そして現状引き分け、マッチの3戦目
  サイドチェンジ後
 ハヤテ「…………」
  閃刀姫の人格も変わる。
  先行はマスカレーナ。
 マスカレーナ「私のターン!スタンバイ、メイン、手札から神樹のパラディオンを通常召喚」
 彼女のデッキの正体はジャックナイツ、パラディオンの混合デッキ。
その爆発力は計り知れない。
ハヤテ「Chain. [Ghost Reaper & Winter Cherries] effect」
マスカレーナ「その手は喰らいませんわ!浮幽さくらの効果にチェーンして発動、《墓穴の指名者》!」
ハヤテ「Chain. [Maxx "C"] effect」
ハヤテは動じずに、次の手札誘発カード、増殖するGを発動する。
マスカレーナの手札は残り3枚、
神樹のパラディンをマギアスに変換し展開をした後、
ジャックナイツの展開を繋げられる確率は高い。
 だが、ここで手札誘発カードを投げ、相手がそれを妨害するのなら…………。
 展開に使うテーマカードは二枚、どうなるか。
ハヤテ「!?」
 マスカレーナが手札から発動したのは、《抹殺の指名者》。
 宣言したのは、増殖するG。マスカレーナのデッキから除外され、
増殖するGの効果は無効。
マスカレーナ「私は神樹のパラディオン一体でリンク召喚!」
リンク1《マギアス・パラディオン》、その後、
マギアスパラディンが存在するエクストラモンスターゾーンと同じ縦列に、
魔法罠カードをセット、そして手札から、《紫宵の機界騎士》を特殊召喚。
マギアス・パラディオンの効果発動、それにチェーンをして紫宵の機界騎士の効果。
一つはパラディンモンスターをサーチ。
もう一つは場の機界騎士を除外して紫宵の機界騎士以外のジャックナイツモンスターのサーチである。
彼女の手札が、二枚に戻った。手札に加えたのは、《紺碧の機界騎士》、《星辰のパラディオン》。
紺碧の機界騎士を特殊召喚、そして効果発動。自身を移動させ、
マギアス・パラディオンのリンク先を空けた後、《星辰のパラディオン》を特殊召喚。
星辰のパラディオンの効果、墓地の神樹のパラディオンを手札に加える。
星辰のパラディオンと紺碧の機界騎士を使い、リンク召喚。
マスカレーナ「リンク2《ヴェルスパーダ・パラディオン》をマギアス・パラディオンのリンク先に特殊召喚」
 その後、ヴェルスパーダ・パラディオンの左のリンク先に神樹を特殊召喚。
 チューナーモンスターである神樹のパラディオンとマギアス・パラディオンで、
 リンク2《水晶機巧 ハリファイバー》をエクストラモンスターゾーンに特殊召喚。
 ハリファイバーの効果、手札・デッキから、レベル3以下のチューナーモンスターを特殊召喚する。
 特殊召喚されたのは、2体目の《神樹のパラディオン》。
マスカレーナ「私はセットしていた通常魔法《星遺物を継ぐもの》の効果」
 通常魔法はセットされたターンに発動が可能。
 効果は、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動する。
対象となったモンスターをフィールドのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
マスカレーナ「私は墓地の《紺碧の機界騎士》を対象にして発動」
 ヴェルスパーダ・パラディオンの左リンクマーカー先に特殊召喚。
 フィールドの神樹のパラディオンと紺碧の機界騎士を素材にリンク召喚。
マスカレーナ「召喚条件はリンクモンスター以外のモンスター2体、
リンク召喚です!リンク2《I:Pマスカレーナ》!」
 そして、I:Pマスカレーナとハリファイバーを素材に、
 現れたのは、マッチ1でも活躍したリンク4《双穹の騎士アストラム》
マスカレーナ「これで破壊耐性を得たアストラム!完成です!」
ハヤテの妨害を突破し、手札3枚による
マスカレーナはターンを修了。
ハヤテのターンへと移る。
 ハヤテ「Draw Phase Standby Phase Main Phase」
  手札は四枚、そして、マスカレーナの手札はゼロ。
ハヤテ「Field Spell [Chicken Game]effect」
  フィールド魔法《チキンレース》。ライフを支払い、1ドロー。
ハヤテ「Field Card Zone Set」
 はり替えを行い、新たなフィールド魔法がセットされる。
ハヤテ「《Sky Striker Mecha Modules – Multirole》」
 手札から永続魔法《閃刀機関-マルチロール》を発動し、効果を発動。
  対象は、セットされたフィールド魔法。
対象となったカードは墓地へ送られる。そして、送られたのは
 《閃刀空域-エリアゼロ》。
効果によってフィールドゾーンから墓地へ送られた場合の効果は、
デッキから閃刀姫-レイの特殊召喚。
ハヤテ「[Sky Striker Ace – Raye] SS…………link」
 閃刀姫-ハヤテを特殊召喚。
ハヤテ「Battle Phase Direct Attack [Sky Striker Ace – Hayate] effect」
 ハヤテの効果によるダイレクトアタック。
デッキから閃刀カードを一枚墓地へ送る効果の発動。
そして、墓地に送られたのは、《閃刀起動-エンゲージ》。
ハヤテ「Main Phase2」
手札から、更に発動。
ハヤテ「[Sky Striker Maneuver - Vector Blast]」
《閃刀術式-ベクタードブラスト》
お互いにデッキの上2枚を墓地に送る効果。
その後、発動した側の墓地に魔法が三枚以上ある場合。
EXモンスターゾーンの相手モンスターを全てデッキに戻す。
  既に墓地には、チキンレース、エリアゼロ、エンゲージの三枚。
  アストラムは、確定でエクストラデッキに戻るだろう。
その後二人の戦いがどうなったのか。
  知る必要はない。


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この記事は2019年7月にTwitterで公開したものを手直ししたものになります。

10月の通常弾で、界隈では閃刀姫ーロゼの20周年シークレットが話題になり、私「閃刀姫ーロゼの20周年シークレットが3枚揃ったら閃刀姫の二次創作小説(その他)を書いてやるぜ!」ということで、この場で再掲載してみました。

続きも考えております。二次創作なので有料で掲載することに躊躇いがあり、無料で続けていくことになるのですが、続けていくためにも、読んでくれた方々の応援は不可欠なので、是非、他のSNSでの拡散等、よろしくお願いします。


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