見出し画像

渡部昇一流『四書五経』の解釈 171

😈 人知らずして憤らず 😈 (『論語』学而第一)

🌏 人知らずして憤らず、亦た君子ならずや 🌏

自分が能力のある人間であることを人が知らなくても、
あまり憤慨しない。そういう人はまた立派である。

自分は自らの求めるものに対して淡々と行動するのみであって、
それを他人が認めようと認めまいが一喜一憂する必要はない。
たとえ誹謗中傷されたとしても、怒ったり恨んだりしない。
君子とはそういうものであると言っているのである。



山中のオアシス

君子になることを宣言したら友情は破滅するだろうか?
君子と聞けばみんな理想の世界だと思うのだろうか?
ではその君子とはどういうものだろうか?
『広辞苑』より
①高い身分の人
②人格が立派な人。徳が高くて品位の備わった人。品位の高い人。人格者。
③梅・竹・蘭・菊の異称。四君子。
④文人画で蓮華を描くもの。君子花。
⑤妻が夫を指していう語。
私に当てはめれば全て落第です。
とても君子などには成れそうにはありません。
そして身分の高い人はと見渡してみる。
考えてみれば今の日本に身分制度はありません。
で、社会的地位が高い人という意味では皇族や王族ということになるでしょうか。
では、大統領や総理大臣はどうだろうか?
選挙で選ばれた人。その選挙は国民がします。
が、国民の暮らしは?・・・・・・・
はて、君子はどこにいるでしょうか?
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?