ダークヒーローファンタジー小説『平和の鐘』第二章キングの葛藤、完結しました!
こんにちは、雌蛸改め加賀宮カヲです!PNを決めたぞ、俺は!
三十三間堂で思いついた名前なのできっと間違いない、うん。
さて、最終エピソード「死神の罪悪感」全話公開いたしました。ずっと、ここを目指して走ってきました。とりあえずは。公開した途端に起きていられなくなって、丸二日近く寝たよね……
【小説リンク】
カクヨム版(第8回カクヨムWeb小説コンテスト応募作品)
死神の罪悪感-Ⅰ - 平和の鐘(加賀宮カヲ@雌蛸) - カクヨム (kakuyomu.jp)
なろう版
平和の鐘 - 死神の罪悪感-Ⅰ (syosetu.com)
【登場人物】
キング・トート:本作主人公。15歳。両親を殺害し、死神の身体を乗っ取った少年。取引と引き換えに様々なものを手に入れていく。出生の秘密と兄の存在が明らかになっている。
魔術師:「魔術師の誘惑」のエピソードキーマン。人間界に存在する、死神の一人。ヨシュア・キンドリーに仕えていたが、別行動をとる事が増えている。とある目的のために動いていた。本エピソードによって、その思惑が明らかとなる。
エマ・ハイネマン:「審判の日」より登場。ヘッゲルの実娘であった。かつてのエマとしての記憶を全て失い、ただのエマとしてキング邸のメイドをしていた。キングの良き理解者。
フランツ・デューラー:「運命の輪」より登場。ヘッゲルの実弟。身勝手で冷徹であった兄とは違い、実直な性格。キングとエマによってヘッゲルが死亡した事を知らない。
カイン:「甘い節制」より登場。レイラと同じ、洗脳が入らないアダムの子。傭兵部門トロイの幹部。兵器である事にプライドはあるが、感情を殆ど表に出さない。ヨシュアのお気に入り。彼にキスをされてからレイラを意識するようになる。18歳。
レイラ:『女教皇の憂鬱』より登場。傭兵部門トロイの幹部。18歳。クロエの実姉だが、彼女が生まれる前に売られてしまったため面識はない。キングの過去を最もよく知る人物。トロイのボスの愛人であった。
アンナ・キンドリー:「運命の輪」より登場。州知事の子供、二卵性双生児キンドリー兄妹の妹。盲目の美女。独特の勘の鋭さを持つ。周囲が思っているよりも、様々な事に気づいている。23歳。
オリヴァー・キンドリー:存在自体は「運命の輪」より登場。二卵性双生児キンドリー兄妹の父。妻は居ない模様。息子のヨシュア同様、冷徹。政治には長けてる。エヴァへの想いを吐露する場面も。
エヴァ:キングの母。当初より登場。既にキングの手で殺害されているが「星の憧憬」で過去が語られる。元アダムの子で偶像の血液で実験をされていた。本作のキーパーソン。
クロエ:「月の嘆き」で登場した黒い瞳が特徴的な少女。彼女が持つ瞳は『ブラックダイアモンド』と呼ばれ、イブの庭が狙っている。本人は現在、洗脳状態であった。キングを拒絶しており、取引が成立しなかったが魔術師との取引は受け入れた。6歳。
ジョージ:本作「吊るされた男」エピソード主人公。本作においてもキーマンを担う。かつてソビエト組織からそそのかされ、大統領暗殺を目論んでいた。父親が過去に行っていた人体実験を知ってしまい、過去を思い出してしまう。クロエとは離別。28歳。
ヨシュア・キンドリー:「運命の輪」より登場。二卵性双生児キンドリー兄妹の兄。欲望のためには手段を選ばない冷徹さを持つものの、私情に走りがち。キングとの関係性については最新話までで明かされている。23歳。
【キーワード】
洗脳:今作で最も重要なキーワード。
特別顧客:「女教皇の憂鬱-中編」でレイラの口から、その存在についての言及があった。国や組織を横断していく存在であり、特定の誰かを示す呼称ではない。現在の特別顧客はヨシュア・キンドリー。
イブの庭:表向きはカルト教団だが、作ったのは歴代の特別顧客たち。
アダムの子:イブの庭の信徒を指す事もあるが、人身売買される子供たちを主に指して呼称している。キングがかつていた集落の子供たちは皆、何故かいなくなってしまう子供たちとして、アダムの子となっていた。
トロイ:イブの庭、傭兵部門
エデン:イブの庭、人身売買部門
プロジェクト・エデン:ジョージの父と先代の特別顧客が行っていた人体実験の総称。作中では父親の残したファイルという形で出てくる。
ブラックダイアモンド:現在は、クロエの瞳を呼称している。その内容については特別顧客のみが知っている状態。もう一体存在することが「塔の住人たち」で明らかになった
特異体質:死神の血を使った人体実験の成功体。
【雌蛸あらため加賀宮カヲから一言】
この作品は四章編成です。第二章が完結したと言うことで。こちらの創作ノートを骨子にして、設定資料集を作成してUPする予定です。一回、整理した方がよかろうもと言うのがありまして。
特に死神の能力とか、頭そんなに良くない人が頑張ったデスノートみたいな設定になってるんで。分かりにくいと思うんですよね。
さて、エピソード解説。
どうしても魔術師のエピソードをここに入れなくてはならなかったので。思った以上にジョージが暴れてえらいこっちゃになってますが。エピソード主人公は魔術師ですw
エピソード全体を通して大アルカナ火の玉ストレートになってて、笑ってしまった。キングとジョージの関係性の変化がメインではありますが。キンドリー兄妹のエピソードもここに入れられた良かったです。
クロエも新キャラと共に動き出します。
と言っても、クロエちゃんはまだおちびなので。そうそう動かせないんですよね。そのための新キャラでもあるんですが。実姉のレイラとはどうも縁が薄いんだよな、この子……
今回、設定資料を上げます宣言をしたので年齢も明らかにしましたが。一部のキャラの年齢が多少変わってしまったのは、ご勘弁を。アダムの子らは奴隷ですから。彼らの年齢がはっきりしているのはおかしいという、妙な拘りを発動して研究所が出てくるまでぼかしてました。
第三章は『兄と弟』です。
第二章までで、明らかになった様々な兄弟関係。姉弟や兄妹などももちろん含みます。ジョージとキングも兄弟ですからね。ある意味。それぞれがどう向き合うのか。
『ブラックダイアモンド』争奪戦とキングvsヨシュア。こちらを軸に人間関係についても書いていきたいと思っています。
それでは最終エピソード「死神の罪悪感」をお楽しみください。
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