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風俗店のミクロ的な見方、マクロ的な見方

昨日の記事で軽く触れましたが、風俗店のミクロ的な考え方とマクロ的な考え方を記事を書いて行こうと思います。

ミクロとは小規模な考え方です。
風俗業界で言えば1つ1つのグループ店、グループ店で言えば1店舗、店舗単位で言えば1人1人のキャストさんやスタッフに焦点を当てた考え方です。

マクロとは視野を広げた考え方です。
業界全体、グループ全体、店舗全体といった広い視野での考え方です。

業界全体の視点からの分析

風俗業界の流れはどういった傾向にあるのか、という視点でのマクロ分析と自店舗はどういう動きをするべきなのか、なのかというミクロ分析の両方を行うことでより正しい選択をしていくことができます。

マクロの視点で風俗業界を観察すると、ネット集客中心という流れになっていることがわかります。
料金や在籍キャストなどの情報はインターネットを用いることで簡単に比較することができるようになっています。
では、このマクロの考え方を自店舗の動きに落とし込んでいくと、
・自店舗のインターネットは充実しているか
・スタッフのインターネットリテラシーは高い水準を保てているか
というお店単体の課題が見えてきます。

自店舗だけのミクロの視点しか持っていないと、
「なんで頑張ってるのに暇なの・・・?」
「売り上げが全然あがらない・・・」
という状況になります。

頑張ってるのに儲からないのはつらいですよね。
そうならないようにするためにも風俗業界もマクロ的視点を持つ必要があるでしょう。

また、マクロ的視点を持つと業界の発展が自店へのリターンになるという考えに繋がります。

他店を落としても自店舗だけ儲かろう
としてもそれは結果的に業界の価値を落とす行動となり、結果的に自店舗の首を締めることになります。

その繰り返しの歴史が
・過剰な求人広告
・ぼったくり
・引き抜き
・無理な引き留め
などの風俗業界特有の悪習となり、風俗業界のイメージを落としました。

その結果、風俗=悪い業界というイメージが蔓延し、風俗で働くキャストやスタッフに対しての偏見を持たれるようになりました。
悪い業界と思われているのですから、当然優秀な人材は集まりにくく、集客面も求人面も苦戦をすることになります。

せめて経営陣は風俗業界に対するマクロ的考え方をするべきだと考えています。

店舗の視点での分析

この視点での考え方は、スタッフとキャストについてです。

先ほどの業界全体の視点というものを、スタッフやキャストといった1人1人に当てはめて考えてみましょう。
各々が自分のことだけを考える行動をしてしまうことが店舗のレベルを落としてしまい、結果自分自身の首を絞めてしまうということは容易でしょう。

例えばスタッフが時間を守らないということがあったとして、そのスタッフにとっては自分の時間を確保して、利益になることはあるかもしれません。
しかし、そのスタッフの行動を見た他のスタッフ、在籍キャストさんはどう思うでしょう?
このお店の従業員のレベルが低い、と退社退店といった行動に結びつく可能性が出てきます。

スタッフや在籍キャストが辞めてしまったらどうなると思いますか?

スタッフが辞めればその負担が時間を守らないスタッフにもかかるようになります。
在籍キャストが辞めればお店の売り上げが下がり、時間を守らないスタッフの給料や賞与に響く可能性があります。

自分というミクロ視点しか持ち合わせていないとこういった行動になりかねません。
そういったミクロ視点しか持ち合わせていないスタッフばかり抱えてしまうお店は…
想像できますよね。


まとめ

正直、風俗業界は一言で言えば自分勝手な人が多いです。
しかし、動く金額は大きいです。

それっぽくやってるだけでも儲けることはできます。
会社単位でも、個人単位でも。

しかし、より自店舗を発展させるためには、より個人で稼いでいくには、この”マクロ的視点”の教育が行われることが必要だと思います。

経営陣も、従業員も。

ただ、キャストさんに関しては個人事業主なので会社単位の視点を強要することは難しいかな、と感じます。
5年10年風俗嬢として働くという意思がある人の方が少ないと思いますし、マクロの考え方よりも”今”というミクロの方が大切という方が多いですからね。

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