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『リメンバー・ミー』を映画館でみて号泣した話

映画に関する思い出をまた1つ。

ディズニー関係の作品は、映画館で必ずみてきたわけではなかったのですが『リメンバー・ミー』に関しては予告の時点で世界観が好きだったのと久しぶりに主人公が男の子だったこともあって見た記憶があります。

リメンバー・ミー、前半に大人気の『アナと雪の女王』のクリスマス編ショート映画があったこともあり、私は遅れながら入った映画館は家族連れでいっぱいでした。

ちなみに私は当時資格試験の終わりに全力疾走で一人で駆け込んだので日曜の夕方の人の多さに驚きながら予約していた席につきました。

映画がはじまると早速オラフが登場。
館内の子供たちが喜ぶ声。

そしてアナ雪が終わり本編へ。
エキゾチックな色彩、歌声、素敵だなと思ったのもつかの間。

死者の世界の話がメインであるのと、本作のテーマが「死者の日」なのもあり骸骨メイクが登場したあたりから少し子供たちから悲鳴が小さくあがったのが聞こえました…。ただ親世代、私含め大人の人たちはどんどん引き込まれていくのでなかなかシュールな空間。飽きる子供。鼻をすすりながら涙をこらえる大人。

『リメンバー・ミー』は私の中では大人のための、「過去に大切な人を失った」ことのある人にめちゃくちゃ響く作品だと思ってます。

この作品の何が好きかって、死んでしまったあと忘れられた人はいずれ消えてしまうという部分。
亡くなった先にさらに消滅がある。
それを防ぐために自分を覚えている人が現実にいることが大切だ、と。

それを聞いて私も、祖父母はすでに他界していますが時々思い出して懐かしむことはその人が共に生きていたことを証明する「思い出」なんだなと、映画をみていて涙が止まらなくなっていました。

見終わったあとのスッキリ感と、作品の中のマリーゴールドの花のあたたかさに包まれながら帰路についたのがいい思い出でした。

私のイチオシ映画なので、大切な人がいる方はぜひおすすめです。

お越しくださりありがとうございます。 とても嬉しいです。