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他人は鏡

冠省  

こんにちは。アラカン marです。

振り返って冷静に考えてみると。母は恩着せがましい人でした。父にもそういうところがありました。恩着せがましいということは、恩恵を与えたことを、相手にいかにもありがたがらせようとする態度のことを言うんです。やってあげたんだから感謝してよね、という言動や態度をとること。(わたくしもやっちゃってました)

「育ててあげた」

「お金を出してあげた」

「ほら、やっておいてあげたよ」

「用意するの大変だったしコレ高かったんだよね」

「あなたがいたから我慢したけど苦労したのよ」

「産んであげた」

親が子供を育てることは親の義務で「子に感謝されるべきこと」とは違います。親なのに「こんなに頑張ってる自分」アピールをし、さらに子供が感謝・尊敬・敬意を示さないと不機嫌になる・・「あれ?自分がいるから親に苦労させちゃってるのかなぁ?」と、子供が罪悪感のような感情を抱いたり、親の顔色を見て様子を伺ったり、親に感謝できない自分がいけないんだ、と親に気を使ってしまい自由に発言したり行動したりできなくなっていることなんかまったくわかっていません。そして子供の方もそれが当たりまえで成長し、自分が自由に生きていないことに気づけません。

毎日毎日恩着せがましく事細かに言われ続けるものですから、子供は自分の気持ちや感じ方に自信が持てなくなり、結果自分を大切にする方法がわからなくなってしまうのです。

こういうベースがあると、その子供は「嫌われたくない病」にかかったまま成長します。これが大人になっても「愛されない」ループにはまる理由だとわたくしは考えています。

恩着せがましい親に育てられ、しかもそれは「あなたのため」とかいう「愛の名のもとに」お仕着せられますので、子供は、自分の存在は他人には受け入れてもらえない・負担をかけている・喜ばれない存在なのだと思い込み、愛されるためには自分から何かしてあげなければならないと決めるのです。

親以外の、他の誰に対してもそういうスタンスで関係を構築していくので、いつまでたっても相手と対等な取引ができないということになります。仮に初対面の人と会ったとしても、自分は感謝しなければならない側の人間ですので相手に取り入ろうとするか攻撃するかのどちらかのポジショニングを取ってしまいがちです。そして「他人に取り入られて満足する人」は、他人を馬鹿にする・なめている・あざ笑う・ディスる人間が多いので、結果ものすごく貧相な人間関係しか結べないということになります。

ここが「他人は鏡」と言われる理由かな、というのがわたくしの解釈です。

自分に自信がない・・そんな風に感じている人は「愛されたことがない」人です。わたくしもそんな人間でした。

だからわたくしは愛情が欲しい!という欲求が強かったんですね。愛情を手に入れるためにはひたすら耐えて相手に従順でした。愛は我慢すれば手に入るということになります。我慢=愛情なのです。私の周りにいた人は恩着せがましい自己中心的な人ばかりだった。家族の気持ちよりも何よりも「家族のためにあれこれしてあげた自分」のことだけに意識が向いていて、家族の気持ちなど察することができない、自分本位で与えて感謝しろとドヤ顔を決める、そんな親だったわけです。他人を愛する術を知らない人だったんですね。

いま、毎日が辛いところに居る人は。誰かが自分のことを心配してくれたり思いやってくれることにばかり意識が向いていませんか??誰かに愛されているかどうかに気を取られていませんか??心の不安に気持ちを取られて疲れ果てているということはありませんか?

ここで提案です。

周りを見渡してみてください。あなたのまわりに自己主張・自己表現の強い人はいませんか?自分はこう思う・自分はこう感じる・自分はこれが好き・自分はこれがやりたい・自分はこうしてほしい、とはっきり主張する人はいませんか?そういう人と一緒に居てみると良いと思うんですよね。

一緒に居ると「自分も自己主張しても良いのかな」という気持ちになります。自己主張が強く自己表現して自己実現している人は、自分の要求もはっきりしていますが相手の要求についても「かなえてあげよう」という気持ちがあることが多いと思います。「なんでもやってみたいこと、やっていこうぜ~!」的な人は自分の夢もみんなの夢も叶うといいなと思っています。今のわたくしはココにいます。みんなで幸せになろうぜ~

自分の頭の中で「明日から自己主張するべきだな」と考えることは妄想に過ぎません。考えただけで自己主張できるようにはなりません。

自己主張・自己表現・自己実現する人と接してみて、自分も他人に対してああしてくれこうしてほしいと言ったっていいんだな、という練習をすると、これOKなんじゃない?という気になってくる←これが大事だと思うのです。その鏡。曇っていたら磨きましょうね。            不一                          





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