渡部昇一流『四書五経』の解釈 293
😈 環境保全の心得 (『論語』述而第七)
🌍 釣りすれども網せず、弋(よく)すれども宿(ねどり)を射ず。
釣りはするけれども、釣るのは一匹ずつで、網を広げて一網打尽にするようなことはしない。弓で鳥をとるけれども、寝ている鳥まではとらない。
「網」を「綱」として「はえなわ」と訳している本もあるようだが、
ここは「あみ」の方がしっくりくるように思う。
これは環境保全の心得のような言葉で、捕るけれども根絶やしにしてはいけないと言っているのであろう。
2024年6月15日(土曜日)曇り18℃〜28℃
イエスが自分の使命を伝えるために「一粒の麦」で語った。
《解釈》
「麦の粒、確かに粒のままだと生涯一粒のままですね。地に落ちて死ななければと言いますが、地に落ちて腐ってなくなるとは言っていません。当時の人々は、麦の粒、種など地に蒔くことによって粒、種としての形状は無くなりますが、粒が、種が、その殻が弾けて新しい芽が出ることを粒・種に死んで新たな命に誕生することを「地に落ちて死ぬ」と理解していたのです。つまり、麦の粒・種に死んで復活することを示唆しているのです」
「一粒の麦」と「一本の藁」そして「一人の私」は変身できます。
変身するためには「麦」も「藁」も「私」も死ななければなりません。
が、命を落とすことではありません。姿・形を変えることです。
麦は粒から種へ、藁は農業の形を変え、私は自我を消し別人となった
イエスは人から神へ、孔子は人から聖人へ、そして私は不幸から幸福へ
➖すべては、あの日、あの時、あの場所、あの出来事から始まったと言えるような、特定の点があるのだろうか➖アガサ・クリスティ
答えは「イエス」
だから、「一票」は政治を変えられます。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😊
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