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東海大学安楽死事件

4月13日の気になる記念日や出来事は、東海大学安楽死事件。
東海大学安楽死事件は、1991年(平成3年)に起こった医師による安楽死事件です。
昏睡状態が続く患者の点滴やカテーテルを外し、鎮痛剤や抗精神病薬を通常の2倍投与したが、患者の状態が変わらなかったため、塩酸ベラパミルを注射、続いて塩化カリウムを注射し、急性高カリウム血症により死亡させたそうです。
裁判の結果は、懲役2年執行猶予2年と確定。

安楽死は、どこまで許容されているのでしょうか?
この安楽死事件の判決で、医師が安楽死を許容できるのは、
・患者が耐え難い激しい肉体的苦痛に苦しんでいること
・患者の死が避けられず、死期が迫っていること
・患者の肉体的苦痛を緩和する方法が他にないこと
・患者が命の短縮を明確に意思表示していること
この内容に当てはまらないと判断されたようです。

安楽死に関しての規定や法律などを理解していない私からすると、何が正しい事なのかわかりません。
先日、私の従兄弟が末期がんで亡くなりました。医師からは回復の手立てがないことを告げられ、亡くなる数週間前に苦痛を和らげ眠りたいと自分の意思を伝えていたとのことです。
そのご家族に見守られ静かに息を引き取ったとのことです。

健康でいるときは、自分が死ぬことを想像もしていませんが、年を取ってくると、だんだん死というものが身近に感じるようになってきます。もし自分が患者としてその状況になったら、安楽死を望むのかもしれません。
もう少し先の事だと思いますが、目をそらさずにゆっくり考えていこうと思います。

それでは、また次回

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