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時の片隅で、巡り合う|NORN9 VAR COMMONS【感想】

本記事は「NORN9 VAR COMMONS」について好きなように語っている記事です。主人公について言及することも多いので、苦手な方はご注意ください。

総合感想以下はネタバレを含みますので、ご注意いただけると幸いです。


あらすじ

一つの歌が、少年を違う時空に連れ去る。

小学生の鈴原空汰は国会議事堂の見学をしていたはずが、気がつくと見知らぬ場所に立っていた。古めかしい街並みが広がり、景色はセピア色で構成されている。その場所は教科書で見た明治や大正のようであった。

タイムスリップした世界で空汰が出会ったのは、特殊能力をもつ3人の少女と9人の若者。そんな彼らが旅をするために乗っている船「ノルン」、「世界」といわれる大きな機関のようなものと繋がりのある「ノルン」に乗ることで自分のいた時代に戻る方法が分かるかもしれないと空汰は乗船を決める。

「続きのない友情、終わりの見える恋。それでも人は、独りではいられない」

――彼らが旅をする目的、目的地はどこなのか、世界は一体何なのか?様々な謎を抱えながら、船は空高く進んでいく。

ワールド|ノルン+ノネット ヴァール コモンズ (otomate.jp)

総合感想

アニメ化していたことからタイトルは知っていましたが、どんな物語なのかを知らなかった本作。世界観を知らない状態でゲームを開始したので、ワクワクしながらゲームを進めることができました。

本作の感想としては「ヒロイン三人が可愛すぎる」の一言に限ります。みんな可愛くて大好きなんですが、特に七海ちゃんが好みすぎて大好きになりました。こんなに私好みの主人公ちゃんがいていいんですか…?
 
どの√もそれぞれの良さや恋愛の雰囲気感が違って面白かったです。ヒロインが複数いるため、話の流れや恋に落ちるまでの過程、価値観などが違うので飽きることなく常に新鮮に感じながら進めることができました。

ネタバレあり感想

攻略順は「平士→千里→朔也→暁人→駆→一月→ロン→正宗→夏彦」、感想もこの順番です。ヒロインが「七海→こはる→深琴」の順番になるように進めていきました。
 
プレイ時のざっくりとしたメモを頼りに感想をまとめていますので、内容やセリフに関してミス等があるかもしれません。その際は、申し訳ございません。


乙丸平士√ 感想

ひたすらに明るいキャラかと思いきや、距離が近づくことで見えてくる心の暗い部分が印象的な人物でした。能力故に自分の不の感情を押し殺していますが、七海ちゃんに対しては自制が効かない様子が見えます。この様子は本編中でも分かりますし、一月さんも言ってましたし、バッドエンドもそういう感じでした。一番衝撃的なバッドエンドで「ノルンノネットはこういう方向性のバッドエンドか」と思っていましたが、そうでもなかったです。乙丸さんのバッドエンドが予想外過ぎただけでした。
 
一見、闇の側面をもつ七海ちゃんが光の側面をもつ乙丸さんに引っ張られているだけに見えますが、きちんと七海ちゃんも乙丸さんを引っ張り上げる素質があるというのが好きです。
 
時折、お兄ちゃんぽく振る舞ってくるので「そういえば、七海ちゃんより年上だった~~」と気づかされるのが卑怯。一月さんと乙丸さんと一緒にいることで妹ぽさが増す七海ちゃんが愛おしいです。
 
実は本編中でも屈指の好きなシーンが乙丸√にありまして、あまりにも好きすぎて何回もスチル見返してます。というか公式サイトにもあったので、公式サイトを何度も眺めています。

乙丸「こういう『好き』だ」
七海「!!」
乙丸「……分かったか?」
七海「……っ」
声の出し方が分からなくなって、私は、頷くことしか出来なかった。

 ギャラリー|ノルン+ノネット ヴァール コモンズ (otomate.jp)

こういうのが見たかったんです、こういうのを乙女ゲームで摂取したかったんです!ってことで大喜びしてしまいました。ピュアな雰囲気に弱い。


市ノ瀬千里√ 感想

積極的に動くイメージがなかった千里くんですが、想像していたよりも積極的に想いを伝えてくれるので驚きました。じれったい!となる感じを想像していたら「あれ?!」と予想外の角度から刺された。積極的とはいってもピュアな感じで進み、等身大に成長していくので16歳と17歳の青い春を存分に味わえました。

千里くんが引きこもるかもしれないのに壊れた部屋のドアを直しても良いのか駆くんに訪ねられた時、こはるちゃんが告げた言葉が特に印象的でした。

「そこが千里くんのスタートなら、わたしも同じ場所から始めます」

こはるちゃんのセリフ

こはるちゃん…!!!なんて良い子……!!このセリフで一気にこはるちゃんが大好きになりました。他の人とは違う形で相手に歩み寄れるこはるちゃんだからこそ千里くんと仲良くなれたのかなと。

想像していたよりも好きと告げるのが早く、気持ちをストレートに告げてくれる千里くん。良すぎて涙出てきた。こはるちゃんもこはるちゃんで千里くんが他の人を好きになったらどうしようって悩んでいたりして、あまりにも可愛い。可愛すぎて涙がさらにでてきた。

千里「…こんなこと、あなたにしかしないんですから」「この意味、考えておいて下さい」

良すぎて「千里ッッッ!」ってしか言えなくなったシーン

一人の少年だった千里くんが、一人の男性になる過程を見ることができた素敵な√でした。最初の頃の声色と比べて、最後らへんの対こはるちゃんの声色が優しく柔らかくなっていて良かったです。

千里「弱いまま、臆病のままでいましょう。そうすれば......たとえ能力を持ったままでも、僕らは自由に生きられる」

千里√で好きなセリフ

二条朔也√ 感想

幼馴染キャラの話が、こんなに重いってことあります…?と思いながら進めました。幼馴染同士の空気感って物語の最初はギスギスしていないイメージだったので、最初から割とギスギスしている2人を見て胃が痛くなりながら進めていきます。2人が抱えている問題が大きいことは分かっていたけれど、まさかこんなに重いとは…。朔也さん幸せになって…できれば深琴ちゃんと…他√でも幸せな道筋をたどってくれることを願いつつ、進めていきます。

幸せになってほしいと言いつつも、夢の中で一月さんに抱き着いている深琴ちゃんを見てしまう朔也さんのスチル好きなんですよね。深琴ちゃんは朔也さんに抱き着いていると思っているし…朔也さんは深琴ちゃんが一月さんのこと好きだと思うし…一月さんは深琴ちゃんの朔也さんに対する想いを知ってしまうし…く、苦しい、けど、好きです。朔也さんの誤解が解けるまでがワンセットで好き。

朔也「…もう今死んでもいいくらい幸せだ」

一月に抱きついた理由が分かって嬉しそうな朔也さん

大切な人を守って死にたいと考えていた朔也さんが「君と生きる」と言えるようになっているのが嬉しかったです。未来を見る力があるゆえに未来を望めなかった朔也さんが、やっと未来へ向かって歩き出せていて「良かった!!」となりました。

ツンツンが減って、デレが増えた深琴ちゃんの可愛さに歓喜しました。深琴ちゃんが可愛い…初々しい深琴ちゃんをもっと見せてくれ…。努力家で誰よりも人のことを思いやる深琴ちゃんが素敵な√でした。あと七海ちゃんやこはるちゃんとの友情に「女友達、最高~!」ってなれて良かった。乙女ゲームで女の子同士が楽しそうにしているのなんて滅多に見れないですからね…貴重な成分です。

ここら辺からラストイーラやりたい欲が溢れてきているのですが、我慢して次に行きました。手元にあるのに!と思いながら、ソフトの入れ替え面倒なのとネタバレ踏みたくないから我慢できた。


宿吏暁人√ 感想

ここもここで何かありそうな2人、序盤は結構ギスギスしています。昔の事情や罪の意識から暁人に殺されても良いと思っている七海ちゃん、七海ちゃんに対して態度が悪くとも殺したいとは思っていなさそうな暁人。苦しい展開になりそうな予感がして、胃が痛み始めます。

軽率に歩み寄れとも言えないのでどうしたら…と思っていたら手錠とかいう強行手段が来て慄きました。そして、七海ちゃんにキツイ言動する暁人に水ぶっかけた朔也さんにも慄きました。朔也さん、温和そうな感じからは想像できないくらいの行動を起こすからびっくりする。

七海ちゃんが自身の能力を嫌っていることを知ったり、深琴ちゃんが一応は無事だということを知って安堵している様子などを見て、何かを感じ始める暁人。そして夢を経て、七海ちゃんのことを知っていくことで態度が軟化する辺りでテンション上がってきました。

暁人√、好きな場面が多すぎる。一番好きなのは暁人のネクタイを頂戴という七海ちゃんです。ここで、暁人視点が見た過ぎてラストイーラやりたい欲が限界突破しました。こんな可愛い七海ちゃんをみて、暁人はどう思ったんですか…?見せてくれ…暁人視点の不知火七海の表情を見せてくれ…。

七海「貴方が好きだと言ってくれた自分は…好きになれる気がするの」「自分を赦す方法は…好きな人に好きだと、言ってもらうことだと思う」

暁人√の好きなセリフ

自分自身を赦せない七海ちゃんが、自分を赦す方法を見つけて、それを好きな人にも伝えているという芸術点が高いシーン。きっと過去を割り切ることは難しいけれど、お互いに支え合いながら笑顔で光の下で幸せに暮らしてほしいです。七海ちゃんが本当の意味で救われるのは暁人√なのかなとも思いました。ていうか2人は過去の因縁から恋に繋がるまでが運命的すぎる。好きだ。暁人が作ったご飯をもぐもぐ食べる七海ちゃんという光景を永遠に繰り返していてほしい。


結賀駆√ 感想

侮れない人という印象が強く、他√でも優しいのか辛辣なのか分かんないところがあるというのが√入る前までの感想でした。対こはるちゃんだと上手く取り繕えないというか、こはるちゃんには勝てなくて良かったです。誰だってこはるちゃんには勝てないですよ、あんな良い子。浄化されるだけです。

どの√でも夢の中の話というか、童話大好きなので夢の中のビジュアルが好きなんですけど、その中でも一番好きなのが駆くんですね。毒りんご役の駆くんビジュが良すぎる。あと、毒りんご駆くんのスチル好きです。どの場面においてもこはるちゃんが人にかける言葉の一つ一つが愛おしいんですが、駆√でも愛おしさ爆発でしたね。純粋で優しい言葉を真っ直ぐに言えるのはこはるちゃんならではと思います。ただ優しいだけでなくて人の痛さも苦しさも知っているからこその言葉も多い感じがしました。

こはる「......たとえば人でいう毒というものが、欠点だったり弱さだったりするなら…わたしは......駆くんの全部が大切です」

こはるちゃんッッッ!ってなったセリフ

終盤にかけて、駆くんが洗脳されていたりとして、駆くんのこはるちゃんへの気持ちすらも洗脳なのだろうかと思うんですが…乙丸さんが「駆のこはるへの気持ちは駆だけのものだ」といってくれるんですよね…!ありがとう、乙丸さん…!

間違いながらも遠回りしながらも歩み続ける二人に幸がありますようにと思わずにはいられない√でした。


加賀見一月√ 感想

女の子好きや軽い言動の男性が好みになる率が少ないのですが、一月さんは優しさと親切さが根っこにあるうえで軽いように見える言動をしているのがとても良かったです。隅々から意外と真面目な面が見えて、こういう性格の人が真面目な面を見せてくれるとドキドキしちゃうんだよな~となりがら進めます。

一月√の深琴ちゃん、「そこ選ぶんだ!?」って選択肢が正解だったりして笑っちゃいました。深琴ちゃんツンツンで照れ屋なところが最高にかわいい。同じように一月には「お前」とか言って中々にお口が悪い朔也さんシリーズ大好きなんですよね。普段は物腰柔らかい美人さんが口悪いの最高。

一月さんが深琴ちゃんと朔也さんが両想いだと思っているところで、「違うよ!!」となりながらもどかしく進めていきました。一月さんと朔也さん、お互いに互いには敵わないと思っていそうなところが愛おしい。夢の中で誤解が解けて両想いになったところの会話が大好き。「ほんとにほんと?」っていう一月さんが可愛い。あと、初心な深琴ちゃんも最高に可愛い。

一月「......何か、きゅーんと来ちゃったなぁ」

「同感~!」ってなったセリフ

一月さん√の深琴ちゃんが普通の女の子となって、ほっとして涙を流しているのを見て私も泣きそうになりました。心の奥底では限界が来ていたんだろうなと思うと、これからは普通の女の子として一月さんと幸せな日々を過ごしてほしいです。

手紙の内容見せてくれないかな~と思っていたら、最後の最後で知ることができて嬉しい。文章や文字って人のすべてを知ることはできないと思いますが、人の本質を垣間見えることはできると思っているので一月さんの温かさと愛情を感じることができて素敵でした。深琴ちゃん√の男性陣は支える気概を持っている良い男が多すぎる。


室星ロン√ 感想

他√を経ても読めないところが多かったロンさんですが、ロン√経てもロンさんのことはあまり分からないというミステリアスさがありました。正直、ロンさんの行動って褒められたものでなかったり肯定できるものではないんですが、「顔が…顔が良い…」「声、声も良い…」ってことで全てが吹っ飛んでいくんですよね。悔しい。七海ちゃんと並んだ時の危ないけど儚い雰囲気というか、儚げ美少女と怪しい男性って感じが好みでした。つまりロン×七海は癖。年齢差には目を逸らします、犯罪臭さが増すので。

ロンさんの行動は決して良いものではないのですが、たった一言が七海ちゃんの中に残り続けてしまうんですよね。他の攻略キャラよりも根っこにあった辛いと感じている部分をぶった切っている気がします。多分、ロンさんだからできること。

ロン「能力はキミ自身じゃないんだよ」

人の名前を覚えないロンさんですが、七海ちゃんの名前を覚えていて「七海ちゃん」と呼ぶんですよね。その時の七海ちゃん、覚えててくれてる!って感じで喜んでいるんですよ、とってもかわいい。あと、夢の中の話。死にそうな七海ちゃんの様子を見てロンさんが怒るんですよね。あの、ロンさんが怒っているんですよね。こういった名前呼びから夢の話で「ロンさんって結構、七海ちゃんのこと好きなの?!」ってなりました。他のキャラだと恋に落ちた瞬間が大体は予想できたんですけど、ロンさんだけは本当に本当に予想できなくて、「あれ?!結構、惚れてる!?」と衝撃的でした。

ロンさん√って本当にハッピーエンドなのか、これでいいのかという感じもあるのですが、黒く塗られたキャンバスを少しでも白に近づけた状態でないと二人の恋は始まらないという感じがしたので私的には良かったです。

それはそうとして一連の流れは「室星ロン!!」って叫びたくなるくらいの動きが多いので、今後は責任もって七海ちゃんを笑顔にしてほしいです。


遠矢正宗√ 感想

良くも悪くも真面目過ぎて周りを優先する優しさを持つ正宗さんが、自分の意思で1つの大切なものを選ぶための道筋という感じがしました。癖が強い人間が多い中、純粋で真っすぐなこはるちゃんは光輝いて見えただろうなと思います。正直、こはるちゃんに「○○さんが心配です」的なことを言われたら(私も)恋に落ちてしまう自信があります。

忙しそうな正宗さんのために何かしたいと考えたり、正宗さんといて嬉しそうなこはるちゃんがいじらしくて可愛いんですよね。手作りクッキーを作って渡すところとか、可愛すぎる。そのクッキーで一波乱はありますけど…。「特別は作らない」と正宗さんが言った時に落ち込んでいるこはるちゃんに「一発くらいビンタしてもいいんだよ」と思ってしまいました。でも、こはるちゃんの「嘘つき」という愛らしい責め方をするので参りました。(かわいくて)恐ろしい。

正宗「だから、……この旅が、終わるまで待っていてくれないか?」

やっと言ってくれて全私が安心した

内乱起きたあたりの展開が苦しすぎました。どうして…?朔也さん…。死に際に愛しているを告げるな二条朔也。ここから展開が怒涛に苦しくなるんですよね。でも、これがあったから正宗さんは一歩踏み出したのかなと思うと何とも言えないです。多分、朔也さんの件がなくてもこはるちゃんと想いは通じ合っていましたけど、役目を放棄する覚悟まではできないのではないかなと思いました。

終わり方がハッピーエンドかどうかって迷いどころですけど、深琴ちゃんと七海ちゃんの声が聞けたので良い方向に向かっていると信じたいです。またみんなで笑い合って、女子会とかしてほしい。


吾妻夏彦√ 感想

厳しい性格で所謂ドSキャラなのかと思っていましたが、驚くほどに惚れた相手には甘々で優しかったですね。夏彦さんを見ると、深琴ちゃんにとってのメインヒーローだなと思ってしまいます。あまりに「勝つ」って雰囲気が溢れすぎている。

空汰くんの存在が他√より出てきてくれて嬉しかったです。もぐもぐとクッキー食べていたりして可愛かった。空汰くんとの行動途中に襲撃犯の絵を描いて聞き込みするんですが、深琴ちゃんの絵が独特で愛らしいんですよね。絵は上達しなかったと言ってましたけど、味があって良かったです。チャプター3くらいまで夏彦が登場してなかったので、夏彦√だということを忘れて空汰くんと深琴ちゃんの仲良し話を楽しんでしまいました。

やっと夏彦さんがきました。最初は夏彦さんも厳しい感じなんですけど、認めてくると声色が優しくなってきて良かったです。やっと出てきたと思ったら白ヒヨコの出番が多くなりましたが、まあ、あれも広義で夏彦さんなので。

私、星のこと詳しくないけど星という概念が好きなので、星空を見せてくれる「男に弱いって言ったのに~!」と頭抱えました。永遠に星空見ていてほしい。私が好きだから。

記憶喪失のあたりで自分のこと思い出せないのに深琴ちゃんの名前を覚えている夏彦さん、深琴ちゃんのことが好きであろうことが分かりやすい夏彦さん(記憶喪失)が良かったですね。

夏彦「夏の、時折吹いてくる真やかな風のようだ。思わず手を伸ばして、感じたくなる」

深琴ちゃんの声について語る記憶喪失の夏彦さん

記憶を取り戻した後も夏彦さんのスパダリ具合が半端なかったです。決断をして今までの全てを捨てる覚悟をし、深琴ちゃんのことを選んだ夏彦さん。何でも叶えてやると深琴ちゃんの会いたい人に追いつくため空を駆けていく夏彦さん、まじでかっこいいっす…。最後の最後に空の描写で終わったのが最高でした。


真相√ 感想

堪忍して言いますけれど、ここで明示された二人のカップリングが一番好きまであります。運命力というか、真の意味でアイオンちゃんの心に近づいて理解できるのは、空汰くんという存在だけなのだなあと。全ての始まりであり、鈴原空汰がノルンノネットの主人公の一人ということが示されていて好きでした。

作中で好みの男性は誰かと聞かれたらめちゃくちゃ迷いますが、此処で出てきたアイネと共にいる科学者のビジュアルが好きすぎましたね。もっと姿を見せてくれと願いつつも立ち絵しかないという供給の少なさに涙しました。私が好きになるキャラはそういうところがある。もっとアイネと科学者さんの姿を見せてください。何気ない日々を見せてください。頼みます…。

常々思いますけど、同じ魂を持っていたとして同じ名前を持っていたとして、それは故人と同一の存在かと尋ねられたら上手く答えられる気がしません。でも、それをどう解釈していくか、同じ人とするか別の人とするか、同じ人の延長線上で作られた新しい人と見るかなど彼らが下す決断が好きです。愛する人にただ会いたいという複雑で残酷で美しい感情と、関係性がみれて満足な真相√でした。欲を言うなら、その先が見たいです。私は。FDのほうで少しでも見れるといいな…。


最後に

アニメを観ているような感覚でサクサク進めることができ、楽しめました。七海ちゃんがどストライクだったのも楽しめた要因の一つだと思います。こういうキャラの子好きなんですが、乙女ゲームだと珍しい感じがするので嬉しかったです。「儚さと不思議な雰囲気を持ちながらよく食べてよく眠るマイペースな面がある優しい女の子が好きだ」ということを再認させられました。

本記事はプレイ時の感情に沿っているのでラストイーラを経ての感想や考えは加味していませんが、ラストイーラの方もクリアしています。ただ感想だったりメモをあまり取っていないので感想記事にはしない(予定)です。本編やっていてラストイーラやってないよって方は、是非やってほしいって感じの完成度とこれが見たかったという満足度でした。正直、ラストイーラまで含めて「ノルンノネット」完結って感じがします。switch版はセットになっているらしいので気になる方は是非遊んでみてください!攻略対象目線で見るヒロインちゃんたちが可愛いです。

拙い文章での感想記事でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。


次回:CharadeManiacs(予定)



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