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不登校の受験生が高校受験に合格するまで


こんにちは!あまさくです。

私には年子の娘が二人いるのですが、現在高1の娘は中学3年生の1年間ほとんど学校に行っていませんでした。

いよいよ受験生!という場面での不登校。とても不安な毎日でしたが、無事に自分の志望校に合格することができました!

こちらの記事では、受験生が不登校の場合の接し方や、対策、実際に私が行ったことをシェアしたいと思います。

我が家の例ではありますが、少しでもお役に立てると嬉しいです。


不登校ってどこから「不登校」になるの?


中学3年生がスタートする頃、世の中はコロナウイルスの影響で異様な状態でした。

もちろん本人は高校受験をするつもりでしたし、公立高校を受けることを希望していました・・・が!

中学3年生の春休み中にコロナで休校が決まりました。実際に学校が始まったのは6月でした。

娘は、中学2年生までは部活も勉強も一生懸命やっていたのに、休校明けから学校が苦痛になり、朝、学校に行こうとすると体に異変が起きるようになり登校を拒否するようになりました。

極端に学校のストレスがでたのは、まず休校中の課題の多さ・・・

そして、休校明けの暑い夏。外に出ていなかった娘は体温調節がうまくいかず、登下校の暑さにやられてしまいました。

それでも、何とか登校させなければ!と、親としてはかなり焦り、あの手この手で登校させようとしますが上手くいかず…夏休み前後もほとんど学校に行けませんでした。

この頃は「不登校」というより「よく休む」ぐらいにしか考えていませんでした。

2学期は行事も多く、修学旅行や体育会などには参加できたのですが授業には出れず、テストも受けることが出来ませんでした

しだいに、認めたくなかった「不登校」という文字が頭にちらつき始めます。


「学校に行かない」という選択肢


3学期になり、私と娘はある決断をしました。

「学校には行かず、自宅で受験勉強に専念する」そうすることに決めました。

2学期の通知表をうけとって、娘が意見を聞かせてくれました。

「3学期の成績は、学校に行かないと、ここから少しは下がるかもしれない。でも、毎日行きたくないのに『今日はいけそう?頑張って行こう!』って、毎日お母さんに言われるのも嫌やし、それについて行きたくないってやり取りするのも嫌や。今から授業うけても、ほとんど入試対策の勉強やから、それだったら家で勉強したい」

その意見を聞いて、私も賛成しました。

私も毎日娘に声をかけ続けるのが精神的に辛かったし、学校に休みの連絡をするのが何より苦痛でした。

それに、娘が言っていることにも納得できました。

高校入試の際に出される試験の範囲は中学1年~3年までですから、2年生までの内容は授業できいていますし、実際、学校から頂く宿題は入試対策のプリントがほとんどでした。

こうして、自宅での受験勉強が始まります。

信じるしかない


ちょうどその頃、職場の人事異動などがあり、かなり仕事が忙しく日中ずっと自宅にいることはできなかったのですが

娘は自宅にいると体調も良く、ご機嫌で勉強の合間に消しゴムハンコを作ったりして、落ち着いて過ごせていました。

正直、かなり勉強時間は少なかったように思いますが・・それでも娘が元気なことが嬉しかったです。

あまりうるさく言っても仕方ないし、ここまできたら娘の力を信じるしかなくて、前向きな声かけを意識していました。

他にも、ありとあらゆる事、出来る限りのことをしました。

・体調管理に気を付ける
・「あなたなら大丈夫!」と伝え続ける
・「なんか知らんけど受かる気がするよ~」と声に出して伝える
・高校に行ってからの話を明るく話す
・制服についてネットで調べてプリントアウトし娘が着ている所を想像する
・高校に乗っていく自転車をネットで調べてみる

ちょっとスピリチュアルなことかもしれませんが、娘も私もやれることをやりながら、春からの高校生活を志望校に受かった前提で話をしていたんです。


ありとあらゆる事をした中には、

神社にお参りする
お墓参りをする

この二つも含まれます。基本中の基本ですが、とても大切なことだと私は思っています。

大前提として、娘のことを本当に信じていましたし、マイナスな発言は一切しないように気をつけました。

無事、受験に合格できたのは、祖父母のお陰でもあります。きっと、見えないところで、たくさん祈ってくれていたに違いありません。

そして、娘の場合、1・2年生の頃の内申点の貯金がありました。

でも、それを3年生でも評価してくださったのは、お世話になった先生方のお陰ですし、担任の先生のお陰です。

さらに、何といってもやっぱり本人が、当日の試験を本当によくがんばりました!!

試験後に自己採点を一緒にやってみましたが、よくこんな問題解けるなぁ~!と思うような難しい問題も解いていました。

一時は、実際学校に行けないのなら、通信で学校に通う方法も考えましたし私立に洗願で入ることも考えました。

でも、最後まで娘の意見を尊重し、最悪の想定もした上でチャレンジしたので、この体験が、これからの彼女にとっての大きな成功体験になったのではないかなと思います。

がんばるのは本人。試験を受けるのも本人。

親がしてあげられることなんて、些細なものですが、愛情だけは最大限に注いだと言ってもいいかな。

今は、そう思えます。


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