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noteで甘苦一滴

 このたび、noteを始めました。田中慶一(Keiichi TANAKA)と申します。

 文筆・編集業の傍ら、コーヒー好き高じて、自作の小冊子『甘苦一滴』を発行。雑誌・書籍でも、喫茶店史から現在のカフェ事情まで、主に関西の喫茶にまつわる取材に携わってきました。ひょっとすると、どこかの誌/紙上でお目にかかっているかもしれません。

 改めてご紹介しますと、『甘苦一滴』は2001~2017年の間に20号を発行。ワンマン編集ゆえ、平均すると年に1回出るか出ないかというマイペースぶりで、珈琲と喫茶にまつわるあれこれを、興味趣くまま書き綴ってきました。近年は、書籍にて本格的に関西喫茶史のまとめに取り組んでいますが、それが、何ゆえ今、note? と言いますのも、昨今の事情から、少しでも”ステイホーム”の時間を過ごすよすがの一つになればと、『甘苦一滴』の記事の一部を公開しようと思い立った次第。出版業界の端くれにいる者として、各版元さんのコンテンツ公開の動きに倣ったところもあります(元よりフリーペーパーの記事ですので、公開に何の差し障りもないのですが)。今、読み返すと面映いところもありますが、次回から、創刊当初の連載「濃く、苦く、深く~丸福珈琲店小史」の再掲をお届けしたいと思います。

一見、”要”とも”急”とも縁がない喫茶店やカフェが、ささやかながら、いかに日常の支えになっていたか。今となっては、人の気配が満ちた空間、何でもない時間の余白が、ことさら贅沢に感じられます。「ちょっとお茶でも」がままならないからこそ、店の数だけ醸される”人と場の味わい”に思いを致してもらえれば幸いです。

#甘苦一滴 #note始めました

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