『スローフード宣言』著者アリス・ウォータース氏 来日にむけたメッセージ

今年の秋、『スローフード宣言ーー食べることは生きること』の出版1周年を記念して来日ツアーを行います。旅を控えたアリスさんから日本や世界に向けたメッセージが届きました。

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こんにちは。アリス・ウォータースです。カリフォルニア州バークレーにあるレストラン、シェ・パニースのオーナーであり、エディブルスクールヤード・プロジェクトの創設者です。

この秋に日本を訪れて、皆さんとお話しできることを、とても楽しみにしています。

1周年を迎える本のタイトルは、『スローフード宣言〜食べることは生きること』。この50年間、人の食べかたがどんな風に変わってきたかについて書いた本です。私たちは食事を不健康に変えてしまったばかりか、食べ物と一緒に、大切な価値観をも変えてしまったのではないか、という話をしています。

人間らしい価値観を取り戻すために、そして、大地の世話をしながら私たちの食べ物を作ってくれる人々を支えるために、今、私たちにできることは何でしょうか。

ひとつの手段として、公立の学校で給食の食材をどこから仕入れるか、それを変えることができたらどうでしょう。学校給食の大切さは、私たち皆が深く知っていますよね。

今回、日本を旅しながら皆さんと話ができることは、心からの喜びです。

食べかたを変えれば、人の価値観、そして社会が変わります。

皆で動きましょう。気候変動を止め、(地球と私たち自身の)健康を回復するために
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