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文庫サイズの小説同人誌を作った

前置き

雨夜です。突然ですが私は腐女子で、2011年から小説で同人誌を年1冊~5冊くらい出していました。2020年は新型肺炎の影響もあり1冊も出せませんでしたが……
2011年~2015年7月まではA5サイズ、2015年10月以降はB6サイズメインで同人誌を出していました。一度だけ新書サイズでも出しましたが、文庫サイズで本を出したことがありません。字書きならみんな憧れる(と勝手に思っている)文庫本を出したいなぁと常々思っていたのですが、文庫本は文字数に対してページ数がかさむ上に印刷費も上がってしまうのでなんとなくできないでいたんですよね。
今回は推し印刷所に課金したい(極道以外で)気持ちがあったのと、新規参入ジャンルで既刊が1冊もないため、文庫で出しやすいな~と思い調べてみることにしました。前置きなげーな

使うソフト

執筆:pomeraDM200、Mery
ポメラに関しては家でも使います。辞書が便利で……以前は原稿のためだけに喫茶店に行ったりしていましたが最近はできないですね
校正:一太郎2019
2019年2月に導入しましたが、導入後一切同人誌を作っていません。以前はWordを使っていました
画像編集:Photoshop CC、CLIP STUDIO PAINT EX
今回表紙は友人に絵を描いてもらったのでなにもしていませんが、扉ページにトーンを貼るためにクリスタを使用しました。字書きの人もクリスタは持っていて損がないと思います。EXである必要はないですが
その他:スタディプランナー、新潮文庫、ゆるっとかわいいあしらい素材集あたらしい、あしらい。mojimo-kirei
スタディプランナーには締め切りを書いています。メインで使っている手帳でもいいんですけど同人専用にしたくて……Seriaとかで売っているバレットジャーナル用のシールが使いやすいです。もちろん純正のものでも◎見た目から入るタイプ
新潮文庫は奥付やらのデザインを参考にさせていただき、あしらい素材集の画像をたくさん使いました。このために買ったのでね……

ポメラを割と持ち歩いているのでメモを取ったりせずいきなり書き出してしまうことが多いです。私はいわゆる【映像先行型】なのでプロットを立てないんですよね。立てたほうがいいです
そして意外とソフトやら本やらにお金を出していたことを書き連ねてから気付きました。小説本ってWordや威沙があれば出せるんじゃないの!?と思われた方がいらしたらすみません。Wordがあれば出せます。

一太郎について

以前このTogetterを見てからずっと欲しかったんですよね!一回も自分の本出すのに使ってないけど!
一太郎には【きまるスタイル】という一発でいい感じにレイアウトを決めてくれる神機能があります。自分の本こそ出していませんが、昨年11月に実弟の小説本をこちらで校正しまして、「いままでWordでがんばっていた時間は一体……?」とおののきました。安いしみんな持ってて損はないと思います。Windowsでしか使えないけど

とか言っておきながら今回の文庫はこちらの記事を参考にしました↓

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照れくさいのでモザイク処理ですが、PDF変換するとこんなかんじです(マージンは画像なので適当)。この画像で言っても意味ないんですが本文フォントは筑紫アンティークS明朝、ノンブルフォントは源暎ノンブルを使っています。筑紫アンティークかわいすぎます……この画像じゃわからんけど……このためにmojimo契約しました……

ちなみにポメラで書いた小説をSDカードに保存⇒Meryでコピペ⇒一太郎に貼り付けという方法を取っています。Wordを使用していた時代からなんですが、一発ペン書き!みたいな感じがしてテキストエディタ以外に書くのが苦手なんですよね……。SDカードに保存しているのは以前使っていたDM10と違ってPCとの接続に時間がかかるからです。この辺はお好みだとおもいます

一太郎でやることはコピペした文章の縦中横、三点リーダやダッシュの確認、誤字脱字チェック、詠太での読み上げです。詠太は一太郎についてくる文章読み上げソフトなんですがブラウザ上などでも使えます。便利~。あとかなり読み上げが便利です。これも使いたかった機能!

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見づらいんですが校正の設定はこうなっています。私は舞城王太郎先生をリスペクトしているので、疑問符・感嘆符の後にスペースを入れないようにしています。あとは地の文にもくだけた表現が多いのでそれにチェックを入れないとか……これにチェックを入れると原稿が真っ赤になります。くだけまくっているので

扉と奥付を作る

こちらも新潮文庫を丸パク……参考にしました。手元にあった舞城の【ビッチマグネット】を見ながら作りました

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モザイクばっかりで申し訳ない……新潮文庫は縦書きの奥付ですけど、講談社文庫は横書きでかわいいですよね!書くことがあんまりなかったので新潮文庫を参考にしました。使用している花束などの画像はあしらい素材集を使用しています。めっちゃカワイイ~最高~!なんでお花なのかというと私がお花が好きだからです。単純明快

ちなみに画像に使用しているフォントは貂明朝テキストです。かわいい!大好きなフォントです。

文庫本はどこで印刷するのがいいのか

字書きの多くは絵描きが気にする「ベタのテカリ」というのもに縁がないです。基本的にベタがないからです。なので印刷所は値段や締め切りで決めてしまってもいいと思います。……と書いてブン投げるのはいささか乱暴な気がしますので、実際に頼んだ印刷所と候補に挙がった印刷所をご紹介しておきます。

STARBOOK

スターブックスは実際に利用しました。というのも2012年からずっとほぼ浮気せず利用しているんですよね。スタブを利用されたことがある方ならわかると思うんですが、スタブのスタッフ、優しいよね……最高……私は基本早割で入稿するんですが、スタブには「会員ランクサービス」というものがあり、利用すればするだけ割引をしてくれます。

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これは私が今回お願いした部数、ページ数、用紙などをログアウトして確認した値引き額です(金額は伏せています)。通常締め切りから23日早く入稿すると7,000円弱引いてくれるという、それだけでもすごい値引き額なんですが

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ログインするとこうなります。¥12,000 OFF!って軽く書いてあるけどスターブックスは大丈夫なんでしょうか。使えば使うほど引くほど安くなるスターブックス、一生推せる……

ちなみに今回の装丁メモです↓

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コミックモール

コミックモールも文庫本印刷が引くほど安いことで有名ですね

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部数は伏せますが、まァおもろいほど安いです。使える用紙が少ないのですが、本文にライト書籍用紙クリームが使えるので一度はお願いしてみたいと思っています。いつもキンマリなので……あとベルベットPP!これが使いたい!コミックモール以外だとしまや出版などで使えるイメージなんですが、あれはすごいですよね。マットPPは傷つくのが嫌であんまり使わないようにしているんですが、ベルベットPPはやってみたい……

プリントオン

以前一度だけ利用しました。いつもイベント一ヶ月前には書き終わるようにしているのですが、使いたいフェアには早すぎたり(あとから入稿すればいいのでは?)ちょうど開催されているフェアだと季節が合わなかったりしてなかなか再利用できていません。以前イベント会場で装丁のコンプリートBOXを購入したのですが、見ているだけで最高に楽しいので買ってよかったです。特殊装丁が好きな方におすすめのBOXです!あとこんなこと言ったらいけないのは判っているんですが、推しのとんでもない値引き額を見ていると……その……と思うときがあります。思うだけなんですが……でもPPがすごいかわいいので、派手な本のときには使いたいな~。推しは箔がめっちゃ種類あるんですけどPPはクリアとマットだけなんですよね

おわり

というわけで文庫本作成に使ったソフトや参考にしたものでした。どなたかの原稿作成のお手伝いができれば幸いです!

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