いちごは好きですか

以前書いた記事、「アメリカ村って…」の中で
好きな飲み物を矢継ぎ早に聞かれ、驚いたエピソードがあるのだが、

たとえば、今「いちごは好きか?」
と聞かれたら「YES」と答える

さらに「いちごのどこが好きか」と聞かれたら
”甘酸っぱい”とか”種類が豊富”とか”あの形の可愛さ”など、味や見た目や種類について、自分は答える

で冒頭の「アメリカ村」に行った話に戻る

その家でいちごの話にもなり、そこに住む家族のひとりが
「いちごは好きだけど、ショートケーキに乗っているいちごはイヤだ。味が混ざるから」

と話していて、驚いた

いちご『単体の好き』と『組み合わせた好き』を、”感じていいし、話してもいい”ということに驚いた

そして
「産まれてから、膨大にある”好きなもの”と”そうでないもの”を見逃してきたのか、感じないままにしてきたのか」とたじろいだ

自分のいちごへの態度にもう一度向き合ってみる

  • ショートケーキのいちごは皿にいったん置いていちごを最後に食べる(単体で食べたい)

  • 好きか嫌いか、明確に考えたことはなかったが、どちらかといえば単体のいちごが好きだ

  • 練乳をかけたバージョンのいちごは幼い頃は好きだったが今はそのまま食べるほうが好きだ

好き嫌いといってもそこに強烈さがあるわけでなく”どちらかというと”とか”言われてみれば”くらいの弱めの感情だ

だが、”『単体』と『組み合わせ』”で視る、感じる、言葉にするということ自体は驚いた体験だった

知らない価値観に出合うと「私には視えていないことだらけではないか」と戸惑い、驚き、膝まずくのだ
なんだかそうやってびっくりしながら生きてきた気がする



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