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ゆく私、くる私

あけましておめでとうござます。吉倉ヤスヒロです。

本年もよろしくお願いいたします。

僕はクラウドファンディングサイトのキュレーターでありながら、神主でもあるので、忙しさにかまけ、昨年末からの記憶がありません。

あれよあれよという間に紅白歌合戦が終わり、ゆく年くる年が流れ、2020年の正月を迎え、最初の出勤日を過ごしています。

そんな中で、自分自身の区切りとして、一度昨年を振り返り、今年を考えていきたいと思います。

2019年のこと:プライベート編

2019年は大きな転機となる1年だった。

プライベートでは、バンドをまた新しく始めた。FOYOというバンド。

3年前に以前のバンドを解散してからずっと機会を伺っていたけれど、昨年の10月にようやく2曲入りのシングル、「あした晴れたら」をリリースすることができた。

MVも作って先輩のcoffee_and_tvさん(@coffeeandteevie)、友達の涼(@ryoxxx71)にはお世話になりました。モデル、アシスタント、そして撮影場所を貸してくれた3人も本当にありがとう!

11月にはライブをし、50人以上の方々に集まっていただいた。たくさんの人に自分たちの演奏を見てもらえたのは嬉しかった。

ライブを見に来た音楽業界の知り合いから、「なんか吉倉の演奏見てたら、音楽を楽しんでやるってことを思い出した気がする。ありがとう。」と言われて、腹にストーンと落ちたものがあった。

ずっと高校からバンドをやっていた、自分の呪縛を解いてくれた気がした。

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もう一つは、月に一度実家に帰省したこと。

僕の実家は、新潟県糸魚川市という、新潟なのか富山なのか、はたまた長野なのかわからないような土地にある。北陸新幹線で東京から2時間半でつけるため、近年観光客も多くなってきた。翡翠と蟹が有名で、海も山もある素敵な場所だと思う。

そこでうちの家系は神社を代々お守りしている。

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実家にしばしば帰る理由は、家業である神主として神明奉仕をするためでもあるし、親が年をとってきたためでもある。また、より地域と深いところで関わっていきたいと想いを形にしたかったからでもある。

2拠点で生活することは、思っていたより遥かに多くの思考の機会を与えてくれた。自分ができること、できないこと、自分でないとダメな理由、自分でなくてもいいこと、東京の人から見た地方、地方から見た地方、など。色んなことを見つめ直すきっかけになった。

事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こっているんだ。なんてセリフもあったが、今ではそれも真剣に受け止められる。

自分の目で見なければ本当の意味で何が起こっているのかを知ることなんかできない。

2019年のこと:しごと編

しごとで言うと、それまで勤めていた観光系広告代理店をやめ、クラウドファンディングの世界に身を投じることになった。地域に"生きた"お金を流し、頑張っている人たちとそのコミュニティの強度を高めていきたいと思っていた中で、READYFORはこれ以上ない場所だと思った。

ここにいて何よりも楽しいなと思うのが、日々新しい何かを始めようと思っている人たちと話せること。その人たちは大体想いが強く、面白くて、熱い。熱量高く物事に取り組む人たちの火力を上げるために、風を起こしていくしごとはとてもやりがいがある。

通常はオフィスでの電話打ち合わせとPC作業が、僕がやっているキュレーターという職務での基本スタイル。けれど、勝手を言ってつくばでクラウドファンディングの相談会を17回も開催したり、地方でトークイベントを開催したり、ワークショップを5回も開催したりした。

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とにかく対面で人と会うことが大事だと思ってひたすら外に出た。上司の夏川さん(@natsuyuri0228)と堀下さん(@HorishitaKyohei)と一緒に色んな場所に出ていって、たくさんの土地土地の人たちに会った。

プライベートも合わせると、10の府県に行った。

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古い考え方かもしれないが、顔を合わせたり、実際に触れ合うことでしかわからない手触りがある。これを続けることで見えてきたものはとても多かった。ここら辺はまたまとめようと思う。

たくさんの考え方に触れて、たくさんの人の挑戦に関われたことが、何より自分の中に変化を起こしたことは間違いなかった。

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2020年のこと

この1年について。行動とかの抱負を述べたって自分のタイプ的に自己満足で終わりそうなので、心持ちとか姿勢を宣言していきたいと思う。

僕は昔から自己管理と自分からリスクを取りにいくことが全然できない。朝ゆっくり起きて会社に向かうし、タスクはポロポロ溢れる。最大風速で物事に取り組み始めたと思えば、すぐにしぼんでもぬけの殻になってしまう。うまいところで話の本題からフェードアウトしようとするし、積極的に自分の考えを形にしようとしない。

今までこの問題に対して、「まあ、人間それぞれだし仕方ないよね。どんまい。」と無意識に"逃げて”いた気がする。それは、自分が何でもない人物と認識するのが怖かったからだと思う。

けれど、この1年で周りが目まぐるしく変わって、新しい環境に置かれたときに、ようやくそんな自分が目を背けていた部分と向き合うことができるようになった。

自分から手を上げて、周りを巻き込んでいくのは怖い。

続けることは簡単なように見えて、一番難しい。

でもいつまでも小心者で、怠け者ではいられないと、色んな人と会うことで気付かされた。今年はそんな自分を少しずつ行動で変えていきたいと思う。

3月で28歳になる。2020年はオリンピックもあって楽しみな年。やりたいことはやっていきましょう。

皆さま、また1年、変わらずお付き合いいただけると嬉しいです。

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