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星撮りなら必ずたどり着く装備

ワンピース毎週録画で2.3個貯めて見てます。天ノ川シリウスです。

俺の星撮りはみんな…1段階進化する…

そんな気持ちで買ったもの。そう…新機材です。

星撮りに関しては、以前こんな記事を上げていましたので、興味のある方はぜひ。

記事の後半の方で、星の撮影に必要なものを書いたりしていたのですが、さらにプラスアルファであると便利な道具があります。

それは、「赤道儀」という道具です。

1.無くても星は撮れる&必要な理由

赤道儀は無くても星撮れます。綺麗に撮れます。

ぶっちゃけグラグラしない三脚と、一眼レフかミラーレスカメラがあれば普通に撮れます。

ではなぜ「赤道儀」なるものが必要なのか。そもそも「赤道儀」ってどういう道具なのか。ですよね。

ー星は常に動いているー

知ってると思いますが、星は動いています。実際には地球が回転してるんですが、細かいことは抜きにしましょう。ここで勘の良い方は気づいたと思います。

赤道儀とはつまり、星を追いかける機材なのです!!!!星が動くのと同じスピードで動いてくれる道具です。

星の撮影をする際は、明るさを稼ぐためにシャッタースピードを伸ばさなければなりません。

シャッターを開けている間は光が入ってきますので、その分だけ明るくなります。シャッターが開いてる時に手で揺らしたりするとブレが記録されます。だから三脚がいるわけです。逆にシャッタースピードが早いと、手ブレなどを起こすよりも早くシャッターの記録が終わるのでブレないという仕組み。

シャッターを開けている間のものが記録されるのなら、星の動きも記録されます。

例えばこちらの写真。この写真は中望遠ぐらいで撮ってるんですが、望遠であればあるほど流れているのが目立ちやすくなります。

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さらに拡大してみます。

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ちょびっと星が線になってるのわかりますか?

これは手ブレではなく、被写体ブレ(被写体が動いているから)であります。

このような感じで、重箱の隅をつつくように、拡大して確認して…っていうのはどうでも良い!!!望遠で銀河とか撮ら予定無しって人にはあまり必要のないもの。それが赤道儀であります。

安いのでも10万円ぐらいはするので、星を既に撮ってて、なおかつ必要に駆られていない限りは買わなくても良いはずです。

ちなみに、星を追いかけるということは…?勘の良い貴方ならわかってしまいますよね。地上がブレちゃう!!!

これに関して、気になるようであれば地上用の写真+星空用の写真で別撮りしてフォトショとかで合体させるのが常套手段です。

ちなみに、あえて長時間露光で軌跡を記録するとこんな写真が生まれます。(所要時間4時間ぐらい)

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実際にやってみて、これを撮るのは結構辛抱が必要なのがわかりました。ここは透明なテントの中なので暖かかったんですが、外が寒いとバッテリー切れが起きやすくなるので、対策が必要になります。こういう写真撮るのははオススメしないけど楽しいからオススメしたいです。

2.My new gear!!!

さて、赤道儀の概要は大体わかったと思うので、僕が購入した実物をご紹介します。

今回は、「ポータブル赤道儀」というジャンルの物を買いました。赤道儀はもともと大きな望遠鏡に取りつける大きな機材だったのですが、カメラ用に、なおかつ持ち運びしやすいように軽量化されているもの(基本的には安定性は大きいのより劣る)がポータブル赤道儀です。

僕は持って行きたくないほど重いのはしんどいので、最初からポータブル赤道儀狙いでした。

今回購入した機材は…!!!

こちら!!!!!

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Vixenの「ポラリエU」です!!!!!

Vixenとは:天体望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、スポッティングスコープ、ルーペ、コンパス、CCDカメラ、雑貨等の開発、設計、製作業務及び各商品の国内販売、輸出、輸入業務等を行っている会社

早速箱を開けていきます。このワクワクはいつもクリスマスのようです。

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パカッ!!

フェイントきたー!!!焦らされてよりワクワクします。ちなみにこの黒い布はポラリエUを入れるポーチのようなものでした。

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Oh…it's gorgeous…

新品特有の匂いとツヤツヤ感、キラキラしてます。。

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わーこれやばいデザイン好き!!!!!

道具は使うもの。性能だけ考える時もありますけど、デザインが好きと思える方が使う気分も良いですよね。

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この銀色の部分が回転する部分です。中にモーターが入ってます。

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横から撮影。POLARIE Uの文字が現れます。今なら会社の机の上に登って小躍りできる。絶対上司に怒られるけど。

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これは別売りのアングルプレートです。

赤道儀は、北極星というほぼ動かない星に軸をセットするところから始まります。そのために必要なコンパスと、角度をつけるためのプレートを装備しています。緯度によって角度が違うので、例えば沖縄と東京は北極星の角度が違いますし、他の国で撮るなら角度を自由に変えられる微動雲台を買った方が良いです。

微動雲台を買わなかった理由は、どーしてもVixenの純正の雲台が欲しかったけど、今からしばらくは在庫が切れているとのことでした。

その雲台、お店の人曰く、ミャンマーの工場で作られてるらしく、いつ届いても構わないという条件で現在発注してもらってます。待ってます。

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こんな感じでプレートとポラリエUを六角ネジで接続します。これはネジを回すだけなので誰でも手軽にできます。

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カメラを取り付けるためには一旦銀色のとこの蓋を取り外します。

この作業は経験が無かったので、あれ?って思いましたが、ちゃんと説明書に書いてあるので安心です。

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こちらがカメラ側に取り付ける自由雲台です。(これも別売り)これでカメラを好きな向きに動かして被写体を狙うことが可能です。

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取り付けるとこんな感じ。赤道儀の中でもトップクラスに小さいポラリエですが、別売りの機材を取り付けてもこんなにコンパクトでいいの?って思うぐらい小さい。

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三脚は自前のものが使えたので、流用。持っているものを活かした、コスパ良い機材編成を目指します。

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ポラリエにはのぞき穴があって、ここに北極星が入るようにすると大体※極軸合わせが出来ちゃう代物。もっと正確に合わせるなら極軸望遠鏡という機材を取り付けます。広角で撮るなら大体で良いそうです。

※極軸:天の北極と天の南極を結んだ直線のこと。地球自転軸の延長したもの。

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地球は回る、君をのせて。

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カメラにネジネジして接続!!

実際に撮影するのはもう少し後になりそうですが、それまでにトレーニングしてこようと思います!

今日のところはここまで!

それではっ!(´-ι_-`)

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