美少女ゲームでこれ以上ないくらいの疎外感を感じた話を聞いて欲しい
ことのはじまり
今にしてみれば、血迷ったと言わざるを得ない。
ことの始まりは、僕が『Steam』で『まいてつ』を買ったこと。
セールで割安だったし、英語字幕と日本語字幕のダブル表示も出来る。
これ以上無いくらいに良い買い物だと思っていた。
『Steam』で売られているバージョンにはえっちなシーンはないけれど。
やろうと思えば有料でパッチもあるし?その分安いわけだし?
と納得していたわけで。
けれど僕はその価格差、もっと言えばR-18なシーンの有無で。
悲しい思いをするハメになった。まぁ自業自得なんだけど。
先に言っておくけれど、ゲーム自体はとても良い。
今回の問題はすべて、僕が安直に全年齢版を買ったという部分にある。
感じた違和感
僕が違和感を抱いたのは、ヒロインの一人。
雛衣・ポーレットのストーリーを進めていた時。
確かハチロクに続いて、2人目の攻略だったと思う。
この手の美少女ゲーム(R-18作品を含む)は、
物語の進行と同時に二人の距離が近くなるというセオリーがある。
そんでもって終わり方としては、
「これからも二人ハッピーだぜ」とか「私達結婚しました」みたいなものが多いんだけれど。
さっきも書いたように、そこに行き着くまでの距離感。
友達なのかそれ以上なのかみたいな。
そういったものの描かれ方はたくさんあって。
もしそれがエロゲーなら、えっちなシーンも仕事をしてくれるってわけ。
だけどこれは全年齢版。当然ながらそんなシーンはなくて。
下着すら見せないのはさすがだなって思った(小並感
お前らヤってんな?
そんな全年齢版『まいてつ』で僕はこんな場面に直面してしまった。
Q.もともとエロゲーだった『まいてつ』からエロを抜くとどうなるか。
A.主人公とヒロインの距離感がバグる。
朝チュンもなければ、鉢合わせて顔を赤らめるみたいなイベントも特になく。
いつの間にか公衆の面前でイチャイチャした挙げ句に恋人つなぎ…。
周りの人も何故か二人が”そういう”関係だと知っている。
スゥー…お前らヤッてんな?
さて。
この場に一人、何も情事を。いや事情を知らされていない人間がいる。
他ならぬ、プレイヤーの僕である。哀れ。
僕だけが知らない町
いくつかの例外を除けば、
美少女ゲームは主人公=プレイヤーの視点でストーリーが進んでいく。
秘めたる思いだとか、置かれている環境だとか。
そういったものに共感して、感情移入しながら進めていくものが多い。
(主人公が個性的過ぎて、理解で止まるゲームもしばしある。ヘンプリとか。)
だけれど今回はどうだろう。
プレイヤーの僕は、見事に置き去りにされているではないか。
モブですら知っている明らかな事実を、
画面の外にいる僕だけが知らない。こんな悲しいことある?
令和の『TRAGIC BOY』かよ。なんで美少女ゲームでこんな思いをしなければならないのか。いっそ花にでも生まれれば…。
お前経験者やろ
と、なんか仰々しく書いてみたはいいものの。
非R-18の美少女ゲーは、実はそれなりにプレイした記憶がある。
つまり、過去にも似たような場面に遭遇している可能性が非常に高い。
けれど不思議なことに、
若い時分にこうした悲しい気持ちを味わった覚えは全くといっていいほど無いんだよね。本当になんでだろう。
となると、
・『Steam』で配信されている『まいてつ』のシナリオがぶつ切り
・歳を重ねたことによって「ヤッてる」事実を理解するようになった
のどちらかが原因なのかもしれない。
結局自分が悪い
今回のショックを受けた僕は、
アマゾンの欲しい物リストに入れていた『ハミダシクリエイティブ』のPS4移植版をそっと削除した。
もうこんな思いはしとうない。しとうないんじゃ!
とりあえず”そういうもの”だって理解は出来たから、
なんとか本編も最後まで走りきれると思う。というか走り切る。
なんてったって…。
続編も『Steam』で購入済みだからねぇ!
はい、そういうことなんで『天使騒々REBOOT』をプレイして寝ます。
おやすみなさい。
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