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「ドラマ25時、赤坂で 最終話」坂道、桜の木の下での2人

以前、ふせったーに載せた独り言をnoteにまとめる事にしました。
下記は2024年6月21日にふせったーに載せた独り言です。

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10話「坂道、桜の木の下での2人」についての感想と独り言です。このシーンが大好きで大好きで…一度書き出してみました。原作1巻ラストのネタバレを少しだけ含みます。今の気持ちを残したくて書きました。


最終話、ついに終わりましたね。
見る前は、見終わったら寂しくて悲しい気持ちが大半を占めるだろうと思っていました。
でも、いざ見終わってみると、幸福感と満たされたが故の寂しさのようなものが占めていて驚きました。
今も、ふわふわした感じです。
それと、Xにも書いたんですが、なぜか‘’報われた”と感じているんです。
私はこの物語に没入しすぎていたのかもしれませんが、1話から見続けて毎日2人のことを考えて、辛くてしんどいなと思う日も多かったし、早く幸せになってほしい、幸せになった2人を見せてほしい、と願っていたので、そんな日々がこの最終話によって報われたように感じているのかもしれません。
あ、謎の達成感もありました(本当に謎ですね)
それでも、結局は寂しくて終わる事が名残惜しくて、まだまだ見ていたかった。いう気持ちはなくならないですが、それだけ思えるほど大好きな作品に出会えたってことなんだと思えるようにしたい。
今はまだまだふわふわしているので、当分はこの不思議な感情を抱えているのかもしれません。

前置きが長くなりましたが、感想のほとんどはXに書いているんですが、
「坂道の桜の木の下での2人」
については、小出しで呟くのがどうしても難しくて…どんどん頭の中に溜まっていく感覚があるので、一度吐き出そうと思い書いてます。


ドラマだと、原作のラストシーンはどうなるのかなと常々考えていました。
私は本当に原作のラスト、羽山さんがボロボロな状態(語弊がある)で白崎宅に来て、今まで見たこともない表情で白崎くんに語りかけて、必死で可愛らしい。そんな羽山さんが見れるラストが大好きだからです。
ドラマはもうすでに白崎くんの自宅を羽山さんは知っているし、でも知ってても出来なくはないよな…とか色々と考えていたんですが、結果的には「坂道」が使われてました。
いや〜めちゃくちゃ良かった!!

予告で坂道を羽山さんが走っていたし、本編でも、白崎くんゆっくり歩いて帰ってたから、これもしかして自宅じゃないかも?と思ってました。場面が切り替わる感じが全然しなかったので。
そしたら、あの坂道ですよ!しかも桜の木がバックにある!!
なんかそれだけで素敵な風景でした。
原作の白崎宅という閉鎖空間でのシーンもとても好きですが、
ドラマの開放的な外でのシーンもとても良かったです。
思えば、ドラマは外での撮影が多かったですし、坂道も頻繁に大切なポイントとして使われていたので、そりゃここだよな、と。

白崎くんが重いリュックを背負って、シー太くんのキーホルダーが無い事に気づいて、「忘れろって事なんだ」って、蓋をしようと思いながら坂道まで来る間に、羽山さんはきっと幸せな気持ちで目覚めて、でも隣を見たらいるはずの想い人はいなくて。
焦りと不安で家を飛び出したんだよな…そりゃサンダルで飛び出すわなと。
必死に走ってくる羽山さんを見た瞬間は、ここで会うのか!と謎の感動を覚えました。
必死に走っても羽山さんはかっこいいな…とも思いました。
シャツがはだけても髪が乱れても、かっこいいものはかっこいいんです。
白崎くんを抱く力強さで、一歩二歩後ろに押される感じがとても良かった。白崎くんに追いついて、見つけられて、抑えられなくて…の衝動のような感情が溢れてて好きです。
今までの羽山さんならこんな抱き方はしないと思うから。
白崎くんの「何でいるんですか?」があまりにもド直球言葉すぎて、一視聴者の私はそりゃ来るよぉ〜!と思いちょっと笑ってしまったんですけど(へんな生き物で大好きなんです)
白崎くん的には何が何やらでしょうし、背中に回したいだろう腕を回せない関係になってしまったんですよね…白崎くんの中では。
羽山さんの「好きな人と寝て、〜〜何か間違ってる?」までの台詞はもうね〜〜〜最高でした。
役者駒木根さんは本当に完璧に羽山麻水を演じてくれます…涙
特に、「何か間違ってる?」の“ってる?”の掠れて焦りと不安を滲ませた感じ最高でした。
それに加えて、いまだにまだ理解できてない白崎くんも尚良し。
白崎くんが、羽山さんの言葉を少しずつ理解して、気づいて、驚いていくまでの変化も良かった。私は新原さんの瞳の動きも表情の作り方も大好きなので、少しずつ‘’羽山さんは俺のことが好きってこと、なのか?”と気づいていくサマが堪らなかった。

羽山さん、やっとまた自然に歯を見せて笑えるようになったな〜と。
それだけじゃなくて、安堵したり、「なんだよ〜」って道端にへたり込んだり、感情が忙しそうでとても可愛かった。
トドメが白崎くんの「好きな人とできて嬉しかったですよ俺」
白崎節の、どストレートパンチで笑ったし、羽山さんも嬉しさ噛み締めながら笑ってるように見えたけど、安堵したのもあるんだろうなと思いました。
初めて寝た好きな人が朝いないんだもんね…相手初めてだろうしね…。
そっちの不安が大半だったかもしれない羽山さんに、どストレートで言う白崎くん。
相当に相性がいいと思う。不安をすぐに打ち消してくれるじゃん。直球でさ。
白崎くんの胸に寄りかかって「疲れた」「大丈夫じゃない」とボヤく羽山さんが子供みたいで可愛かった。
「〜白崎くんのせいだから」って台詞も良いですよね。
白崎くんのせいで、こんなに慌てて焦っていた。白崎くんのせいで地べたに座り込むくらい安堵して疲れて大丈夫じゃなくなって。
全部、白崎くんのせいで、白崎くんのおかげでもある。
こんな「白崎くんのせい」なんて言葉、嬉しくないわけないよ。

それにしても、本当に人間になれたんだな〜羽山麻水は…
羽山さんの一喜一憂、表情の変化、感情を露わにして動く様子を微笑ましく思いました。
羽山さんは、白崎くんにこれからどんどん振り回されて、その度に自分が押さえ込むしか術がなかった感情や表情を思い出して、答え合わせを2人でして、愉快で楽しい人生を送っていってほしいと思ってます(言い方)

白崎くんがやっと面と向かって「麻水さん」って呼べて、溢れ出すみたいに名前を呼びながら擦り寄って。
も〜〜本当に可愛い。
ずっとずっと我慢して“羽山さん”って呼んでたもんね。白崎くんなりに自分の気持ちに蓋をしようと頑張ってた。
もう抑える必要がなくなった白崎くんは最強なのでね。思うままに動いてほしい。
羽山さんはそんな白崎くんに安堵するし、そんな白崎くんが堪らなく好きだと思うから。
名前を何度も呼んだ後、白崎くんは、また「好きです」って言おうとしてたのかな、と思うんですが、
羽山さんはそれを分かった上であえてキスして塞いで、自分から「好きだよ」って言ったのかな?と。
やっと言えたね、羽山さん。長かったね〜〜涙
包装紙で何重にも包まれていた羽山麻水という感情が、どんどん溢れて溢れて、羽山さんはどんどん自分の声で自分の気持ちを伝えられるようになるんだろうな。

白崎くんの恋してる表情が本当に可愛くてキラキラしてて、羽山さんに、出て行った理由はそれ?と聞かれてる時も、告白を受け取る時も、表情が“恋”をこれでもかと表していて本当に可愛かった〜〜。特に瞳の輝きってあんなにも変わるの!?と見るたびに驚きます。

道端でこれでもかとイチャイチャするな!なんてヤボなことは言えません笑
もう好きにして…あんだけ拗れてもどかしくてすれ違ってたんだから。

綺麗な空の下、優しい風が吹いて、桜の花びらが舞っている中で、地べたに座り込みながらお互いの思いを確かめ合って渡し合って、思いが通じていく様子が、本当に美しくて儚くて、とても尊いと思いました。

2人で坂道を歩いて、白崎くんが、好きな景色を眺めて少し足を止めた時に、白崎くんは何を思ったのかな?
そんな白崎くんを、足を止めずに静かに引っ張って一緒に歩いていく羽山さん。
そんな2人が、なんだかとても良かったです。

生きづらそうと三原さんに言われていた2人が一緒になって、息がしやすくなればいいなと願っていましたが、想いが通じ合った2人は本当に息がしやすそうで、見ていて幸せです。

2人のその先を見れる日がまた来ることを切に願ってます。





長い文章を書くのが本当に難しくて、感想を書くなんて更に難しいなと思います。
それでも今、頭の中にある気持ちを書き出すことができて良かった。
あとで見返した時に、拙すぎて恥ずかしくなっても今の気持ちに素直でいることは大事だなと、この作品に出会って、感想を呟いて、長文の感想を書いて、思い気づきました。

この作品に出会えて本当に良かった。
全10話、どの回もとても素晴らしかったです…涙
監督が1話で言っていたように、「2人が唯一無二の存在だと気づくまでのお話」なんだなと全話見て改めて感じました。
原作の方がドラマの方が、と言う気持ちになることもなく、どちらもそれぞれの良さがあって、どちらも素晴らしい作品なんだ。と言う気持ちで終われたことが何よりも嬉しい。
そういう気持ちを常に持たせてくれた、この作品に関わる全ての方に感謝してます。
大切に大切にします。

ここまで読んでくださって、有難うございました。
まだまだ続くと信じて、この作品を楽しんでいきたいと思います。


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