渡部昇一流『四書五経』の解釈 245
😈 益になる友 (『論語』李氏第十六)
🌏 直きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞を友とするは、益なり。
真っ正直な人を友達とし、信頼できる人を友達にし、
いろんな知識のある人を友にする。
これは有益なことだ。
これは友達の選び方を述べている。現代では、
有能な医者と有能な弁護士を友達にするのがいいと言うが、
「益友」という言葉があるように、
益になるような人と交わるのがいいだろう。
【2024年4月28日(日曜日)晴れ12.5℃〜28℃】
予報では真夏日並みの気温になりそうだ。
夏が好きな人はウキウキ気分だろうか。
私も夏は好きでしたがそれは水泳ができる喜びでもあったが、
今は水泳ができる環境にはないから夏はどうでもよくなりました。
悲しい心変わりです。
が、この心には変えていいものと変えてはいけないものとがあるらしい。
つまり、執念と断念だ。
執念と言いますと少し呪いめいたものを感じマイナスのイメージですが、
そこに「信念」を加えればその要素は変わるでしょう。
また、断念もそうですね。「悔しい」「後悔」につながりやすいです。
が、「思い切り」と申せば次へのステップアップとも受け取れます。
しかし、この二つの心をうまくコントロールしている人は少ないものです。
よく「信念を持て」などと申します。
でも、持っている人って結構少ないんですよね。
恨みや執着は持ちやすいんですけどね。
私も人に恨みを抱かれた経験があります。お相手にすれば「許せない」
からです。笑って冗談で済ませることもできますが、
それをできない人は多いものです。
人の感情は毎日嫌というほど出てきますが、耐えたり吐き出したりを
繰り返しながら一日を終えます。そして一人になってホッとして
また活力を得て生きていきます。これができている間はいいのですが、
人には限界というものがあり、必然、スランプが訪れます。
その時間の在り方は人様々です。
時にはその長さに耐えきれず病になったり挙句は自殺ということもあります。
人の世は無情です。自分の問題は自分で解決しなければなりません。
そんな時友がいれば慰めや励ましを受けながら人は成長するものです。
子ども時代はそれが親だったりするものです。
が、苦しみもまた人生の味ではありますので楽しみながら味わいたいものです。
とはいえ、渦中にあればそれはわからないものです。
でも、出口のないトンネルはありません。
では、本日もつつがなくお過ごしくださいませ。
ありがとうございます😄
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