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2024選抜高校野球:ドラフト候補"投手"の活躍を振り返る!

今回のnoteでは、2024ドラフト対象の「3年生投手」たちのセンバツ大会での活躍を振り返っていきたいと思います。今大会で評価を上げ、上位指名を狙えると感じさせた投手もいました。

本noteではドラフト指名順位が高そうな投手からランキング形式で紹介させていただきます。ぜひ最後までご覧ください!

※ヘッダー画像引用(sportivaスポーツ報知


第1位:平嶋桂知(大阪桐蔭)右

★プロフィール
生年月日:2006.9.4
投打:右・両
ポジション:投手
身長体重:187cm86kg
中学時代:稲城シニア

★秋季大会成績
48回 / 被安打38 / 奪三振47 / 与四死球26 / 防御率2.44

★センバツ大会成績
11回 / 被安打6 / 奪三振9 / 与四死球2 / 防御率1.64

まず最もドラフト指名順位が高そうだと感じさせた投手は大阪桐蔭・平嶋投手でした。後に挙げさせていただく報徳学園・今朝丸投手と迷いましたが、完成度の高さの差で平嶋投手を1位とさせていただきました。

私自身は2年秋の神宮大会、今大会の北海戦で現地観戦させていただいたが、秋からさらに成長した姿を見せた。(※神宮大会が本調子ではなかったということもある)

*ストレート*

今大会のストレートの最速は149キロであった。146キロ~148キロほどの140キロ台後半のストレートを複数回投げ込むなど出力の高さを感じさせた。187cm86kgから投げ込まれる140キロ台後半のストレートはなかなかとらえるのは難しいと感じさせた。

*変化球*

スライダー、カットボール、カーブ、ツーシーム、フォークを投げ込んだ。球種が多彩であるうえにどの球種も制球され、レベルの高さを感じた。130キロ前後のフォークは空振りが奪える球であり、奪三振能力にも長けた投手であると感じた。

*総合力*

187cm86kgの大型の体から150キロ近いストレートが投げられるポテンシャルと、ストレート・変化球ともにまとまっており制球力もある投球を見せた大会となった。プロのスカウトも高く評価したのではないだろうか。

★ドラフト指名順位予想

ドラフト指名順位予想は、現時点では「2位~3位」辺りの高い評価を受けるのではないかと感じている。将来性が楽しみな素材である上に現時点での完成度も申し分ないことから上位指名を狙える高校生投手であると感じた。

今後の活躍次第では「1位指名」の可能性もあるのではないかと思えるほどの投手であったので、今後のさらなるアピールに期待したい。


第2位:今朝丸裕喜(報徳学園)右

★プロフィール
生年月日:2006.6.2
投打:右・右
ポジション:投手
身長体重:187cm77kg
中学時代:関メディベースボール学院

★秋季大会成績
34.2回 / 被安打23 / 奪三振32 / 与四死球7 / 防御率2.08

★センバツ大会成績
24.1回 / 被安打19 / 奪三振15 / 与四死球4 / 防御率1.85

2番目に紹介させていただくのは報徳学園・今朝丸投手です。センバツ大会では初戦・愛工大名電戦、準々決勝・大阪桐蔭戦、決勝・健大高崎戦で先発登板しどの試合でも試合を作り、素晴らしい投球を見せた。

私自身は昨年のセンバツ、今年のセンバツと2年連続で現地観戦することができました。昨春は素材感が強かった投手ですが、今大会では素材感を残しつつ完成度も高くなっていた印象を受けました。

*ストレート*

今大会のストレートの最速は149キロであった。決勝戦では終盤の8回に149キロを計測するなど終盤でも力強い球を投げ込んでいた印象を受けた。187cm77kgと細身の体型ですが、ストレートの威力は今大会でもトップレベルのものがあった。肉体的にさらに強化されれば、球速面もさらに向上していくのではないかと感じた。

*変化球*

スライダー、カーブ、フォークを投げ込んだ。フォークは長身から投げ下ろされる落差のある球で空振りが奪える球だ。カーブは100キロ前後のスローカーブであり、打者のタイミングを外す球として有効的であった。球種は決して多くないがフォークは今後も楽しみな球種であると感じた。

*総合力*

187cm77kgの長身から投げ下ろされる角度のある150キロ近いストレートは高校生相手ではなかなか攻略されないのではないかと感じた。まだ細身の投手であることから将来性が楽しみな素材であると感じさせた。

★ドラフト指名順位予想

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