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何もないと思っていた街、旭川旅を振り返る① - お宿と新子焼き編 -

こんばんは、なつです。

昨日のつぶやきで書いたのですが、昨日から今日にかけて一泊の旭川旅でした。

タイトルだけ見ると、おいおい、失礼だぞ!って話ですが、旭川というまち、わたしの出身地でありまして。

高校卒業までを自転車乗り回して育ち、大学入学とともに出た街です。わざわざ故郷に旅に行く、なんて今まで考えたことがなかったのですが、やってみると意外と面白かったのです。
よかったらお付き合いください。

長くなりそうなので前後編になるかと思います。

旭川にいきたいよ!って思う方への、ヒントにもなれば、さらに幸い!
\こんな感じでお届けしてまいります/



旅のきっかけは、OMO7 旭川

今回の旅のきっかけ、旭川にできた星野リゾートが作った新しい形の宿泊施設、OMOシリーズの【OMO7 旭川】という施設を見つけたのがきっかけ。

サービスレベルを表しているという、OMOの後の数字、現在ある全国17施設の中で、7というのが最高値で、旭川と大阪のみなんだそう。

星野リゾートというと、ご存知お値段もサービスも最高ランクの宿を持っていることで有名かと思いますが、今回のOMOシリーズは、もっとカジュアルにお世話になれる『街ナカホテル』なんだそうです。

お部屋のランクはあるけれど、今回とったスタンダードなお部屋も可愛らしくてとても居心地良かったです。

まずは簡単にご紹介させてください。

OMO7 旭川ってこんなとこでした!

ꔚ立地ꔚ

旭川駅の中心地に程近い、6条通りにあるホテル。こちらは昔たしかグランドホテルだったと思うんですが、旭川駅からも歩いて15分くらい、荷物が多くなければ全然歩ける距離でした。

車で行く方は、駐車場は一泊1000円かかるのと、車出すたびに精算が必要なのでちょっと注意です。

旭川、バスは本数が減ってきていたり、駅が少ないので超車社会。公共交通機関はめちゃくちゃ不便ですが、主要な観光スポットにはOMOがバスを出してくれるみたいです。

今回我々車で行きましたので、パーキングに入れたあとは徒歩で歩き回り、翌日から車移動が必要なところへ、という流れになりました。

ꔚお部屋ꔚ

お部屋はいろいろと種類があって、今回お世話になったのがスタジオルームという1番シンプルなお部屋。

土足厳禁なので、段差はないけど、置かれたサインを目安に三和土スペースとして、靴を脱いで上がります。

つくりは至ってシンプル。L字型にベッドが2つにユニットバス。冷蔵庫は扉を開けたすぐ横に、ケトルやカップ、ティーパックなんかのお部屋の備品はベッド横のスペースに収められていました。

テーブルは、L字のベッドの重なるところに。
1人でも泊まれるお部屋らしく、1人利用だと窓際にある方のベッドはデイベッドとしてセッティングされるんだそうで、そこに座りながら使えるようなテーブルの配置でした。

とはいえ、メイクなんかする時は洗面台だとライトのみで色味が分かりにくいので、持参した鏡と、ティッシュで粉落ちしないようにブラシの粉を落としながらそちらのテーブルでメイクしました。

壁紙の色の組み合わせが、パリのアパルトマンみたいな本で見るような、グリーンと紫がかったピンクでかわいくて、テーブルの上に下がったライトがドングリの形でかわいかった!

マットレスもふかふかで、枕も硬さが2種類用意してくださっていて、掛け布団もふわふわ。
ホテルと名のつくところで、1番よく眠れたかもしれません。シーツは糊をきかせたぱりっとしたところが多い気がするんですが、毛布にくるまって寝たい派のわたしにはふわふわ布団とシーツが最高でした…!

収納はというと、ベッドが少し高くなっていて、ベッド下に荷物をしまっておけるようになっていました。
わたしは今回トートひとつで伺ったので、使うまでもなく壁に並んだフックにかけて終わりだったのですが、コンパクトなお部屋でも荷物の心配はしなくて大丈夫そう。

ほかにも動物をイメージした、さらにかわいらしいお部屋もあるみたいです。ペンギン部屋とか、かわいいだろうなー♡

ꔚお料理ꔚ

夕食付きのプランが限られた期間しかないそうなので、わたしが頂いたのは朝食のみ。
館内にある、カフェスペースでバイキング形式でした。イチオシのお料理が、『山わさび海鮮ごはん』と、『焼きたてワッフル』。

両方いただきましたが、わたしはカリもちっとしたワッフルが美味しくて2枚食べました。
1枚目は、野菜とサワークリームとサーモンマリネを添えてしょっぱ系、2枚目はヨーグルトクリームとメープルを添えて甘く、メープルとサーモンの甘×しょっぱの組み合わせも気になって、一口だけ試してみました。

和食系のおかずもあって、サラダもドレッシング6種類もあって、全体的になんかおしゃれ…!って思うものが多くて。
朝からテンション上がるおしゃれごはんでした。

こちらのカフェはアフタヌーンティーとかもしているようなので、母におすすめしたいところ。


お酒も飲める歳になったから、行けたお店。

何もないと思っていたけれど

住んでいた頃、北海道第2の都市とはいえど、旭川って何もないところだと思っていました。

いやいや、動物園とかすごいじゃん!

って思われるかもしれませんが、動物園は生まれ変わる前も、変わったあとも、遠足やらなにやらですでに体験済み。
今更そこを目的地にわざわざ旅を組もうとは思えず…。

ホテルのチェックイン前には、道の駅をまわりながら向かい、ラーメンを食べて。
(ちなみにラーメンは今回橙やに行きました。)

チェックイン後は買い物公園通りをふらふらしながら、昔と変わったお店をちょこちょこ覗きつつ、夜ごはん探し。
旭川の名物である(らしい)、新子焼きを探しながら、買い物公園通りをふーらふら歩き回り、パン屋さん覗いたり、屋台村を覗いてみたり。

大人になって、改めて街を歩いてみて、もちろん新しいお店が増えていたりもするからなのですが、【何にもない、わけじゃなかったか】と思ったんです。

大人になったからこそ行けたお店

学生時代って、できる遊びが限られてるじゃないですか。お買い物も好きにできないし、もちろんお酒が出るお店にも行けない、車もないから自転車と徒歩の範囲でしかあそばない、みたいな。

今回新子焼きを食べたくて、食べログとかによく出てくる『ぎんねこ』というお店目指して行ったのですが、やっぱり満席で。

お腹も空いたし、朝から行動していて疲れてきていて、あんまり待つのもね…と目をずらした横のお店にお邪魔しました。

入り口がおばあちゃんちの玄関みたいな引き戸で、焼き場の窓にひび入ってて、スナックみたいな看板。
ちょっと入るのにドキドキしちゃうような、そんな外見のお店。

でも、せっかくの旅だから、普段入らないようなところも面白いね、と入ってみると、おばあちゃん1人で切り盛りしてらっしゃるお店でした。

細い腕でお皿を運んで、カウンターに時々手をつきながらゆらりゆらりと、でもテキパキ働く女将さん。
うちのおばあちゃんも似た前掛けしてご飯作ってたなぁ、と懐かしくなるような方で。

そこで焼き鳥と新子焼きを頂きました。
若鶏の半身焼きみたいな感じで、それをタレに絡めたものを食べやすいサイズで切って出してくれるんですけど、これはみんな大好きな味!

お会計をそろばんはじいて計算してくれた女将さんがいる、昔懐かしいようなお酒も出すようなお店って、昔住んでいたときには絶対に来れなかったお店です。

そうだ、わたし旭川お酒飲めるようになってから、住んだことないんだった。
帰省した時に母と弟と家で晩酌することはあっても、外に飲みに行くことはなかったので。

もし、仮にお酒が飲めるようになる歳越えて住んでいたとしても、若いときだったら渋いお店よりもおしゃれなところ!ってなってて、伺うことはなかっただろうなぁ。

なにより女将さんの働きぶりに、わたしは亡き祖母たちの面影を見たような気がして、ちょっと感動しちゃったのです。

じゅうぶん大人になった今行くなら、ちょっと渋めのお店もいいなぁ、なんて発見したのでした。バーとかカフェとかも増えていたんだけどね。

ガイドブックに載っているお店はやっぱり素敵だけれど、昔からあるところ見つけるのもいいですよね。


さて、3000字越えたところで、前半として一旦ここでクローズしとこうかな。
翌日はわたしの最近の興味ど真ん中!酒蔵巡りに行きましたので、そちらも興味ある方はお待ち頂けたら。

増毛ドライブから、酒蔵が気になって…!
旅の記録は記事がたまったらマガジンにしたいと思います。

酒蔵、面白いです!
お酒に強くない、大した飲む回数も多くないわたしが楽しかったので、お酒好きな方にはたまらないのでは…?!と思うところたくさん!

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