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シトロエン、そしてAI

眠いです。
今日も思ったことを頑張って文字に起こします。

○シトロエンC6に乗りたい
福岡で走っていました。シトロエンC6。かっこいい。あのフランス車独特の変態的な美意識、すきです。
2000年代の自動車は旧車らしいカクカクしたデザインから現在のプラスチックを多用した滑らかなデザインの過渡期にあると勝手に思っています。凡庸で、輪郭がぼやけているどこか眠そうなデザイン。
でも今や段々2000年代の車も減って、いい感じに旧車っぽくなってきました。C6なんかちょうどいいデザインです。あんな変なテールランプ、どうやったら思いつくんだ。
ハイドロニューマチックも気になります。壊れるみたいですけど。そもそもフランス車に耐久性を求めていいのでしょうか。
私が車を買う年齢になるまでに高騰しないことを願う。

○反AI
AI絵は、悪貨が良貨を駆逐するが如く跋扈して一躍嫌われ者になりました。私はひねくれていながらも人情の深い人物ですので、そういうものを見るといい所を見出したくなります。考えたんですけれど、これは使う人の問題ですね、というありきたりな結論しか出てこなかった。

インターネットで人気のコンテンツは既存の著作物の剽窃が多い。
淫夢だったりそのBB劇場だったり、音MADも結局は著作権や同一性保持権を侵害している。そして、AI生成が批判される理由も根本は同じである。
第三者が勝手に著作物である絵を学習し、それをもとに学習元の著作物に類似した画像を生成する。
争点は、「学習」と「生成」のふたつの段階に分かれる。
学習について文化庁のスライドを確認したところ、普通の著作権法と同じく個人の利用を目的とするなら著作者の許諾なく可能である。しかし、享受する目的、つまりAI絵によって精神的欲求を満たす場合、または権利者を著しく害する場合は許諾が必要である。
生成の段階においては、もちろん個人目的の生成は合法である。生成されたものが公表されたとき、違法性があるかどうか診断する基準に「類似性」と「依拠性」の二つがある。類似性があり、その上で依拠性があると判断されると著作権の侵害である。類似性については結論が出ていて、「人間の創作物と同様に判断する」だ。これについてはAIがブラックボックスである以上、どう学習しているかわからないためであると私は思う。「画風」はもちろん著作権で保護される対象ではない。だからAIが画風を学習しているとしたら、AIは著作権を侵害しているわけではないからだ。しかしこの仮説が正しいか否かは人間には判断できない。
依拠性については議論の真っただ中である。結論は出ていない。ただ、「元の著作物がAIの学習に用いられていれば、依拠性を認めてよいのではないか」「AI生成物が、学習に用いられた元の著作物の表現と類似していれば、依拠性ありと推定 してよいのではないか(その後はAI利用者の側が、元の著作物がAI生成物の作成に寄与して いないことを立証すべき)」(引用元:文化庁著作権課https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/pdf/93903601_01.pdf)という見解が多くあり、我々の多く納得する内容であろうと思われます。

ネットでAI絵師(自称)が糾弾される理由に著作権侵害と別の土俵であるのに絵師を名乗っている傲慢さがあるでしょう。

私の意見では、合法なAI生成画像は一ジャンルとなり受け入れられるでしょう。AIにはAIでプロンプトエンジニアリングなどで別の頭の使い方があります。(かかる労力の程度は別にして)しかし、AI生成をしている人間が絵師であると名乗った場合、たとえ合法でも非難は免れないと思います。言い方は悪いですが盗人猛々しい。

MMDで動画を作るのは誰もが認める立派な創作ですが、モデリングから一からつくったと自称するとそれは嘘になります。勿論MMDで動画を作るのはAIを利用するのと同じと主張する気持ちは毛頭ありませんが、敷衍して考えることはさほど無理のあることではないと思います。

そして私が言いたいのは、絵師の絵が勝手に学習されることに対して恐ろしく抗議するならば、淫夢BB劇場やクッキー☆、丸亀製麺madなどの著作権侵害コンテンツで散々楽しんできた過去(ない人もいるかもしれないけど)が悪いことであることを自覚しなければならないということ。
侵害されてる人がインターネットの外側にいた(ex.野獣先輩)ので今まで気づかなかっただけで、侵害されてる人がインターネットの内側(ex.神絵師)になってやっとネット民である我々は広く著作権侵害の問題に気付いたのかもしれない。もっと前から気付いてる人はいたはずなのですが。


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