「星の飛行士」観劇感想

2021年1月16日 18:02

令和３年１月７日オンライン配信にて観劇。ネタバレ有りざっくりとした感想。拙いながらも記録として残しておく。

まず、私が今回の公演の開催を知ったのが当日だったというところが今どきだなぁと思う。

去年一昨年と、少年社中さんの舞台を、トゥーランドット、モマ、と生駒ちゃんが出演するものを追いかけていた。
そして、１年に一度は生駒ちゃんの出演する舞台を現地で見るという夢は、今となってはもう叶うのがむずかしい夢になってしまった。

私が見た2つの舞台に重要な役で出演していた鈴木勝吾さんの演技を見て、心を掴まれて依頼、私は彼のことをほんのり応援している。

そしてたまたま見た彼のツイートで、演劇の毛利さん、と冠されたこの舞台が、特別な想いで作られた舞台であることを、そしてオンラインでも見れる公演であるということを知り、私はすぐにチケットを購入した。

現場には行けないから、せめてできるだけ大きな画面で見たいとにTVに映像をつないだ。

内容は、星の王子さまと夜間飛行のストーリーを追いながら、大切なものを見つけるストーリー。

本当にみんな素敵だったし、歌も引き込まれた。
中でも、王子様の伊藤理々杏ちゃんはほんとうに絵本から出てきた星の王子様そのまんまで、衣装も細やかなところまでかわいかった。

コンスエロ役の沙央くらまさん、美しさはもちろん、こんな人に背中を押されたらきっと頑張れるだろうなと。誰かを愛する喜びと愛するゆえの苦悩と、素敵だった。

サンテグジュペリ役の、鈴木勝吾さん。うまく言葉にできないのだけれど、伸びやかで力強い演技と歌声と、本当に、素敵だった。

オンラインでの観劇ということで、生で見る時よりもしっかりと演者の皆さんの表情を見ることができたのはよかったのかなと思う。
ただ、マイクの音量が台詞の時と歌の時で買えないと細やかなセリフまで聞き取るのが難しいというのは少し難点かなと。

オンラインでの配信がなければ見ることはできなかったので、こんなに素敵な作品に出会えて本当によかった。

悪い夢さ　今見てるのは　取り戻せるさ　さあ歩き出そう

劇中歌で出てくる歌詞にこんなフレーズがある。

今はきっと悪い夢の中で、いつかまた生で演劇を見れるようになることを、心から願って。