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2024大学侍ジャパン24名一挙紹介!西川史礁・中村優斗らがメンバー入り!

今回のnoteでは、昨日6/24(月)に発表されました、大学侍ジャパンに選ばれた全24名について徹底解説させていただければと思います。侍ジャパントップチーム強化試合でも活躍を見せた、西川史礁(青山学院大学④)や、中村優斗(愛知工業大学④)ら24名の逸材が以下の2大会を戦い抜きます。

*第43回 : プラハベースボールウィーク*
7月6日~7月9日 in チェコ・プラハ

*第31回 : ハーレムベースボールウィーク*
7月12日~7月19日 in オランダ・ハーレム

また、8/28(水)には、ほっともっとフィールド神戸でU18壮行試合も開催されます。そちらも非常に楽しみです。

*侍ジャパン大学代表選手一覧*

★投手11名★
寺西成騎(日本体育大学④)
篠木健太郎(法政大学④)
藤井優矢(東日本国際大学④)
中村優斗(愛知工業大学④)
伊藤樹(早稲田大学③)
髙木快大(中京大学③)
渡邉一生(仙台大学③)
髙須大雅(明治大学③)
市川祐(日本大学③)
野口練(近畿大学③)
外丸東眞(慶應義塾大学③)

★捕手3名★
印出太一(早稲田大学④)
神里陸(國學院大学④)
小島大河(明治大学③)

★内野手6名★
山縣秀(早稲田大学④)
柳舘憲吾(國學院大学④)
繁永晟(中央大学③)
勝田成(近畿大学③)
立石正広(創価大学③)
松下歩叶(法政大学③)

★外野手4名★
西川史礁(青山学院大学④)
飯山志夢(立正大学④)
渡部聖弥(大阪商業大学④)
吉納翼(早稲田大学④)

※各ポジションごと背番号順で記載

※ヘッダー画像引用(侍ジャパンオフィシャルサイト


*大学侍ジャパン選考全体観*

★投手11名★

投手陣では、東京六大学野球連盟・東都大学野球連盟合わせて5名であり、地方リーグからも数多く選出される結果となりました。紅白戦(※6.22大学侍ジャパン選考合宿初日に開催)で、打者6人に対して5奪三振を奪った中村優斗(愛知工業大学④)は危なげなく代表入りを果たしました。同じ愛知リーグからは、今春リーグ戦で完全試合を達成し、全日本大学野球選手権大会でも活躍を見せた髙木快大(中京大学③)も代表入りを果たしました。

東京六大学野球連盟では、早稲田大学の絶対的エース・伊藤樹(早稲田大学③)、慶応義塾大学の絶対的エース・外丸東眞(慶應義塾大学③)、大学2年時に大学侍ジャパンを経験した篠木健太郎(法政大学④)、192cmの長身右腕であり、今春リーグ最優秀防御率に輝いた髙須大雅(明治大学③)が選出されました。

東都大学野球連盟からは、日本大学のエースであり、非常に完成度の高い長身右腕である市川祐(日本大学③)が選出されました。

その他のリーグからは、2024ドラフト1位候補として名前が挙げられる寺西成騎(日本体育大学④)、全日本大学野球選手権大会では全4試合(※5日間)に登板しチームをベスト4入りに導いた鉄腕・藤井優矢(東日本国際大学④)、仙台大学の152キロ左腕である渡邉一生(仙台大学③)、球速は140キロ前後だがコーナーを突く技巧は左腕である野口練(近畿大学③)が選ばれました。

*選出してほしかった候補メンバー*

堀越啓太(東北福祉大学③)
小畠一心(立教大学③)
宮原駿介(東海大学静岡キャンパス④)


★捕手3名★

捕手陣は全3名が、東京六大学野球連盟or東都大学野球連盟所属の選手となりました。紅白戦で攻守ともに目立った神里陸(國學院大学④)は危なげなく選出された印象です。また、安定したスローイングを見せた小島大河(明治大学③)、打撃面での評価に加え、主将を任されることとなる印出太一(早稲田大学④)の3名が選出される結果となりました。

*選出してほしかった候補メンバー*

笹原愛斗(九州共立大学④)


★内野手6名★

内野手は、東京六大学野球連盟or東都大学野球連盟所属の選手が4名、その他では勝田成(近畿大学③)立石正広(創価大学③)の2名が選出されました。勝田成(近畿大学③)は大学球界トップレベルの守備力を誇る二遊間選手、立石正広(創価大学③)は2025ドラフト1位候補と言っていいほどのコーナー系スラッガーです。

山縣秀(早稲田大学④)は、リーグ戦・全日本大学野球選手権大会で好守を連発し話題となった大学球界トップレベルの遊撃手、柳舘憲吾(國學院大学④)は打撃が売りとなる2024ドラフト上位候補、繁永晟(中央大学③)は今春東都大学野球連盟所属で、打率1位・打点1位・本塁打2位と素晴らしい成績を残した打撃型二遊間、松下歩叶(法政大学③)は昨秋はセカンドのベストナイン、今春はサードのベストナインを受賞した選手です。

内野手の選考に関しては東京六大学野球連盟or東都大学野球連盟からの選出が中心となりましたが、攻守のバランスが取れた選出になったのかなという印象を受けました。

*選出してほしかった候補メンバー*

松川玲央(城西大学③)


★外野手4名★

外野手は、2024ドラフト1位候補である渡部聖弥(大阪商業大学④)を除く3名は東京六大学野球連盟or東都大学野球連盟からの選出となりました。外野手の中心は、渡部聖弥(大阪商業大学④)西川史礁(青山学院大学④)の2名となってくると見ています。ともに2024ドラフト1位候補として挙げられるほどの逸材であり、今回の代表メンバーの中でも中心を担う選手になってきそうです。

また、俊足巧打を武器に率が残せるタイプの飯山志夢(立正大学④)、六大学通算9本塁打を放っている吉納翼(早稲田大学④)の期待値も高いです。彼らは調子のいいほうがスタメンとして出場するといった形になっていきそうです。

*選出してほしかった候補メンバー*

菱田万尋(城西国際大学④)
岡野翔海(佛教大学④)
石飛智洋(天理大④)



*大学侍ジャパン全24名徹底解説*

★投手11名★

・寺西成騎(日本体育大学④)

投打:右右
身長体重:186cm85kg
出身高校:星稜高校

ひとこと紹介:最速153キロの本格派右腕!SFF・カットボールは130キロ台と高速で鋭く変化する球も魅力的だ!

首都大学野球連盟に所属する最速153キロの本格派右腕が、大学侍ジャパン初選出となりました。星稜高校時代から注目度が高かった投手であり、高校の同期には現ヤクルトスワローズで活躍する内山壮真選手がいました。

高校時代から素材の良さは一級品と言われ続けた素材型右腕が、日本体育大学で成長し、大学侍ジャパンに選出されドラフト1位候補と言われるまでとなりました。

ストレートの球速面はもちろん素晴らしい投手ですが、変化球の球速面も非常に速く、鋭く変化する球も投げ込みます。130キロ台のSFF、カットボールは海外の選手に対してもどれだけ通用していくか楽しみにしたいです。


・篠木健太郎(法政大学④)

投打:右左
身長体重:177cm80kg
出身高校:木更津総合高校

ひとこと紹介:最速157キロの本格派右腕!今春は変化球に磨きをかけ大人の投球も見せた完成度の高い2024ドラフト1位候補!


木更津総合高校時代からドラフト上位候補として期待された右腕が、今回大学2年時に選出されて以来、2度目の大学侍ジャパン入りとなりました。小柄ながら150キロ台を連発できる投手として注目されてきた投手でしたが、今春からは少しスタイルチェンジした印象を受けました。

ストレートは140キロ台後半が中心であり、力を入れて投げた時に150キロが出るか出ないかといった印象です。しかし、変化球面は昨年よりも磨きがかかった印象を受けました。手元で曲がるカットボール、空振りを奪えるSFF、カウント球となるカーブ等を精度よく投げ込みました。紅白戦でも淡々と投げ、貫禄も感じました。

フィールディング面も素晴らしい投手ですので、投手としての守備面も注目していきたいです。


・藤井優矢(東日本国際大学④)

投打:右右
身長体重:175cm75kg
出身高校:角館高校

ひとこと紹介:全日本大学野球選手権大会で4連投し素晴らしい投球を見せ、大学日本代表候補追加召集を勝ち取った!そこから一気に代表入りを果たした鉄腕!

大学野球選手権大会前から2024ドラフト候補として注目されていた右腕でしたが、選手権で素晴らしい投球を見せ一気に評価を上げた印象を受けました。実際に選手権、候補合宿と2度現地で彼の投球を見ることができましたが、代表入りに値するほどの素晴らしい投球内容でした。

ストレートは最速140キロ台中盤ですが、球速以上に勢いを感じる球を投げ込むことができます。選手権では全4試合にリリーフ登板したように、リリーフでの登板に慣れていることも、今回の選考においては大きく評価されたポイントであったと見ています。彼がブルペンで待機してくれていることでチームとしても非常に大きな戦力となってきそうです。


・中村優斗(愛知工業大学④)

投打:右右
身長体重:176cm81kg
出身高校:諫早農業高校

ひとこと紹介:侍ジャパントップチームでも活躍を見せた最速159キロ右腕!今大会ではエースとして期待!


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