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思い出を振り返る場所

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  • 海を見に行った時の話

    男二人旅の記録

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田舎ではしご酒。壱

2018年12月4日 時間は17時頃 まだコロナが猛威を振るう前の話。 世間は師走という事もあり慌ただしい雰囲気だった。イルミネーションも点灯しておりカップルや子供連れ、学生達等で駅前は賑わっていた。 そんな中、私は友人と会うため高崎駅西口の喫煙所にいた。 西口を出て左手にある野外の喫煙所。17時頃という事もあり仕事終わりのサラリーマンで賑わっている。 一服をし携帯をいじっていると友人が来た。 心之介とスミケンの2人。 心之介はちょくちょく会っていたが、スミケンとは数年ぶり

    • どこか遠くへ行ってみた。肆

      前回の続き。 昨晩ぐっすりと眠れた私は寝起きもよかった。 お酒を飲んだ翌日は頭痛とともに目覚めることが多かったのだか、今日は至って健康だ。 なにかスピリチュアルなものを感じた朝だった。 横を見ると既に心之介が起きていた。 前回書いた通り、隣の部屋とは襖1枚で分かれているだけなので当時の朝ドラの音声で起きたらしい。これは災難だ。 素泊まりプランで宿泊した為、朝食の用意は無い。宴会場なようなところで他の宿泊客が朝食を食べているところを見かけたが、正直食べたかったなと思った。

      • どこか遠くへ行ってみた。参

        前回の続き。 宿が決まった私達は意気揚々と浦新へ車をはしらせた。 海から離れる寂しさはあったが、浦新への謎の期待があった。 幹線道路を抜け山道を走ること1時間半。ついに目的地の浦新が見えた。 外観はホームページで見た通りおばあちゃんち。中に入ってもそこはおばあちゃんちだ。 木造の年季の入った建物。館内はビジネスホテルのような小綺麗さはなく、どこか安心する内装。そしてお酒の自販機。350mlのビールで400円ぐらいだった気がする。 そしてオーナーへ電話したものですと伝えると

        • どこか遠くへ行ってみた。弐

          前回の続き。 海が見えてからしばらくすると目的地の公園へ到着。 駐車場に車を停め、5分ほど歩くと念願の海が目の前に。 出張などで海沿いに行き見ることはあったが、海を楽しむ為だけに来たのは小学生の時以来だ。 群馬では感じられない塩の匂いやベタつく風、波の音。 一緒に来た心之介はどう思ったか知らないが、私は4,5時間かけてでも来てよかったと思った。 しかし、時期が時期なので海には入れない。近くを散策することにした。 防波堤を歩いていると海に出っ張った釣りスポットのような場所

        田舎ではしご酒。壱

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        • 海を見に行った時の話
          4本

        記事

          どこか遠くへ行ってみた。壱

          今から6年前 21歳の4 月 GW前の話 高卒で入社した会社を辞め無職だった期間。 暇だ、どこか遠くへ行こう。 不意にこのような考えが浮かんだ。 と言ってもどこに行こうか?てか、一人で行くのか? 色々な考えが廻り、最終的には心之介に連絡をした。 anちゃんは東京だし、心之介なら大学生だから時間はあるだろうと思ったからだ。 どんな話をしたかは忘れたが、 私「海沿いの道で夏色えがおで1, 2, Jump!を爆音で聴きたい」 心之介「遠くに行くなら泊まりだな」 のような話

          どこか遠くへ行ってみた。壱

          二郎系ラーメンとの出会い

          男たるものラーメンとは切っても切り離せない関係。 そんなラーメンの中でも一際異彩を放つジャンルがある。 二郎系ラーメン 私自身、ラーメンの中では二郎系が一番好きだ。 そんな二郎系ラーメンとの出会いを書いていこうと思う。 二郎系ラーメンと出会ったのは確か高校2年生の頃。 期末だか中間テストで学校が半日で終わり友人達と昼ごはんを食べようとなった。 学校のすぐ側にあった松屋でもよかったが、友人の1人が景勝軒にしようと声をあげた。 景勝軒とは群馬を中心に展開している二郎系ラーメ

          二郎系ラーメンとの出会い

          修学旅行の思い出

          会社の先輩や同僚の数名と話した時の事だ。 先輩の息子は中学3年生で、この間京都と奈良へ修学旅行に行ってきたらしい。 因みに、群馬県の中学3年生では殆どの学校で京都と奈良の修学旅行になる。 お土産の話、この場所はいいですよね等思い出話で盛り上がった。私も会話には参加していたが、内心よく分からず話を合わせていた。 なぜかと言うと、私自身中学3年生の時、修学旅行に行かなかったからだ。 修学旅行当日に風邪をひいた訳ではないし、怪我をして入院してたという訳でもない。 親族の不幸があ

          修学旅行の思い出