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支配

こんにちは。marです。 

大正11年に生まれた人が令和4年に100歳になります。昭和元年に生まれた人は現在96歳です。               太平洋戦争が勃発したのは1941年(昭和16年)12月8日。 大正11年生まれの人たちが19歳の年。                     昭和元年生まれの人たちが15歳の年。

この年代に生まれた人たちは1945年(昭和20年)8月14日に終戦を迎えるまでの3年8か月、戦火を生き抜きました。日本全国の空爆死者数は459,564人。軍人さんも民間人も、「生」と「死」の境界線もわからぬままに国策に忠実に生きました。

戦争が終わって日本は高度成長期を迎え急速な発展を遂げました。男は強く、復興への道を踏み出し、女は家庭で夫を支える子を育てる。国に支配されていた男たちが家庭で妻や子供を支配する。当たり前の日本の姿でした。男子は後継ぎとして、家の稼ぎ手として大切に扱われたと聞きます。生きるためには「支配」と「服従」・・この関係しか成立しなかった世の中。                                環境が、それ以外を受け入れませんでした。

親は年を重ねれば老い、一線を退きます。子に託すのです。「支配」と「服従」しか知らなかった人たちは、ひとつ屋根の下で親も子も快適に生きるすべを学んでいませんでした。                   これまで自分がされてきたように生きることしかできませんでした。自分が決めたルールを守り口ごたえせず苦労や我慢を強いること。飯が食えるのも布団で眠れるのも雨露をしのげるのも男のおかげでありました。

衣食住が安定し、様々なものが満ち足りてくると、心の豊かさを満たすモノが欲しくなりました。より美味しいもの、より快適な住居、よりお洒落な装い。「遊び」にも目が向きます。ジャンルを問わず音を楽しむこと。スキーや海、山登り、自然の中に身をゆだねる時間。苦労と我慢を強いる生活などもう終わったのだ。

その世代に育てられた子供たちは、家族に惜しみなく愛情を注ぎます。さらなる進化を続けるこの国では多くの企業戦士が「24時間働けますか?」というドリンク剤のCMをあっさりと受け入れ嬉々として仕事と遊びの両立を果たしました。支える主婦は子供の習い事や自己啓発に余念がなく、行き過ぎるお節介も押し付けさえも「愛の名のもとに・・・」。電話が進化し流行りの言葉で他者とのコミュニケーションを求め、時には言葉で傷つけたりストレスを与えたりするようになりました。「愛の名のもとに・・・」

さて。現在の子育て世代は、戦後3世代目の方が多いと思います。携帯電話がスマホになりゲームがeスポーツとしてオリンピック種目に??という世代。今までの古いシステムを変えていく力を感じます。夫婦共働きは当たり前。家事の協力当たり前。子育ての分担も当た前。イクメンという概念。シングルマザー&ファーザー。労働基準法・高校授業料の無償化・ネットの誹謗中傷厳罰化・児童虐待防止法。国の支援も手厚くなりました。

こうして見てみると、なんかよさげじゃない?という気がしないでもないですね。

しかし、怖いのが「愛の名のもとに・・・」←ここ。                 支配から逃れたくて逃れたくて反骨精神旺盛にここまで来て、やっっっっと辿りついたのに!! なんとなくうまいこと親から自立したと思ったのに。  なぜか同じように子供たちを支配している、愛の名のもとに・・・

実は、わたくしも散々やってきました。支配とかコントロールとか。もちろん無意識ですが無意識ほど怖いものはないですよね?しかも「この方が絶対に相手の為になる間違いない!」と信じて疑わず、聞き入れてもらえない可哀想な自分メソメソ・・とか思っていた超絶めんどくさい女でした。

支配=自分の不足を埋める・攻撃です。

支配の連鎖を食い止める。                                 コロナで人との距離感を学ぶ機会が奪われました。マスクで互いの表情が読み取れずに2年も過ぎました。コミュニケーションに弊害が出やすいと思われる今の子供たち。                           親の幸せは子供たち全員の願いです。親が笑っている。心から笑っている。それが子供の幸せです。

あなたはいま、心から幸せですか??  不一


    



街のお母さん食堂を作りたい!シングルマザー専用のアパートを運営したい!障がい者雇用を産み出したい!人生100年!社会とのコミュニケーションがないと人生つまらない!夢は壮大です。生きづらい世の中ではあるけれどもまだまだ捨てたもんじゃない!小さくても1歩目がなくちゃ未来は始まらない!