記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

なぜ私はこんなにも白崎くんが好きなのか?というお話(原作編)


原作にしてもドラマにしても、
「25時、赤坂で」の作品自体がとても好き。
という気持ちが念頭にある事は大前提として、なんで私はこんなに白崎くんに魅了されてしまうんだろう…と最近常々思っていて。
ちょうどいい機会なので一度書き出してみようかと思い、noteを書いています。
如何せん、”深く考えた事を言葉(文章)にする”という事が苦手なので…恐らく気持ちの垂れ流しnoteになってしまうと思うんですが、まぁ…いつもの事なのでね!(開き直るな)
今回も、白崎くん相当好きなんだな…と思いながら生温かい目で見守っていただけると幸いです。


※原作(主に1巻と5巻)のネタバレがありますので、まだ未読だったりネタバレ嫌だという方は、読むの控えてもらったほうが良いかと思います…配慮できず申し訳ないです!
※書き終わって気づきましたが、途中から5巻の感想みたいになってまして、これだから衝動で書くって怖い(おい)…すみません。
※あくまでも私が見て読んで感じた白崎くんのお話をしておりますので、ほとんどが主観です。



そもそもの私の原点は、原作の白崎由岐です。
夏野先生の綺麗な表紙に惹かれたのが最初だった、気がします。もう随分前の事なので朧気で。
作品に関する思いや、他のキャラクターへの思いもたくさんありますが、それを含めて書いてしまったら膨大な文章量になってしまいそうな予感がするので、今回は白崎くんの事を書きたいと思います。

原作の白崎くんは、
ビジュアルも大好きですが、私はなんといっても白崎くんの性格・生体・言動がとにかく大好きです。
うまく言えませんが、体の関係から始まる物語の中にいても、根本の部分で役者白崎としての白崎くんが存在する所が好きです。
羽山さんと役のために体の関係をもって、恋を知って、浅ましい自分を知っていく白崎くんですが、それでも根本の部分の役者としての白崎くんが揺るがずにいてくれる所になぜか安心するんです。
真っ直ぐにぶれない芯と、揺れ動く心の機微が明確に見えるような気がして。そこのアンバランス差が尚更”へんないきもの”と言われる所にも繋がっていそうだな…と勝手に感じています。

羽山さんと最後に寝て、羽山宅から出ていく白崎くんが
「時間が経てば、今日のこのできごともいつか」
「芝居のネタにでもなるだろうか」
と言った言葉が本当に好きで…
羽山さんとの事をただ思い出にするのではなくて、もどかしい気持ちの中にもそれを芝居のネタにしようと奮い立たせる強さみたいなものが白崎くんにはある気がして、本当に好きな台詞でした。
私はおそらく役者白崎がとにかく好きなんだと思います。
(新原くん演じる白崎くんにも言ってもらいたかった)
(ドラマ予告でチラッと台詞があったので、ディレクターズカット版とかでませんか??涙)

もちろん”へんないきもの”としての白崎くんも愛くるしくて大好きです。
羽山さんとの事にしても、最後と決めたら”最後”と揺るがず行動したところ、自分が決めたことを貫こうと藻掻く様が、潔くも見えてでも不器用で生きづらそうにも見えて、そういった言動が剝き出しのままそこに広がっているところがすごく魅力だなと私は思います。
原作を5巻まで読み終えて、
俯瞰なく思った事を口に出すことを躊躇わないところや、躊躇う理由もないと思っていただろうところも大好きでした。でも、羽山さんと再会して恋人同士になって、たくさんの人達と関わる中で、白崎くんは白崎くんとして良い方向に進み成長していってる(大学の頃と比べたら最近やわらかくなったって羽山さんも言ってたもんね)
俯瞰なく思いをぶつけていた白崎くんも、成長過程でその行為が相手にどのように伝わり受け取られてしまうのか、一瞬でも頭によぎるようになる。それは羽山さんやたくさんの出会いを経て、モノの見方が変わっていく良い変化だと思いますし、そういう所で葛藤している白崎くんも大好きです。
人との出会いによって新しい感情を得て思い悩みながらも突き進んでいく姿が大変そうで可愛かった(5巻で、ぐぬぬぬぬ…ってなってるとことか)
でも、思考を変えるって難しいし、今までの自分を再度見つめ直さなくちゃいけない行為だから時には辛いと思います。変わらなくていい白崎くんの良い部分と、考えていきたいと白崎くんが思い悩む部分がうまく融合して、人との距離感や言葉の伝え方なんかをこれから見つけていけたらいいね…なんて思っています。
5巻の白崎くんの話ばかりしちゃいますけど、
監督と真っ直ぐ向き合って話をしている時に、
「目の前にいる人のことわかりたいって思うようになってから」で始まる台詞が本当に本当に良くて、不覚にも泣いてしまいました(不覚とは)
羽山さんと出会って、羽山さんのことを分かりたいと思い始めてから、白崎くんはもうすでに変わり始めるスイッチが押されていたんですよね。
そして、そういう変化もすべて役者白崎に繋がっていて、芝居をする上での糧がまた一つ増えて、どんどん素敵な役者さんになっていくんだろうなと。
あ~~~泣いちゃう…好き。

余談ですが、私、脚本家の野木亜紀子さんの作品が好きで、中でも”アンナチュラル”と”MIU404”が大好きで大切な作品でして。人生において、こんなにも心揺さぶられて影響を与えてくるような作品に出会えることってあるんだ…!って思ったくらいの衝撃でした。
MIU404の世界で志摩さんが
「誰と出会うか、出会わないか」って台詞をいう場面があるんです。
ルーブ・ゴールドバーグ・マシン(ピタゴラ装置)の話をしている場面なんですが、白崎くんが監督に言った台詞と、言いながら思い浮かべた羽山さんの姿を見て、MIU404のこの場面を急に思い出してドラマ見直しちゃいました。(ちなみに3話”分岐点”の場面です)

白崎くんにとって、羽山さんは”誰と出会うか”の”誰”だったんだなって思うんです。再会できたことがまずピタゴラ装置の分岐点だったし、そこからの選択や人との関わり方の末に、今の白崎くんがいるんだ…と思うと本当に出会ってくれてありがとう…という気持ちでいっぱいになります。

白崎くんが監督に言った
「監督が見ているもののこと」
「もう少し教えてほしいんです」
って台詞、とてもかっこよかった。
監督が撮るドラマを諦めたくないって言葉にする白崎くんのこと、
嘘がない真っ直ぐな奴だって監督は知ってるはずだから、尚更響いただろうなと思いました。

白崎くんは、考え始めたら悩むのも早いし決断するのも行動に移すのもとても速い(主に一人で自己完結しがち)
その速度に羽山さんは振り回されてる所もありますが、そんな白崎くんを心配しつつも、そんな白崎くんの事も大好きなんだと思うんです。これからもどうか、見守って助けてあげてほしい…お願いします(親なの?)
上記の監督とのやり取りを、羽山さんは後から知る事になる展開も好きなんです。私はこの二人がお互いがお互いを支えあって、でも寄りかかりすぎず、自分のやれる事を精一杯やりながら相手を思いやり尊重しあう所がとても良いなと思っていて、どちらも変に依存していない少しドライに見えてしまうかもしれない距離感がとても大好きで大好物です(蓋を開けてみればどちらも愛が重くて重くて最高なんですけどね)




ちょっと…想像以上に原作の白崎くんの事だけで長くなってしまって…
本当は、ドラマの白崎くんの事も合わせて1つの記事にしようと思っていたんですが、また別に書きたいと思います。
原作の白崎くんのこと、私こんな風に思ってたんだ…って書きながら気づいた部分もあって不思議でしたが、note書いて良かったなって思いました。
読んでくださってありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?