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ensemble『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』(乙女恋)起動時に「DirectDraw初期化に失敗しました」が出て起動できな~~~い!!!(解決済)

急いでる人は、下の目次から"対処法""してはいけないこと(最重要)"の項を押してください。


はぁ……!!!(*´Д`)
ゲームを威勢よくインストールして、いざ起動!となった時に出るエラーほど憂鬱な気分になる瞬間はそうそうない。直近インストールしようとしてたニトロプラスの『スマガ』の起動も同様にダメだったので(こっちに関しては解決せず、泣く泣くDL版を購入した)より一層鬱屈な気持ちになったものだ。

Twitter(現X)で少し調べてみると、確かに『「DirectDraw初期化に失敗しました」が出て起動できない』というポストがぽつぽつとある。でも、調べた限りでは明確な解決策を載せている人も見かけない。

でもまぁ、なんだかんだ起動したというわけで、以降では、どのように起動すればいいのか、また、どのようなことに気を付ければいいのかについて綴る。



何があったのか?

先日手に入れたensembleのゲーム『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』(以下乙女恋)を起動しようと思い立ち、ディスクを読み込ませて中にある諸ファイルをインストールした。

『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』の外箱。きれいな箱してるだろ。ウソみたいだろ。起動できないんだぜ。

これが終わり、起動しようとすると以下のようなウィンドウが表示される。

乙女恋の起動設定画面。のちにわかるが、こいつがマジで厄介。

とりあえず設定を変えずに起動しようとすると、これが起動しない。エラー音と共に、「DirectDraw初期化に失敗しました」と表示され、以下スン……とウィンドウが閉じてお終い。



私の環境(重要)

この手のゲームではWindowsのOSが重要になりがちだが、このゲームは恐らく異なる。本当に重要なのは、使用しているモニターだ。あとしいて言うならグラフィックボードか。一応、分かる範囲の環境を表にして下に示す。

  • グラフィックボード:4095MB NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti

  • モニター:HP X27q (2560x1440@165Hz)

  • OS:Windows 11 home 64bit

  • CPU:AMD Ryzen 7 5800X3D 8-Core Processor

  • メモリ:32.0GB Dual-Channel DDR4

  • マザーボード:ASUSTeK COMPUTER INC. TUF GAMING B550-PLUS

  • HDD:7452GB Seagate ST8000DM004-2CX188

  • SSD:931GB Western Digital WDS100T3XHC-00SJG0

  • DVDRAM(DVD/CDリーダー):HL-DT-ST DVDRAM GP68N USB Device

  • Audio:iFi (by AMR) HD+ USB Audio



対処法

先に言っておくと、完全に解決したという訳ではない。以下に綴るのは一時的な対処法であり、正直、あらゆる環境でこれが起動できるとは到底思えない。そう思えない挙動を乙女恋はするのだ。

また重要なことは、するべきことよりしてはいけないことがある、ということだ。これについては後ほど示す。

まぁでも、友人の環境でも同様のことが起きることを確認しているので、多少は信ぴょう性があるだろう。

手順はそうない。まず、先に掲げた起動設定の画面を、下図とまったく同じようにしてみてほしい。

この中で特に重要なのが、

  1. 画面モードがウィンドウモードであること

  2. ウィンドウサイズが1920×1080 ピクセル以下であること

  3. "アスペクト比が異なる場合の拡大処理"の欄を「補正なし」にすること

  4. 「このダイアログを次回起動時に表示しない」にチェックマークをいれないこと

だろうか。とりあえずこれで起動してみてほしい。

加えて確認したいことが、ちゃんとDirect Xをインストールしているかどうかだ。本ゲームではDirect X8.1以上を起動条件としているので、最新版と、可能であればなんとなくDirect X8.1もインストールしてみるのも良いかもしれない。

ここまでで起動したらおめでとう、しなかったらこの下にあるしてはいけないこと(最重要)を読んで欲しい。



してはいけないこと(最重要)

結局、このゲームは少し設定がずれてるだけで起動しなくなる。大まかな原因は「画面サイズ」「表示色」だと考えている。そのため、ここに関する設定をミスると、すぐに起動しなくなるのだ。

以下に箇条書きでしてはいけないことと、諸項目に関しての簡単な説明を示す。


  1. 下手に互換モードで起動しない!

私が最初に詰まっていたのはこの部分だ。起動しないからという理由で、古いゲーム対処法あるあるの「互換モードでこのプログラムを実行する」をしてしまったのが悪い。

実を言うと、多少いじっても起動する可能性はあることにはあるのだが、絶対に変えてはいけないのが「カラーモードを制限する」だ。


「設定」にある「カラーモードを制限する」をつけるな。

同梱された説明書曰く、「本ゲームは10-bit GigaColorというものに対応していないので、これを無効化してください」と書かれている。私の使用しているモニターは10.7億色表示できるタイプのものなので、これのせいか!と思ってカラーモードを制限してしまったのだ。愚かな人間。

ちなみに「10-bit GigaColor 無効化」とインターネットで検索してもヒット数がほとんどない。なかなかないぞこんなこと……

結局10-bit GigaColorとやらをいじらなくても起動はしたので、無視してもよいと考えている。

ほかの項目も基本はいじる必要はない。この記事を最後まで読んでも起動しなかった読者諸君は、最後にここをいじってみるとよいだろう。


2.起動設定のウィンドウサイズを「2048×1152 ピクセル」以上にしない!

なんでこんなに微妙な値なのかは正直よくわからないが、主な原因は私が使用しているモニターの解像度がWQHD2560x1440ピクセル)であることに起因すると考えられる。確証は得られていないが、2048×1152 ピクセル以上にすると、起動する乙女恋のウィンドウが画面外に出てしまうことが原因であると考えている。もし4Kモニター以上を使用している人は、もしかしたら2560x1440ピクセルとかで起動できるのかもしれない。


3.ディスプレイ解像度を変えてはいけない!!!!!(最重要)

これが一番致命的である。なんなら私はこれを変えて、乙女恋が一生起動しなくなってしまい、再インストールする羽目になった

設定から変えられる「ディスプレイの解像度」の画面。これを変えるとあらゆるものがキュビスムのような画面表示になってしまい、不可逆変化を起こしてしまう。

本当にこれだけは変えてはいけないぞ!

起動後もしてはあまりしない方がいいことがある。それは、F5キーを押すことだ。これをやると私の場合下図のようになってしまう。


悪夢

もう一度F5を押して、ウィンドウを閉じればどうにかなるが、それでもこの画面はPCに悪そうだ。やめておいた方がいい。



終わりに&未だ出来ないこと


本記事では、乙女恋が起動できない人向けに、その対処策について散漫と述べた。スマガの件もあり、今度こそ仮想環境で起動してやる……!と息巻いていたが、その必要がなくて本当に良かった……

しかし、いまだに達成していないことがある。それが「フルスクリーンでの表示」だ。いや、ウィンドウ内でフルスクリーンは可能だが、画面の端から端まで、とは行っていない。現状は以下のようになる。

乙女恋起動画面。この画面出たときは流石に声出たよね。

このように、でかいウィンドウ表示となり、フルスクではない。素直にFHDのモニターを買ったら可能だとは思う。

あと、DirectDrawが何か、10-bit GigaColorが何かがよくわかっていない。これらの設定方法もよくわからない。まぁ、起動したからいいけど。

まぁこの記事はこれぐらいにしておく。ここまでで起動しなかった人たちは、とりあえず再インストールすることを勧める。再起動と共に、大概はこれらで解決するのだ。

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