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最近の読書

移動の多い仕事だと移動中の過ごし方にそれぞれのスタイルが出ると思うのですが、ぼくはだいたい本を読みます。

なぜかはわからないのですが、電車やバスに乗っているときは本の内容に集中しやすいんですよね。。。

ちなみにChatGPTに聞いてみたところ、「規則的なリズムや振動は生理的にも心理的にもリラックスを促進する効果があるので、これらの要素が集中力を高める一因となっている」と言っていました。

最近タイムリーなところだとニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を読んでいます。表現が難しくてゆっくり読み進めていますが、内容が抽象的ゆえに時代を超えて共通することも多いなーと思っています。

特にぼくが好きなのは、定番ですが「超人」の概念のところです。

すごくざっくりいえば、ニーチェの理想とする「超人」とは、既存の価値観に依存することなく自分なりの尺度を持って人生を生きる、という人間像のことです。

自分の中では気をつけているつもりでも、やっぱりどこかで従来の価値観の中で自分が劣っていると感じたり、人をジャッジしてしまったりして、そのたびにそんな自分に嫌悪感を感じたりするわけです。

しかしニーチェは「神は死んだ」というフレーズに代表されるように、ヨーロッパ社会で依然としてキリスト教が主要な価値観として受容されている時代に、宗教を超えた新たな価値観を形成するよう訴えていました。

ぼくは少し周りと違った進路を選んだこともあり、ときどき自分の中での価値尺度に自信がなくなることもあるのですが、やっぱり独自の評価基準を持ちながら(かつそれを他人には押し付けずに)頑張っていこう、と思える本です。

まあこんな感じで個人的には結構読んで良かったなと思っているのですが、どうしてもぼくの文章って説明文っぽい感じになっちゃうんですよね。。。

もう少し物語とか比喩を使って、文学的にこういうことをかけたらな、と思ったり。

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