ながーいおつきあいかもしれない


Long COVID
海外ではコロナの後遺症のことをこうやって言うらしい。認知症のことも「Long Goodbye(長いお別れ)」って言ったり、長引く「期間」にフォーカスが当たっているところが言葉の味わい深さがあっていいなとおもう。

というか今更、めっちゃコロナに感染した。「なんだかんだ罹らないもんだなウェーイ」ってテンションで夜更かしかましまくってたら、嬉々として人に取り憑くヴェノム(知らない人は調べてもろて)のように身体の自由を急に奪われた。

そんな昼夜逆転で不摂生な暮らしを続けてたらそうなるよな。銭湯で走ってたら転けるくらい当たり前のことなのにな。頑張って早く寝る努力をしようと戒める。

それで後遺症もちゃんとあって、身体の倦怠感バリバリで全然治った感じがしない。嘘じゃんってくらい動きが鈍くなってる。これはまあ自分の力次第でなんとかなるんだけど。


1番キツいのが味覚障害。罹った人に味覚が無くなった話は知ってたけれど、0か100だと思ってたのね。要は何も感じなくなるかそうじゃないか、みたいな。そしたら自分の場合、全体の34%くらい味を感じ取れないみたいなことになってて、何を食べても飲んでも味が薄くて絶妙に不味い状態なんですけど。

大好きなうどんの出汁は時間置いたときの味噌汁の透明な部分みたいな味してテンション下がるし、麻婆豆腐を食べたら中華料理特有のパンチが弱く届くし、モフモフの猫にペシペシ叩かれてる気分。オレンジジュースは誰かに一生濾過されてるし。挙げ句の果てには、アイコスのメンソールが変な薬草の味するっていう、もはや道端の草食ってるぐらい不味くてさ、衣・食・住の「食」をちょっと齧られた気分なんですけど。ねぇ。


まだ味するだけマシかもしれない。とは全然思わない。しかも長期化すると「1年間」後遺症として引きずるらしい。長いだろ、普通に。英語で書いたら味わい深いとか言ってる場合ちゃうちゃう。

これから1年間何を食べても飲んでもちょっと不味いって何のデバフなん。第一話にして変な縛りくらってる転生系アニメちゃうねん。はよ解除してくれ。お祓いとか行ったら治る…?治らんよな。ほんま何かしら対価払うからさ、誰か助けて…。






©︎荒川弘『鋼の錬金術師 1巻』






ほんま、そうやんなぁ〜。エドごめんな〜。


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